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【千切れた糸】もう無理です。


遂に私の精神が限界を迎えました。

何年も騙し騙し耐えて来ましたが、心が粉砕しました。


粉砕した瞬間ってわかるんですよね。

スッと急に何も無くなった感じがしました。

怒りと悲しみで体中が熱くなっていたのに、急に冷え切って冷静になりました。


その瞬間を見ていてた人がいて、顔が急に変わったと言っていました!笑

そんな面白い瞬間、何で映像に残してくれなかったのか!!!!!
悔やまれます!笑





これは私の仕事じゃない!


工事業界は、仕事を発注する会社以外の実際に作業をする会社は、年末と年度末が大忙しです。

この年の年末も忙しく、お正月が幸せでした。笑


年度末になると、役所系の公共事業の工事が飛び込みで入ります。

もともとある工事に追加されるので、目が回りそうです。


そして私は、既にある建物の古くなった設備を工事する改修工事を得意としていたので毎日現場で工事の対応をしていました。

土日祝関係無いです。

むしろ休日の方が、利用者がいないので好まれることが多いです。


自分の現場は年度末には入れずに、他の人のために予定を開けていました。

毎年いつ声を掛けらえても動ける準備をしています。



連日、頭も体もフルに活用して私にはもう限界でした。

少しでも自分を楽にしてお客さんに迷惑をかけないために、事前準備をいつも以上にしっかりし、現場に挑みます。


そんな段取りを横目に、自社の職人さんたちは自分勝手にことを進めていきます。

せっかく取ったアポも台無しですし、勝手に工事を始めるのでクレームも来ました。

知らないところで自由にしているのに、謝罪に行くのは私です。


それなのに、当たり前の如く「ごめん」の一言もありません。

「仕方ないじゃん。」と言われる始末です。


私は自分の下の立場のケツは持ちますが、自分よりも上の立場のケツを持つのは嫌です。

正直、意味がわかりません。

最終的には「それがお前の仕事なんだから、やれよ。」と言われました。

完全にキレた私は、その人に頼まれた仕事をボイコットしました。


そっちが勝手にしていることの責任取って、さらに仕事を手伝う意味がわかりません。

その人は会社では役職を持っていて、高い位置にいます。

みんな言うことを聞かなければいけない人です。

そんな人に喧嘩を売ったのですから、社内は大騒ぎです。笑




全然納得いかない!



社長から呼び出しをされます。

私は思い出したくもないので、今回のことは誰にも話していませんでした。

しかしながら、相手とその状況を見ていた人は色んな噂話をして騒ぎを大きくしていきます。


「みんなから話は聞いているけど、どういうこと?」

仕方なく事の経緯を話しました。



これまで頑張ってきた準備がいつも崩されて、意味がなくなる。

何か月も準備したのは何なのか。

それなら、自分たちで全部すれば良いと思った。

私が一緒にやる必要がない。


本当は今までの嫌だったことを言いたかったですが、ぐっと我慢しました




すると社長は「年下だよね?」と言って来ました。

私の方が年下だから、上の言うことを聞かなくてはいけない

自分1人じゃ何も出来ないよね?

上が白い物を黒と言ったら、黒だから。

男社会ってそういうものだから。



私には全然理解出来なかったです。

自分の中で、どんなに努力しても乗り越えられない物が3つあります。

これは過去の経験談です。


  1. 年齢

  2. 性別

  3. 身長


今回は身長は関係ありませんが、私の考えを説明します。


【年齢】

絶対に超えられません。

私が1歳年を取ったら、相手も1歳年を取って、永遠に差が埋まらないです。

大人びていても、落ち着いていても、年齢は変わらないものです。



【性別】

手術して変えたとかそういう話は無しにしてください。

私はどんなに男性の中で頑張っても、生物学上は女性なので、生理もあるし、力も体力も劣ります。

私は小学生の時から、この男女の壁をいつも乗り越えられずに挫折して来ました。



【身長】

伸ばしたいと思っても伸びないし、縮みたい思っても縮まないです。

たくさん牛乳飲んでも伸びないし、栄養を取らなくても縮みません。

努力をして来た人はたくさんいると思います。



この中の2枚のカードを切られたんです。

完全に無理ゲーです。笑

私には白は白だし、黒は黒です。

仕事をするに対して、お客さんの事が最優先で、職人さんのために仕事はしていません。

迷惑を掛けてはいけない相手は、上司でも同僚でもありません



その考えを伝えても、またあの言葉が出て来ます。

「その人は変わらないから、自分が変わった方が良いんじゃないかな。」





私辞めます!



「私はもう変われないので、辞めます。」

本当に何の戸惑いも無く言えました。


こんなストレスから解放されたされたいという思いもありました。

今、ここで私が折れても一生これが続くことが想像出来ます。



社長は驚いていました。

豆鉄砲を食らった鳩の顔していました。
見たこと無いですけど。笑


大好きな男社会では、その台詞で留まるんでしょうね。笑

私は男社会で生きていないので、そんな思いしてまで働きたくないです。



「もう次の就職先は決まっているの?」

「決まって無いので、これから探します。」


当たり前です。笑

たった今、1分前に決めたんですから。


「決まるまで、何か月でもいてくれて良いからね。」

「すぐに決められるように頑張ります。」


とても清々しい気持ちになりました。

これで全てから解放される!最高の気持ちです!





このタイミングで!



辞めると決めて、身辺整理(仕事引継準備)を開始します。

辞めることは私の口から重要人物以外には言ってないのに、みんな知っています。

男性って結構お喋りで噂好きですよね。

あー、面倒臭い。笑



そんな時、私がお客さんの会社から表彰されることになります。笑

もうすぐ辞めるのに!笑

社長と2人でイベントに出席しなくてはいけません。

気まずいと思うじゃないですか!

もう辞めると決めたら全然どうでも良いです。笑

むしろ向こうが、どうにか残ってくれないかと気を使っています。



「そういえば、転職活動はどうかな?」

「もう決まりそうなので、辞める日にちを相談をしたいです。」


雑談の中で急に爆弾を落としてやりました。

そうです!
私、3か月で転職先決めて来ました!笑

仕事しつつなんで、少し時間がかかりましたが。



私が辞める噂を聞いてお客さんたちが、何人か自社に入社しないか?と声を掛けてくれましたが、もう2度と関わりたくないので丁重にお断りしました。

業界では有名な会社だったので、同業に転職すると絶対に会いますから。笑


そうやって声を掛けてくれたのは、心から嬉しかったです。

これまで頑張って来て良かったな~。って思いました。


最終日もわざわざ連絡くれたり、会いにきてくれて、ちょっと泣きそうになりました。


私は協力業者さんと、お客さんに育てられました

この感謝の気持ちは絶対に忘れません!



リクナビとか面倒なんで、ビズリーチに登録して企業からの連絡で決めました。

エージェントも面倒だったので。


大きい会社と小さい会社で悩んだのですが、大きい会社は実際に行くと殺伐としていて苦手な雰囲気だったので、また小規模な会社です。笑


年収は少し下がりますが、仕事内容は楽になりますし、精神的負担も小さいと考えれば問題無いです。



辞めると決めてからは、新しい仕事もしないので超楽です!

当たり前のように定時に帰り、土日祝も休みます!


私の信頼している上司の工事は手伝っていましたが、これが最後の改修工事なんだな。と思うと少し寂しかった。

仕事は大変でしたが、嫌いでは無かったんですよ。


謎が解けた時の快感。

予定より巻けた工事時間。

綺麗な施工。

ミスが無かったときの喜び。


どれも最高な気持ちです!

だから最後まで仕事に手を緩めることはありません。



むしろ私がいなくなるなんて可哀想にと、お客さんに思わせてやろうじゃないか!くらいな気持ちです。

まあ、私がいなくなっても困るのは一瞬だってことは知っていますよ。笑

自分がいなくても世の中は普通に回ります。


もう辞めるんですから、自己満足を楽しもうと思います。



つまりこういうこと!


  • 年下は上の言うことを聞かなくてはいけない(男社会)

  • 上がいうことは絶対(男社会)

  • 年齢、性別、身長は努力では変えられない

  • 男も噂好きが多い




次回は、私が辞める時に起こった大事件の話です。

あ、もう私には事件起こらないですよ!

この会社に入社して1番心穏やかに残りの日数楽しくやっていますから!

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