初めてのHalloween!(再勉生活)
私、Pochiのアイコンは、この写真から採ったものです。
ミシガン州の大学町に住んでいた頃、日本の学校に通っていた次女が9月ごろやって来て、カミさんと2人でひとつずつ、いわゆる「Jack-o'-Lantern」と呼ばれる「カボチャ提灯」を作った時のものです。
大きい方が妻の作、小さいのが娘製ですな、たぶん。
娘は10月に入る前に帰国しましたが、この年のHalloween当日はたまたま日本から会社関係者が出張で来ていたので、
「体験してみます?」
と自宅に呼んで、
「Trick or treat」
と次々やってくる近所の子供たちに、お菓子を配る役をお願いしました。
私自身が《Halloween》を初めて体験したのは30年余り前、《再勉生活》の1年目です。
当時の日本では、
「《Halloween》? ── 何それ?」
という時代だったため、娘たち(6歳と4歳)は事情がよくわからず、《仮装》として、
「お姫様がいい!」(妖精だったかも)
母親が適当に作った衣装に金色のティアラを付けてショッピングモールを歩いていたら、いきなり、
《地獄の死刑執行人と死刑囚》
がコンビで歩いてきたので、怯えてほとんど泣き出しそうでした(⇓)。
しかも、学校に行くとこんな感じ(⇓)なので、「お姫様/妖精」なんちゅうのは、逆に浮いてしまうわけですな。
(こんな先生に教わりたい!)
大学院生だった私自身も、この日は事務室に行くと秘書や事務員の多くは仮装していて、たまげました。
《Halloween》を学習した娘たちは、翌年からはそれらしい仮装をするようになりました(⇓)。
「Jack-o'-Lantern」も作り、自宅前でしっかり蝋燭の火が灯っています。
この少し前に、《Trick or treat》で出されたお菓子に毒が混入していた事件、子供が変質者に連れ込まれる事件(いわゆる「child molester」事案)があり、小学校からは、
「包装していないお菓子は決して配らない/食べないように」
「《Trick or treat》には親が付き添うように」
というお達しがありました。
さて、3年目です(⇓)。妹は姉の昨年のコスチュームお下がり、という「下の子の宿命」が少々気の毒ですね。箒だけは新アイテムかな?
姉の方は顔を隠したのでわからなくなっていますが、「黒いネズミ」に扮しています。
前年と「番地」が異なるのは、私たち貧乏人一家が、Sabbatical(長期休暇)を取った大学教授の「自宅留守番役」を兼ねた格安賃貸を渡り歩いていたため、毎年引っ越ししていたからです。
最後の年のHalloween前には、郊外の広大なカボチャ畑にも遊びに行きました(⇓)。
あと2か月、その年の大晦日には帰国予定だったので、娘たちは、
「友だちと離れたくないなあ」
なんて淋しそうに言っており、親の都合で申し訳ないな、と思いましたね……。