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【超パワハラ上司】完全に孤立


宙に浮いた存在の私が遂に組織に組み込まれました。

社内で1番のパワハラ男の元です。

1歳年上の上司。
2人だけの部署。

今は笑って話せますが、当時はそんなことなかったです。

家族にも友人にも恋人にも話せませんでした。


社会人になっても理不尽なことがあるのだと知りました。

学生時代の部活動が理不尽の極みだと思っていたので。


私は「末代まで呪われろ」と心の底から願い続けていました。

もちろん、今も思っています!笑







思っていたのと違う!



遂に私にも上司が出来て、自分の仕事が見えてくると思いました。


会社の会議で「俺が面倒見ます」と言ってくれたそうです。

きゅんです。笑

普通に嬉しかったですし、期待に応えられるように頑張ろうと思いました。

あの日、少しでもきゅんとした自分を殴ってやりたいです。



パワハラは、初日から始まるんですよね。笑

「これやっておいて。」

「やったことがないので、やり方教えてください。」

「こんなのも出来ないの?調べれば出来るから。」


調べます。
一生懸命調べます。


でもわからない場所があって、また聞きます。


「ここがわからないので、教えてください。」

「今忙しいから無理。」

「わかりました。それ以外は終わっています。」

「いやいや、それもやらなきゃ意味ないから。」


他の人に聞きにいきます。

何とか終わらせて提出します。


「全然違うんだけど。」

「すみません。」

「これくらい出来なかったら、使えないから。」

「すみません。」

「今日中ね。」


と言い残し帰って行きました。

どこが違っていて、何を直せば良いかわかりません。

22:00くらいまで残って、どうにか形にして帰りました。

翌日、恐る恐る提出します。


「これで完成?」

「自分の出来る限りではやりました。」

「全然ダメ。俺がやるからもう良い。」


終了です。
この繰り返しです。


そして上司が面倒でやりたくない仕事を押し付けられるようになります。

今までも薄っすら思っていたことが明確になった訳です。

「使えないんだから、これくらいやれよ。」と嫌な言葉を加えて。



夜間作業は私。
事務作業は私。
安い工事は私。
面倒なお客さんは私。

給料の高い自分がこれらの仕事をするのは損で、給料が安い私がした方が良いとのこと。

そうかもしれないですが、直接言わなくても良いと思うんですよね。

でも会社全体でそれを許容しているんですから、お手上げです。

優しいお客さんが私のことを褒めてくれても「それは女だから」で終了です。




これは私悪くないよ!



お客さんにメールをするとき、私は心配なので上司にCCを入れていました。

わからない事を対応しているので。


そして、お客さんから問い合わせがあり答えられなかったので対応してもらいました。

「何で俺に確認しないの?」

「確認しましたし、全てメールにCC入れてます。」

「CC見ないから。個人的にメールもして。」


それからCCを入れたメールを送付後、同じ内容をメールしました。

また全く同じようなことが起こります。



「個人にもメールしました。」

「お前からのメールなんて見ないから、LINEして。」



CCを入れたメールの後に、個人メールをし、メールを送った旨をLINEします。

それでも、もちろん変わりません。


結局、そのミスが起こる理由は全部私のせい

私のミスを挽回してあげるのが上司

それが会社で出来た構図です。


上司がいないと何も出来ない人。

それが私です。



毎日家に帰るのは22:00過ぎ。
朝は5:00起きです。

土曜も日曜も電話が鳴り響きます。

休みでも対応しないのはダメです。


その日の仕事のノルマを達成して定時に帰ろうとすると「俺より先に帰るとかありえないから。」と。

「そんなにやる事無いなら、もっと仕事探せよ。」と。


ちなみに私の会社残業代出ませんでした。

これは後々話すのですが、とにかく1円も出ないです。


毎晩1人で泣きながら仕事をします。

帰り道も毎日泣いていました。

何で泣いていたのかはわからないですが、勝手に涙が流れてきました。


自分の存在意義が無いってとても悲しいことなんですよ。

ここにいるのに、いないんです。

私が苦しいって思っていることですら誰も気づいてくれない。


私も素直では無いので、助けてが言えなかったです。

この時、声を発していたら何か変わったかもしれないですが、そういう状況に置かれたことが無かったので、どうすれば良いかわからなかったです。


そういう人ってたくさんいると思うんですよね。

まさか自分がそんな事になるなんて思ってもいなかったから。


どうして自分の逃げ道を確保しておかなかったのだろうと思います。

追いつめられる前に逃げ出せば良かったです。

この会社を辞めても私は死ぬわけではないですから。


あの時の私は何かに怯えていました。

「使えない」と言われることが本当に怖くて嫌でした。

どうしたら使えないって言われない働き方が出来るのだろうか。だけを考えていました。

こんな状況で仕事をしても何も身につかないです。

実はこの頃、自分がしていた仕事の内容を全く覚えていません。

何故かわからないのですが、何も思い出せないんです。

当時の話を聞いて、ああ~そうだったかも。とどこか他人事です。


思い出したくないことには本能的に蓋をするのかもしれません。





1人ぼっちになった!



私は女性なので、現場での活用方法が周りと違います。

工事の人って怖い印象があると思うのですが、女性がいるだけで空気が丸くなります。

また接客をしていたので、お客さんと話すことは苦ではありませんでした。



そのため老人ホームや学校、マンションの工事などに呼ばれるようになりました。

初めて必要とされた気がして嬉しかったです。


これもみんながやりたくない仕事ではあったのですが、私は好きなことだったので、そこまで嫌だとは思いませんでした。


結構な頻度で呼ばれるようになり、上司の仕事が出来なくなります。

私自身も好きな仕事を優先したいと思っていました。



「こいつに仕事を頼むときは、全部俺を通してください。」



会議で唐突に上司が発しました。

自分の仕事をしなくなった私にムカついたのかもしれません。


今まで直接仕事を依頼してもらっていたのが出来なくなりました。

小さい会社なので指示系統がぐちゃぐちゃなのは目を瞑ってください。

上司を経由しても何かと理由をつけて断られていました。

初めて出来た自分の居場所がすぐに無くなりました。


仕事の話も出来ないとなると、私に声を掛けて来る人なんていなくなります。

完全に1人ぼっちです。

誰とも話さない、怒られるだけの日が続きます。


どこの現場に行くのも上司と一緒。

いつも2人だけで、遂に私は爆発しました。




もう無理です!


初めて会社で泣きました。

人前で泣いたのなんて久しぶりです。

嗚咽が出るほどに。

心が壊れました。

完全に頭がおかしくなって、1本のペンがなくなるまで紙にグルグルと丸を書き続けていました。


その様子を見て、ようやく会社が異変に気付きました。

限界を超えて気付かれたのですから、私は完全に壊れています。



これくらいで?って思う人もいるかもしれませんが、私にはこの環境が耐え難かったです。

毎朝吐いてしまっていましたから。



それでも私は自尊心が完全に無くなっていたので、ここから何をすれば良いのかわからなかったです。

私は仕事が出来なくて、何も出来ない人ですから転職する勇気も無かったです。



会社としては女性が入って上がった評価を下げたくないので、私に新たなポジションを作ります。

どこにも属さない人。

頼まれたことは何でもする人です。

最終的にこれも自分の首を絞めるんですけどね。笑




実はこんなにおかしくなってしまったのは、もう1つ理由があります。

上司は独立を考え水面下で動いていました。

お客さんのデータを持ち帰り、隠れて営業活動をしていました。

仕事時間に独立のための打合せにも行っていました。


このことを伝えたかったのですが、誰とも話す機会が無い私は自分の胸にしまうことしか出来ませんでした

こんな状況なのに、会社も社員も上司を持ち上げて優遇しています。



このままだと会社が大変なことになりそうで、みんな騙されていると。

無駄な正義感捨ててしまえばよかったです。


正義感って人を苦しめるよりも、自分が苦しいことの方が問題です。

守らなければいけないと強く思うと追い詰められます。

そのために攻撃的になったりして、損することしかありません。

でもね、正義感が無くなったらダメなこともあると思うんです。

自分の中でブレてはダメなこと。

ただ私の伝え方が良くなかったです。

自分に余裕が無いから発狂したようになってしまったわけです。


伝え方は今でも私の課題です。



こんな状況で2年も続けたのだから自分を褒めてあげましょう。

最終的に嫌い過ぎて、私は上司の悪口を唯一仲の良い同僚に話します。

「あいつ、私と同じ身長なのに15cmも裾上げしてる。」


私には裾が足りない作業着の裾上げが15cmもしていました。

短足野郎です。笑
スタイルぐちゃぐちゃです。笑


ま、身体の悪口は止めろと怒られましたが。笑





つまりこういうこと!


  • 人の存在意義を否定しない

  • 自分の逃げ道を確保する

  • 追いつめられる前に逃げ出して良い

  • 無駄な正義感捨てた方が良いときもある

  • 身体の悪口はダメ。笑



次回は、そんな私の周りの人の対応です。

率直に思ったことを書きます。

物凄く捻くれているかもしれませんが、当事者になったら綺麗ごとなんて言えないですよ。








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