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Clubhouse【居酒屋半導体94軒目】~12月16日の気になる半導体ニュース

1件目:セミコンジャパンの半導体人材に関する話

半導体テクノロジーシンポジウム (semiconjapan.org)
※ほぼ未編集のメモです

■経産省 野原 諭 経済産業省商務情報政策局 局長
全国6地域で半導体のコンソーシアムを作っている。
各地域に根差してやってる。→6地域ってどこ?
九州、せとうち、三重、東北、北海道、あと1つは?

■五神 真LSTCアカデミア代表
ビデオメッセージw
理化学研究所。日本の勝ち筋。
プラネタリーバウンダリーを提唱。

量子コンピュータ
IBMの超電導型と、Quantaniuumのイオントラップ型
イオントラップ型はエラーレートが少ない。
双方で同じ答えを出してる。
東大アト秒レーザー科学研究所 山内先生
エルゼビアの2023年の論文

大規模生成AIは膨大な学習が必要
低消費電力化に期待
高度な推論専用チップはエッジの知能化につながる
専用ASICは短TATでの製造が必要、ラピダスに期待。

#ビデオの五神先生の口と言葉があってない。
スパコン開発は先端半導体開発の牽引。
半導体戦略の要諦は、用途の先読み。
科学研究の現場からユースケースを掘り起こす。

いますべことの最重要課題。
人材育成が重要。
2030年代の勝負に備え、優秀な学生を半導体関連分野へ誘導。
社会人、大学院生(海外含む)による即戦力人材の確保。

■Mukesh Khare​
IBM GM: IBM Semiconductor & VP: Hybrid Cloud Research

Creating the future of sustainable computing

生成AIは10年以内にGDPを7%成長させてる。
Analog in memory computing
PCMがタイル状に並んでいて、計算条件を与えて電流値かなんかみて答えを導出するらしい。

Nature 2023
An analog-AI chip for energy-efficient speech recognition and transcription
https://www.nature.com/articles/s41586-023-06337-5

■ラピダス小池社長
ラピダスが考える、どういう人を育成するか。

世界最小のトランジスタを作る。
新しいファウンドリモデル。
世界最速サイクルタイム。RUMS。
千歳に鹿島建設が工場立ててる。
#なかなか本題に入らない。

小池さんが新入社員毎月30人にいつもいうこと。
志を立ててもって、万事の源となす。
一誠、兆陣を感じせしむ。

プロセスマネージャーの飯田晋氏、磯林厚伸氏
#コメントしていたがメモできず。
敷地がアメフトコート10個分。苫小牧になんとかバレーを
つくる。いろんなことをやってあらたな産業を創出する。

#で、人材育成の話は?

自分の体験の紹介。昔東京応化のドライエッチング装置を分解したりしていじってた。
母校で講演した。
人材育成で重要なことは若い時期にワクワクする挑戦の機会の提供、これをみなさんと考えていきたい。

#いやいや、ラピダスとしてどうするのか聞きたかったのに。

■東北大遠藤先生

スピントロニクス省電力半導体によるゲームチェンジ
スピードの速い分野。
産学連携、研究、人材育成が大事。
東北大は全学的に東北大半導体テクノロジー共同体。
スピントロニクス半導体、使ってる時に電力ON。
様々なチップ実証。
電力を100~1000分の1に下げられる。
半導体は技術の集約なので、各技術開発を一気通貫にやってく。

東北大学が目指す人材像。
自身のコア技術、専門分野を深めながら半導体の技術バリューチェーン全体を俯瞰できる人材。
東北半導体エレクトロニクスデザイン研究会

■パネルディスカッション
LSTCの設立の意義、人材育成。
2nmの先、作った半導体をどう使っていくのか。
ユーザー側の産業を考えながら。

ラピダス会長の東さん
LSTC設立の意義
海外につながっていくというのが非常に重要。
日本の中につながりを作る母体を作らないといけない。

人材のサステイナブルの開発。
いまLSTCの大学、研究機関に参加してもらっていて、半導体が魅力ある
産業だとこちらに興味をもってきてもらって、共通のカリキュラムを
作って、さらにはアメリカの大学や会社にもインターンで入っていくような
道筋をつくる。広範の層を作っていく。

ラピダス小池さん、企業の始点
どんな人材がほしいか?
ある意味で、いろいろな勉強をしてきていただく。
企業が博士をどんどん採用する。
これからはAIに関する知識を勉強してもらう。

特にアメリカの大学の先生も企業に行く、
企業の人間も大学に行く。
お互いに勉強しあう仕組み。

アカデミアの始点から
池田先生
理系人材の課題。育成の重要性。
東大の中で半導体に関する授業を調べると、電気系は残ってるけど他の学科はほとんど残っていない。少しなんか取り組みしないといけない。
それで来年から学部横断型プログラムをはじめる。学科学部の枠を超えて
半導体の授業を受けてもらう。各大学のよい取り組みを取り込みながら、
いいところを活かす。

日本の教員は企業に行くサバティカルがない。
海外の教員はなんどかサバティカルがあるけど、日本は1回キリ。

経産省金指さん
大学、産業界ともにコンタクトポイントを増やしていく。
霞が関こどもデイというのがある。幼少期のコンタクトポイントをいかに
ふやしていくか。

小池さん
わくわくするプロダクトにふれさせる

池田先生
ちゃんとできた人に褒めてリワードする。
世代的に親が半導体ディスります。それをやめさせないといけない。
池田研に来た女子学生になんで来たかきいたら、親が文系で、どこいってもいいと
いわれたからきたと。それおかしいでしょ?

★半導体人材育成のアカデミアの取り組み。

■北大村山先生
長期にわたる人材育成循環システム
6月に半導体人材育成等推進協議会
10月に半導体拠点形成推進本部
大学院の情報科学院では基礎と応用を両方やってる。
自分のコースを主専修、他のコースを副専修として授業を受けられる。
情報DX人材育成ハイレベル枠に採択。
→定員が180名から230名に増員になった。

■東北大戸津先生
半導体テクノロジー共創体
・スピントロニクス拠点
・半導体プロセス拠点
・MEMS拠点

この共創体のもとに半導体人材育成・リカレント教育推進センターを設置。
対象は、高専生、大学生、院生、半導体産業人材、他産業人材
受けた人にはデジタルバッジ
日米の大学、企業と連携したプログラム

■東大池田先生
VDECはこれまでのように。
2018年、AIチップ設計拠点。
d.lab / Raaskatudou
Agile X-nics

AIチップ設計拠点活動とAI-One/AI-Two Soc設計・施策・教育
Agile-X
Pythonで5行書くとAIが使える。なるべく少ない行数で設計していく

■東工大若林先生
LSTCデバイス技術部門副部門長
東工大の中では半導体重要と学生が認識。
集積Green-nix研究・人材育成拠点。
目標とする人材像:LSI innovator
技術と市場を深く理解して新市場を創造する半導体のヒーロー。

■名古屋大学須田先生
イノベーション創出を担える高度人材。
文科省卓越大学院プログラム(未来エレクトロニクス創生加速DII共同大学院プログラム)2018年度から。
天野先生がコーディネーター
修士、博士の5年間一貫プログラム(奨学金支給、修士月10万円、博士月20万円)
企業やベンチャーキャピタルの人がメンター
M1の夏休みに海外研修、例えばシンガポールのアントレプレナーワークショップに参加。
M1~M2の1年かけてプロダクト開発実習、開発コンテスをする。
D1の学生に6か月のインターンシップが義務。マイクロンジャパンに行ってる。
マイクロンが好待遇で迎え入れてくれて、大学に残ってほしかったけど行かれた。

DII協働プロジェクト(M2~D3)
NEDOから数千万もらって起業した。

旧帝大では一番はじめに女子枠を設置。
高校生に宣伝しにいったら高3で生物化学を選択していてい受験できない。

■大阪大学森先生
ベンチャー企業経験に基づいた半導体人材育成
半導体で教えてもらってるのがTELの前副会長。
半導体ビジネスで大事なのは、高い利益、先行投資、イノベーション創出、強い競争力。
これをまわさないといけない。
ピーター・ドラッカー先生の明言を理解し実践できる人材の育成。
①ビジネスには2つの機能しかない。マーケティングとイノベーション。
TELの社員教育は、半導体産業を俯瞰できるように教える。
その後に自分の専門を学ぶ。
そこで阪大では半導体全体のサプライチェーンを学ぶ。
学生は半導体が儲かるときくと興味をもってくる
2018年度からイノベーションデザインコースを設置。経営の先生に教えてもらってる。
②重用なことは正しい答えを見つけことではなく。正しい問いを探すこと。

■広島大学寺本先生
中国経産局とどんな人材をつくっていくかを議論。
高度情報人材育成
①既存のハードウェア上でソフトウェアを駆使して情報を処理するソフトウェア人材
②情報処理方法に最適なハードウェアを構成するハードウェア人材
③双方を理解して情報システム全体を最適化できる人材

せとうちコンソーシアム
産官学でつくった。
CMOSアドバンスドコース
企業から1~2名の若手エンジニアを派遣してもらって50名の学生が聴講
CMOS実践プログラム
社会人、学生問わず半導体の上流から下流までわかる人材を育成したい。
毎年200名参加、オンラインで300名参加。
幅広い分野の基礎と最先端取組の学びを通じて下記の人材育成
①半導体産業の全体像理解力・課題抽出力・解決力を持つ人材
②自らの専門分野の中核として半導体産業の全体最適に貢献する高度な人材

■九大金谷先生
価値創造型半導体スペシャリストの育成
価値創造型半導体人材育成センター
文科省の令和5年度概算要求採択で6月に設置。

九大はなにを作るかを考えられる人材育成をする。
人文科学系を含む9部局、教員数22名。
①社会変革を起こす次の半導体技術を担う人材
②半導体の社会実装を通じた社会変革を担う人材
③半導体の国内製造を担う人材
を育成

8回の講義をTSMCが受け持つAdvanced CMOS Technologyという講義。1単位。

■熊大宇佐川先生
半導体デバイス分野は、従来の工学教育を横断する教育が不可欠

大学の取り組み
教員が足らないので受け入れた。
その先生たちと半導体工学副教育プログラムをすぐ開始。これが横断的教育。
24年4月に新しい半導体の学科を設置。
 
半導体×情報 人材育成研究教育改革
学長の号令で猛スピードで改革を進めている。
3年次編入増員、
半導体・情報数理専攻は入試に数学と英語、理科は選択。
女性枠が10%以上の割合となっていて怒られるかも。
バランスとれそうになったら解消していく。
台湾の半導体教育をしている4大学と協定を結んでいる。

■佐世保高専中島先生
高専は先刻51校
学生総数約5万人
教員総数約3500人

半導体のトップ人材は高専の専攻科を出て大学院にいく。
ボリュームゾーン人材は高専ががんばる。
地元企業の要請に応えていく。

拠点校:熊本高専、佐世保高専
ミッション:産業界、大学、行政とうまく連携する。
2023年前期に半導体を知ることに特化した講義
2023年行為は半導体製造にとっかした講義
ここも企業の人に講義をしてもらってる。
地元のソニーセミコンを見学する。
九工大マイクロ化総合技術センターでの実習
豊橋技科大でのGreen-nix集積回路実習
佐世保高専でのミニマルファブ実習
小中学校を対象にした半導体出前授業

■パネルディスカッション
①国内の若手人口が減少する中で、どうやって学生を引き付けるか

佐世保高専の先生:
産業界から、もっと小学校や中学校で半導体に興味をもってもらえるような
ことを高専でやってくれないかと頼まれた。
生徒の反応はいい。インゴットみせたりウェハをみせてチップ動作させると反応がよくて
佐世保高専の受験者が増えてる。

九大金谷先生:
九大では全学の学生1年を対象に半導体リテラシの教育をしてる。例えば理学部の
物質系の方はかなりマテリアルをやってる。半導体で活かせることをしって
興味を持ってくれる。

東大池田先生:
Googleとタイアップして設計のセミナーをしてる。学科のなかで募集するけど
定員50人が一晩でうまる。重要なのはGoogleの看板も大きいのかなと。

東工大若林先生:
九工大での半導体技術フォーラムで高専生400人があつまって大学とのお見合いを
した。
また高専生は電磁気で微積をならうのはまずいと思っている。ちゃんと微積の
授業をもつこと。

広大寺本先生:来年度からマイクロンのサポートで教養の講義を立ち上げる。
もう一つは大学院でマイクロンと装置メーカー5社とで15回の講義を立ち上げる。

名古屋大須田先生:理系で大学に入っている学生は受験勉強のし過ぎで勉強に毒されている。
そこで1年生に日経クロステックの中から記事を3つ拾ってこいという授業をしてる。

熊大宇佐川先生:理系という定義は物理化学を全てまなんでいないと理系ではないとみなされる
というのはいわかんある。数学のできる女性は潜在的に多いはず。そういう学生のために
大学が率先してなにかすべき。それで文理融合で動いている。

阪大森先生
半導体はワクワクしてもうかる分野。開業医はもうかるけどワクワクしない。ワクワクして
もうかる分野が大事。学生が興味を持つのは経済安全保障のはなし。

北大村山先生
北大では総合理系入試をやっている。人気のある学科がはっきりする。
医学系が人気が高い。情報系も人気がある。情報系の中をみてみても、
学生は役に立つもの、役に立つことをしたいという勉強、研究に意識が高い。

②半導体人材育成について各機関において困っていること、不足していること

佐世保高専中島先生
九州はTSMCが入っていて、九州産業局の資産で年間1000人の半導体人材を育成しないといけない。
ボリュームゾーンは高専でやるけど、トップ人材は大学連携でオール九州でやれるといいなと。

北大村山先生
中学高校で半導体をしる機会が無い。大学では出前講義をするという枠がある。今回は北海道庁と連携して半導体出前講義をしている。

九大金谷先生
困っていること。30%以上は留学生。アジアから来てる。日本語しらなくても全部英語で
卒業単位を獲れる。いざ就職活動で日本語能力が無いからと落ちる。逆に留学生が入りやすい
ように企業になんとかしてほしい。

東工大若林先生
日本人には期待します。でも人数がへっている。だから留学生に頼る必要がある。でもみなし
輸出管理があるこれではぐだぐだ。しっかりみなし輸出管理に即した留学生をいれる。
ゆくゆくは博士学生を大学はRAではなく雇用する。

東大池田先生
設計分野は40代、30代で教員になれる人がほとんどいません。教育を担える人材がほとんど
いない。東北大130人いるのすごいなと思う。なんとかしないといけないので海外から先生を
ひっぱてこないといけない。日本人の5倍か10倍払わないときてくれない。

阪大森先生
ベンチャーをやってる教員が少ない。ベンチャーをやれば大学の対応がかわるのではないか。

九大金谷先生
直近のワールドワイドの取り組み。ミシガン大学のオンラインセミナーをやった。
来年1月にTSMCと九大の教員とでセミナーをやる。
来年3月にマイクロンのアイダホに学生を送り込んで実習をやる。

名古屋大須田先生
須田ちゃんねる、でコロナのときに作った講義動画がある。
https://www.youtube.com/channel/UCo1V3HEc2faJoAFBM6moKVQ/featured

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