今年の3歳クラシックを整理 - 3歳牝馬路線(1) -
今年の3歳クラシックを整理しておきます。
まず最初に今年の3歳クラシックに訪れた大きな変更点を整理しておきましょう。
3歳クラシックの変更点
2歳戦を含め馬齢重量が変更された
これに伴い
3歳春季牝馬限定重賞が全て馬齢55㎏戦に変更された
という変更がありました。
以上2点が目に見えるわかりやすい変更点といえます。
桜花賞のレース結果(決着構図)
この変更をうけて桜花賞は以下のように決着します。
1着[6]枠(12)番 ステレンボッシュ 前走阪神JF・2着
2着[5]枠(09)番 アスコリピチェーノ 前走阪神JF・1着
私は原則、レース結果については3着までではなく2着までを重視しています。
その理由は馬券の発売という視点です。
現在持て囃されている三連複や三連単馬券は2004年に導入された新しい馬券だからです。
最初は枠連、そして次は馬連、つまり連対が基本だからです。
桜花賞のレース結果に対する考察
簡単に言ってしまうと、同じ馬齢55㎏戦の阪神JFを再現したということ。(阪神JFへの集約ともいえます。)
主催者は、桜花賞に阪神JF以外の力関係を持ち込まなかった(持ち込ませたくなかった)というのが私の理解です。
レース規定の変わり目で1つのレースに力関係を集約するという手法は主催者がよく使う手法の一つで、過去にも何度か同類の事例は発生しています。
たとえば1992年。G1の出走頭数が現在の18頭に変更され、しかも1991年に阪神3歳牝馬Sが新設されたのです。
1992年の桜花賞は以下の通り決着します。
1着[5]枠(09)番 ニシノフラワー 前走・チューリップ賞・2着
2着[6]枠(11)番 アドラーブル 前走・チューリップ賞・1着
前走同じレースの連対馬が着順を入れ替えたもののワンツー決着(ちなみに今年の決着と枠連が同じ出目)
さて今年の桜花賞はその後どのような影響を及ぼしていくのか?
次回は今年の皐月賞つまり3歳牡馬クラシックについて考えてみます。
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