投資信託の購入をクレジットカード決済!サービスを徹底比較
投資信託は毎月コツコツ積み立てていくのだから、どうせならクレジットカードで支払ってポイントをもらいたい。クレジットカード払いができるところでおすすめはどこになるんだろう?
というお悩みにお答えします。
クレジットカードで、毎月投資信託を買っているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
毎月、クレジット決済で投資信託を買うことで、ポイントをお得にためています。
クレジットカードで投資信託の決済ができると、ポイントが貯まるだけでなく、証券口座への入金も不要なので投資も楽チン。
※通常は、証券口座に銀行振り込みなどで入金する必要がありますが、クレジットカード決済なら、入金作業が不要なのでとっても楽に投資を始められます。
クレジット決済メインの方なら、買うものが投資信託になるだけなので、投資のハードルが下がります。
2018年まではクレジットカードから投資信託の引き落としができても、実態はクレジットカードにひもづけられている銀行口座から引き落とされるだけで、ポイントがつかないものしかありませんでした。
それがついに、2018年9月から丸井グループのtsumiki証券が、投資信託をクレジットカード(エポスカード)決済できる待望のサービスを開始!
そのあとには、
楽天証券のクレジットカード(楽天カード)決済
セゾンポケット(セゾンカード・UCカード)
SBI証券(タカシマヤカード・三井住友カード)
もできるようになりました。
クレジット決済で投資信託を買えるサービスが増えると、選択肢が増えるので良いこと。
ただ、選択肢が増えた分、どのクレジット決済×証券会社を選べばいいのか迷ってしまうことってありますよね。
本記事では、
投資信託をクレジットカード決済で買う時、以下の4つのサービス内容を徹底比較していきます。
tsumiki証券×エポスカード
楽天証券×楽天カード
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード
SBI証券×タカシマヤカード
比較ポイントは以下になります。
ポイント還元率
購入可能金額の範囲
購入できる投資信託の種類
その他
結論を先にお伝えすると、自分が普段よく使うクレジットカードで投資信託を買うのが一番。
ただ、サービス内容は楽天証券×楽天カードが圧倒的です。
それでは、見ていきましょう。
投資信託のクレジットカード決済比較①ポイント還元率
まずは、投資信託をクレジットカード決済する時の目玉となる、ポイント還元率からご紹介します。
ポイント還元率
tsumiki証券×エポスカード・・・0.1%~0.5%
楽天証券×楽天カード・・・1%
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード・・・購入合計金額に対し、5000円ごとに1ポイント
SBI証券×タカシマヤカード・・・0.1%~0.3%
楽天証券×楽天カードのポイント還元率の高さが目立ちます。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
tsumiki証券×エポスカード
tsumiki証券×エポスカードのポイント還元は毎月ではなく、購入し続けて1年経ったら、保有している積み立て金額に対してエポスポイントがつきます。
ちょっとややこしいですね。。。
1年ごとにもらえるエポスポイントの割合は以下の通り。
エポスポイントの還元率
1年目は積み立て金額の0.1%
2年目は0.2%
3年目は0.3%
4年目は0.4%
5年目以降は0.5%
つまり、毎月積み立てをして5年経ってやっと楽天証券の半分のポイント還元率です。
しかも1年に1回なので、ありがたみを感じられない設計...
Tポイントやnanacoポイントなどを貯めている方ならわかると思いますが、ポイントはすぐにもらえないとポイントもらえるメリットなど忘れてしまいます。
ポイントもらえるのが1年後だと、いつもらえるのかさえ忘れてしまいます。
楽天証券×楽天カード
楽天証券×楽天カードは、購入月に1%の楽天スーパーポイントがもらえます。しかも期間限定ポイントではなく通常ポイントです。
つまり、もらったポイントで再度、投資信託を購入することも可能ということ。
投資信託も、楽天カードで買い物をする商品の一つという形なので、非常にわかりやすく、ポイント還元率も高いのが大きなメリットです。
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード
セゾンポケット×セゾンカード/UCカードは、tsumiki証券×エポスカードと同じように、クレジット決済投資の合計金額に対してポイント(永久不滅ポイント)がたまります。
他のクレジット決済投資と違って、クレジットカード利用金額の割合でポイントが貯まるわけではありません。
ちょっとややこしいのですが、クレジット購入した金額の数パーセントのポイント還元という形ではなく、カード決済で6回積み立てると、その合計金額に対して5000円ごとに1ポイントの「永久不滅ポイント」がもらえます。
※積み立ては連続ではなく、累計6回積み立てればOK。
※ただし、セゾンカードやUCカードの支払いである、1,000円利用したら1ポイント貯まる仕組みの対象外
つまり、月10,000円を毎月積み立てて半年たつと、6回投資していて合計金額が60,000なので、60,000円に対してポイントがつきます。
5,000円ごとに1ポイントなので、月10,000円を投資した場合は、12ポイントがもらえます。
セゾンカード/UCカードの永久不滅ポイントは、他のクレジットカードのように1ポイント=1円ではなく、1ポイントあたりの価値が高いものとなっています。(1ポイント=5円くらい)
そのため単純な比較は難しいですが、通常のセゾンカード/UCカードの利用のように、1,000円利用すると1ポイントもらえる仕組みの方がわかりやすいので、やや残念なところ。
SBI証券×タカシマヤカード
SBI証券×タカシマヤカードは、タカシマヤポイントがもらえるサービス。
タカシマヤポイントは、2,000ポイントごとに全国の高島屋、高島屋オンラインストアで使えます。
なので、高島屋で使える2,000円分のお買物券や、高島屋オンラインストアで使える「タカシマヤオンラインポイント」へ交換できるということ。
さらに、ほかのクレジット決済サービスを違うところが、SBI証券が提携しているTポイントも一緒にたまっていくところ。
SBI証券はTポイントと提携しており、投資信託の保有残高に応じてTポイントが貯まるため、タカシマヤポイントと二重取りが可能なのがメリット。
ポイント還元率は、以下の通りです。
タカシマヤポイントの還元率
1年目~ 積立金額の0.1%
3年目~ 積立金額の0.2%
5年目~ 積立金額の0.3%
※ポイントは、引落し月の翌々月末までに付与される。
ざっくり言うと、ポイントは利用して3か月後にはもらえるので、まあまあ早くもらえます。
しかし、5年やってようやく0.3%なので、楽天証券×楽天カードに比べるとポイント還元率で見劣りしてしまいます。
また、高島屋以外での利用につくポイントの対象外で、高島屋での年間ご利用金額の加算対象外なので注意しましょう。
投資信託のクレジットカード決済比較②購入金額範囲
つぎに、投資信託をクレジットカード決済する時の、毎月の購入金額の範囲を見てみましょう。
購入金額範囲
tsumiki証券×エポスカード・・・100円~50,000円
楽天証券×楽天カード・・・100円~50,000円
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード・・・1,000円~50,000円(個別株は月5,000円から)
SBI証券×タカシマヤカード・・・100円~50,000円
さすがにクレジットカード決済でポイントがつくだけあり、毎月無制限に買うことはできません。
毎月購入できる金額には上限があり、どのサービスでも、1ヶ月の上限は50,000円。
上限は同じですが、
tsumiki証券×エポスカード
楽天証券×楽天カード
SBI証券×タカシマヤカード
では、月に100円から始められるのでスタートの敷居が低いのがメリットですね。
毎月の購入上限が50,000円ということは、年間600,000円までクレジットカード決済ができるということです。
よって、1年間でもらえる最大ポイントは以下の通り。
年間最大ポイント
tsumiki証券×エポスカード
1年目は最大で年間600ポイント(エポスポイント)
5年目に最大で年間3,000ポイント(エポスポイント)
楽天証券×楽天カード
最大で年間6,000ポイント(楽天スーパーポイント)
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード
最大で年間120ポイント(永久不滅ポイント)
SBI証券×タカシマヤカード
1~2年目は最大で年間600ポイント(タカシマヤポイント)
3~4年目は最大で年間1,200ポイント(タカシマヤポイント)
5年目以降は最大で年間1,800ポイント(タカシマヤポイント)
投資信託のクレジットカード決済比較③投資信託種類
つぎは投資信託をクレジットカード決済する時の、購入できる投資信託の種類を見てみましょう。
投資信託種類
tsumiki証券×エポスカード・・・5種類
楽天証券×楽天カード・・・約2,500種類
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード・・・2種類(個別株は130種類、ETFは3種類)
SBI証券×タカシマヤカード・・・約2600種類
投資信託の購入で最も重要なのはどの投資信託を買うかです。
まず、買える投資信託の数では、約2,600種類から選べるSBI証券×タカシマヤカードと、約2,500種類ある楽天証券×楽天カードが圧倒しています。
そのため、SBI証券×タカシマヤカードと、楽天証券×楽天カードであれば、選ぶものがなくて困るようなことはないでしょう。
もちろん、選べる投資信託の種類が多ければ必ずしも良いわけではありませんが、選べる投資信託の種類があまりに少ないと、欲しいものがなかった時かなり困ります。
実際、tsumiki証券の4種類や、セゾンポケットの2種類は、高コストの投資信託のみ。
まさに種類が少ないことが仇となってしまっています。
コストというのは手数料のことで、tsumiki証券の投資信託4種類は0.71%~1.55%のものになります。
現在の投資信託の主流が0.1%~0.3%で収まることを考えると、選ぶにはかなり厳しいですね。
ただし、セゾンポケット×セゾンカード/UCカードの場合、
投資信託は微妙ですが、日本の個別株が130種類もあるのと、ETFには「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」があるので、選択肢としては悪くありません。
個別株がクレジットカードで買えるのは業界初。
※なおETFの中には、購入手数料(0.5%程)がかかるものがあるので注意しましょう。
今後、tsumiki証券や、セゾンポケット×セゾンカード/UCカードが手数料の安い投資信託を追加していけば良いのですが、現時点での投資信託の種類は、勝負にならないほどSBI証券×タカシマヤカードと、楽天証券×楽天カードが圧倒しています。
投資信託のクレジットカード決済比較④その他
投資信託をクレジットカード決済する時、その他の特徴として、以下の内容で違いがあるのか見てみましょう。
NISAやつみたてNISAへの対応
ポイントの利用制限
その他のポイント
NISAやつみたてNISAへの対応
まずは、運用した利益に税金がかからないお得な制度である、NISAやつみたてNISAへの対応について。
NISAやつみたてNISAへの対応
tsumiki証券×エポスカード・・・つみたてNISAのみ対応
楽天証券×楽天カード・・・対応
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード・・・対応
SBI証券×タカシマヤカード・・・対応
NISAやつみたてNISAへの対応は、ほぼどれも同じと言っていいでしょう。
NISAは5年間と投資できる期間が短く、複利効果を活かすのがやや難しいため、基本的にはつみたてNISAで良いためです。
複利とは
運用して得た利益を投資元本に加えて運用することで、投資元本をふやしていくことです。
あのアインシュタインが、「人類最大の発見は複利」だというほどの絶大な効果!
例えば、1年目に5万円の利益が出たら、2年目は元本に利益を加えて105万円で運用します。
5%の利回りで運用し続けると、2年目は105万円の5%となるため、10万2,500円の利益です。
3年目は10万2,500円の利益を元本に加えて110万2,500円を5%で運用するので、15万7,625円の利益になります。
複利は、時間をかければかけるほど雪だるま式に利益がふくれ上がります。
反対に単利があります。
単利とは、運用して得た利益を元本に加えないため、元本額は変わらない形で運用する利益です。
ちなみに、複利の計算式は以下の公式で求めることができます。
b=a(1+r)ⁿ
aは元本、rは年利率(利回り)、nは年数、bはn年経過時の金額です。
ポイントの利用制限
次は、ポイントの利用制限があるかどうか。
ポイントの利用制限
tsumiki証券×エポスカード・・・制限なし
楽天証券×楽天カード・・・制限なし。通常の楽天スーパーポイントのため。
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード・・・制限なし
SBI証券×タカシマヤカード・・・制限なし。ただし、通常の高島屋のポイントと同様、2,000ポイント単位で利用可能。
どれも、「このサービスにしか使えない」というようなポイントの制限はなく、通常のポイントなので安心です。
さきほどもお伝えしましたが、
エポスポイントと、永久不滅ポイントは、支払いに対してもらえる通常のポイントではなく、投資信託の積み立てを年間続けてもらえるボーナスのようなもの。
すぐにもらえるポイントではないため、ポイントをもらえる時をちゃんと把握していないと、忘れてしまうので注意しましょう。
その他のポイント
比較的新しいサービスであるセゾンポケット×セゾンカード/UCカードと、SBI証券×タカシマヤカードにもそれぞれ特長があるので、そのあたりもご紹介しておきます。
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード
貯めたポイントで投資をすることも可能
口座開設が書類不要(郵送の手続きなし)でネットだけで完結できる
SBI証券×タカシマヤカード
高島屋のお店で資産運用について相談できる
投資信託のクレジットカード決済比較まとめ
お話ししてきたことをまとめます。
投資信託のクレジットカード決済は、以下の4つのサービスがあります。
tsumiki証券×エポスカード
楽天証券×楽天カード
セゾンポケット×セゾンカード/UCカード
SBI証券×タカシマヤカード
以下のポイントで比較した結果、サービス内容的に最もおすすめなのは、楽天証券×楽天カードです。
ポイント還元率
購入可能金額の範囲
購入できる投資信託の種類
その他
全ての項目において、楽天証券×楽天カードが突き抜けていますが、自分が普段よく使うクレジットカードで投資信託を買うのが一番。
それぞれの特長を比較しながら、自分にとって最も良いサービスを使ってお金を増やしていきましょう。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
楽天カードを使って楽天証券で投資信託を買うメリットの詳細記事はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?