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今年の秋季3歳限定G1を考える(1)

秋季3歳限定G1は秋華賞と菊花賞が設計されています。
この両レースを考えてみたいと思います。

まず今回は秋華賞から。


昨年の秋華賞

まず昨年を振り返ると、桜花賞1着+優駿牝馬1着、つまり春季3歳牝馬限定G1覇者のリバティアイランドが秋華賞も制覇して牝馬三冠を達成しました。
昨年は最後の馬齢重量規定で行われました。
最後の馬齢重量規定時代の3歳牝馬G1をリバティアイランド1頭が回収したわけです。
今年の3歳クラシックを整理 - 3歳牡馬路線(2) - でも説明した通り、三冠馬を誕生させて、1頭にタイトルを集約させるという手法です。

今年の秋華賞を考える

今年の優駿牝馬連対馬(チェルヴィニア、ステレンボッシュ)が秋華賞に直行するとの発表がありました。
阪神JF連対馬がともに桜花賞に直行したのと同じです。
トライアルで新星が誕生しようと、普通に考えたら、オークスの再現をやると考えるのが妥当な線といえそうです。

2023年 リバティアイランド
阪神JF・1着+桜花賞・1着+優駿牝馬・1着+秋華賞・1着

2024年 ステレンボッシュ
阪神JF・2着+桜花賞・1着+優駿牝馬・2着+秋華賞・?着

昨年と同じく2歳&3歳牝馬G1全レースで連対する馬を作り、1着と2着で反転させるというのもよくあるパターンです。
しかもおそらく馬連1番人気(※)でしょうし。

(※)主催者はこのような再現という手段を使うとき、馬連1番人気という設定をよく使います。
馬連1番人気というのは低配当のシンボルですが、私は、わかりやすい決着構図のときに馬券参加者を儲けさせないようにするための一手段と考えています。

私的には、ステレンボッシュとチェルヴィニアのワンツー決着を想定しています。

問題は菊花賞。
7月8日、7月9日に東京優駿連対馬の秋のローテーションが発表されました。

ダノンデサイル  (東京優駿1着) 菊花賞に直行
ジャスティンミラノ(東京優駿2着) 天皇賞秋に直行

次回はこのあたりから考えてみたいと思います。

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