「母に花、父には酒」に少々変化
先週土曜に冷凍の荷物が届きました。
送り主には娘の名が。
「明日が父の日だからじゃないの?」
「え? ……でも……」
── 娘たちは毎年母の日には花を贈ってくる。
費用は二人で出すようだが、手続きは国内にいる方が担当するらしい。もちろん、彼女たちの母はいつも喜んでいる。
そして、父の日にはこれまで、日本酒を送ってきていた。
「うーむ。ヤツらはオレがよほど酒好きだと思っているのだろうな」
「誰がどう見てもそうでしょ!」
それが、今年はなぜかラム肉である。
「お父さんに酒ばかり呑ませるのはアル中への道を歩むばかりでマズイ、と思い始めたんじゃない?」
もちろん、私は大のラム肉好きで、娘たちもよく知っている。かねがね、羊と結婚したい、と公言しているくらいだ。
妻がラムチョップを買ってきた晩などは、ひとりでラインダンスを踊りたくなる。
しかし、普段買っているラム肉はすべてニュージーランドかオーストラリア産であーる。
今回送ってもらったのは希少品種を国内で育てたブランドのようだ。
「うーむ、大分産か……」
実は妻も ── 羊ではないが ── ないと思うが ── 大分産だ。
「よし、まずは薄切りの肉を使ってラムしゃぶにしよう!」
何を隠そう、ラム肉としゃぶしゃぶは相性がいい。
うん、国産は味が濃いような気がしましたね。
翌日は、肩ロースらしき部位を炒め物に:
さて、残る厚肉(モモ肉かスネ肉?)をどうするか?
ラムカレーにしようかな……。