菊花賞を考える(1)
本来、秋華賞がしっかり検証できていないと、菊花賞の予想(的中)はじつはおぼつかない部分があります。
とくに連対馬だけでなく未連対敗退馬の分析が必要になってきます。
秋華賞の未連対敗退馬が菊花賞の連対馬を示唆することだってあるのですから。
しかしステレンボッシュに関しては菊花賞に向けた役割がみえたので、それに基づいて予想は展開しています。
しかしここで公開できないので、別の視点から探ってみたいと思います。
規定変更の過渡期は同じことをやってくる
これまで何度かいってきましたが、今年の馬齢重量の変更前後でここまで、同じことをやってきました
【皐月賞】 弥生賞 ・1着馬が2着(2023年と2024年)
【東京優駿】 皐月賞 ・1着馬が2着(2023年と2024年)
【桜花賞】 阪神JF・1着馬が2着(2024年)
【優駿牝馬】 桜花賞 ・1着馬が2着(2024年)
このように2024年の3歳クラシックはここまで全く同じことをやってきたことがわかると思います。
さて問題の3歳クラシック最終戦の菊花賞ですが、果たして同じことをやってくるのでしょうか?
問題はこれまでの春季3歳クラシックは今年定量戦から馬齢戦に規定が変わったのですが、菊花賞は2003年にすでに馬齢戦に変更されたのだから、春季3歳クラシックと菊花賞を同列に考えてはいけないということです。(秋華賞の教訓)
よって何らかのアレンジを加えてくるのではないかと考えています。
菊花賞では何をやってくるのか?
ではどんなアレンジを加えてくるのでしょうか。
考えられるアレンジの一つは
〇東京優駿・1着馬を菊花賞の2着同枠馬として起用
〇東京優駿・1着馬は直接連対起用しない
です。
今年の秋季G1のトレンドは?
秋華賞を考える(1)で以下のように書きました。
つまりスプリンターズSが示したのは
〇前走同グレード(高松宮記念)で1番人気(未連対敗退)だった馬が1着(高松宮記念からは直行)
〇1着馬と同じレース(高松宮記念)で同枠入りした馬が2着連対
というように同じレースの1番人気馬の枠に集約したということです。
続く秋華賞では形を変えてきます。
1着 チェルヴィニア 牝馬限定新馬戦・2着+優駿牝馬・1着
2着 ボンドガール 牝馬限定新馬戦・1着+紫苑S・3着
〇前走同グレード(優駿牝馬)で1着だった馬が1着(優駿牝馬からは直行)
〇1着馬と同じレース(新馬戦)で連対席を分け合った馬が2着連対
こちらも同じレースに集約したという事です。
同じ視点で菊花賞を考えてみます。
チェルヴィニアと同じ馬が菊花賞に登録しているのはお分かりかと思います。
チェルヴィニア 馬齢G3勝利歴+桜花賞未連対敗退+優駿牝馬・1着
同じ馬は
ダノンデサイル 馬齢G3勝利歴+皐月賞発走除外 +東京優駿・1着
になります。
菊花賞は
スプリンターズSのように【前走G1・1番人気馬】が指針を示すのか?
秋華賞のように【前走G1・1着馬が指針を示す】のか?
このあたりが解読の一つのポイントかと思います。
ちょっと疲れたので枠順確定後に続編書きます。
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