片岡健太とバンドマン

こんにちは。ぽちまです。

今回はライブレポではなく、この「片岡健太とバンドマン」後に書きなぐった支離滅裂な感想となります。
言葉を考えて推敲して文章を作ろうかとか思いましたが、今回は直後の自分の温度感のまま残してみたいと思います。
寛大なお心優しいお方はよろしければお付き合いくださいませ。


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書きなぐった感想の前に、少しだけこのツアーに対する思いをこぼします。


このツアーの当初の予定は「縁会」というsumikaのFCツアーでした。
私にとっては初の縁会、初のFCツアー。
FCツアーというものにこれまでsumika以外のアーティストで行かせていただいたこともありますが、FCならではの温度感はやはりたまらないものがあります。
あまり線引きは良くないかもしれませんが、人によってはFCに入会することのハードルが高い人もいるくらいどこかワンランク違う世界。
私にとってはかなり好きでないとなかなか入会しようと思うものではありません。
好きのベクトルは人それぞれであっても少なからず、そのアーティストへの好きが強い人が集まる場所がFCであると思っています。
そんな人達のみが集まるライブ、ツアー。
しかもそれをsumikaで味わえる。
縁会が発表されてからというもの行きたくて行きたくてずっとわくわくしていました。
前回の縁会の詳細は申し訳ないことに存じ上げないものの、未だに定期的にファンの間でも話が上がっていたこともあり、とっても素敵なツアーだったのだなと密かに思いを馳せていていました。
ATTiC ROOM(sumikaのFC名)に出てくる画像等でも前回の縁会の写真を長らく使用していたこともあり、メンバーにとっても非常に思い出深いツアーだったのだなと。

そんなツアーにありがたいことにチケットをご用意していただき、初の縁会の予定が私にもできました。
定期的にカレンダーを見ては、楽しみが募り、いよいよかとツアー開幕が差し迫ったある日、1つのお知らせが届きました。


“ メンバーである、小川さんの休養 ”
“ 縁会の延期 ”



衝撃的なお知らせに正直頭がパンクしそうでした。
私の頭を埋めていたのはほとんどが小川さんのこと。
心配で心配でたまらなくて、どうしてこんなにも苦しい思いをsumikaはしないといけないのだろうと。
勝手に私が苦しくなっているだけかもしれませんが、締め付けられる思いで1人ボロボロ泣きながらお知らせを見ました。

縁会の延期、うんうん、それでいい。

払い戻しやらその期限やら、迅速に対応してくれたであろう丁寧な文章を読みながら重大な知らせを見逃していた自分。

“ 片岡健太とバンドマン”ツアー(仮)とし、内容を変更して開催いたします。

目ん玉飛び出そうでしたね。
自分の脳を疑いました。

私がsumikaに出会うずっとずっと前、ほんの少しの活動のようでしたが、この名前で活動されていたことは知っていました。
まさかそれのこと?
そんな幻のライブがこの2024年で開催されると言うのでしょうか。
頭抱えるしかないでしょう。


どこまでもsumikaは歩き続けようとしてくれるのですね。
色んな心配事もつきませんが、私はそんなsumikaがかっこよくて仕方なかったです。
機転が利く、なんて言葉じゃ足りないくらい、ここまで柔軟に物事を考えて対応出来て、よしやろうというところまで持って行けるチーム。
かっこいいでしかないでしょう。
そこに至るまでの小川さん含めたメンバーの気持ちやチームの苦労は何一つ知りません。
きっと彼らはそんなこと簡単に話はしないでしょう。
かっこいいところだけ見て讃えている身勝手なファンでしかありませんが、私はそんな彼らが大好きです。
どんな選択をしてもきっと変わらず大好きですが、今回、このような対応をしてくださったsumikaチームに心からの感謝を伝えたいです。


さてさて、少し、と前述させていただいたことに謝罪させてください。
全くもって少しではなかったこと、自覚しております。
申し訳ございません。

ここから殴り書き下書きになります。
中には誤りの記憶もあるかもしれませんが、少しでもこのツアーの素晴らしさと体感したものの熱量が伝わると光栄です。


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さぁさぁ今日だ。初の片マン。
sumikaのライブ自体とっても久しい。
でもsumikaのライブでは無い。
めっちゃめっちゃ楽しみだけど、なんだろう、この読めなさに対しての気持ちの浮遊感。
うん、でもやっぱり楽しみ。



いつもの明るいSEでの登場ではなく、すっと現れて一礼する片岡さん。前にも後にもツアー名にあったバンドマンが続く様子もなく、そのまま1人アコギを担ぐ。
せっかくここに来てくれたのだからと言って
特別に1人弾き語りだって。
やばくね。さすがに頭追いつかなかった。

片岡さんの弾き語りを聞くのはてんてん以来だった。本当に1人なの?となぜか疑ってた自分(なぜ)。
それくらい普通にぬるっと始まるもんだからこっちが慌てる。
片岡さんのタイミングで片岡さんの音だけで会場が包まれる。なんて贅沢。
普段sumikaの音数で聞いてるから音が足りないと思うと思った。
今はアコギ1本、ボーカル1本のはずなのに、この充実度、完成度。
なんだこれ、心地よすぎる。あとギター上手すぎる。ギターの手元見入っちゃった。
会場もZeppだっていうのに、ビルボードで聞いてるような距離感と親近感。
片岡さんのもつ温かみが最大限発揮されてた。
プレミア感を感じつつもMCで会場とコミュニケーションをとるところずるくないですか。
しかも内容が1mとかの距離でしてそうなもの。休みの日なにしてんのーって。ワンラリーどころじゃなかった。
タオルの右下がロデオだって。
ちょうど開演前にそれについて話してたけどこちらの結論は乗馬でした。
世間のイメージは真面目とか清楚でしょ?それを物色したいって言ってたけど、ATTiCの住民は少なからず知ってるわごめん。
個人的にAmberは大歓喜でした。サビでコード?1つずつ低くしていくところ大好きだった。

第二幕、いよいよ片マン
サウンドチェックの暗転中。何やら見覚えのある人がいるぞと思ったらそこには既にGeorgeさんとカミコさん。次々と他のバンドマンも。荒井さんも暗転の中しれっと登場。黒子に徹してるみたいだった。なんの合図もなく荒井さんのドラムから始まる。この時の曲(SE)めっちゃ好きでした。
会場の盛り上がりが最高潮になった時、パーンと片岡さん登場。スペシャルゲスト感半端なかった。
1曲目のLovers片岡さんがエレキを担いでる。エレキのLovers。やばやば。すぐにギターは置いてたけどなんかもういつもと違う。バンドマンによるLoversはピアノがないから?アコギの音が大きくないから?そもそも全体的に大きく違う?かなんかで、いつものポップからロック調に感じた。なんか懐かしさがあった。自分経験したことないから想像でしかないけど、高校のバンドみたいな青臭さがあった。なんだか青春時代にしたコピーバンド的な。めっちゃめっちゃ良かった。バンドマン達もどこか無邪気に見えた。元気に楽しそうに。なにこれめっちゃ素敵なツアーじゃん。


バンドマンってタイトルに入れてるからもっと全面に押し出してくるのかと思ったけどそうではなく、後援バンドマンって感じがした。片岡さんをどんと真ん中で光らせる的な。でもちゃんとバンドマンをたてる時もあった。片岡健太とバンドマンってツアー名ピッタリすぎた(あたりまえ)。この人達コンセプト考えるの上手すぎるんだよな。


「伝言歌」でさ、宝物って言ってた。何がとは言わなかった。とにかく、こっちを見て宝物って。私は直感でこのライブとこの曲がって捉えた。なくなるかもしれない怖さを少なからず味わったであろう彼ら。きっと死ぬ気でここまで持ってきた。大切な大切な曲を私たちに届けてくれた。これらが宝物ではないかと。でもどれかを指したものでもなかったのだと思う。もはや私達も含めて宝物と言ってくれていたかもしれない。


曲中に片岡さんが「頑張れそう」って言ってくれた。ほんとため息つくみたいに安堵な感じが混じって聞こえた。
頑張れそうって大好きな人に言われるの、いつもいつも元気を頑張れる活力をくれる人に言われるの。たまらなかった。私達が力になれてるかもしれないって傲慢だけどそう思えて涙が溢れた。
頑張れそうってなんだか言われた方も元気になれる安心する魔法の言葉。嬉しくて嬉しくて。
片岡さんだって頑張らなきゃなって思う時たくさんあるよね。でも頑張らないとなって踏ん張ってる片岡さんの姿を想像して涙が出て。でもそこに少しでも活力になっているのだとしたらもう、ね。私も頑張れそう。まだまだやれそう、大丈夫そう。
ありがとうありがとう。


最後にまた最初のESかかって、みんなで足並み揃えて退場するのかと思いきや勢いよく一礼して1人颯爽と立ち去る片岡さん。圧倒的主人公感。
残るバンドマン達がなんかすっごくかっこよくて。玄人って感じがした。
バンドマン達が立ち去る時も華々しく退場というより、ライブ1つ乗り切ったぜ的な爽やかな感じでまた颯爽と。
惜しむ間もなく終わってしまった感じがしてうわぁ〜ってなってたら、「以上をもちまして〜」のアナウンス。
これがこれがところがどっこいの片岡さんの声。いい声。
もう数本ツアーやってきたのにここに来て片岡さんとバンドマンと楽屋が違ったんだって。会場の声を聞いてやっと気持ちトントンだって。
可愛すぎでは。明日は一緒だといいですね。

そして最後の最後
「片岡健太と」「「「バンドマン」」」
みんなでマイクに向かってタイトルコール。
姿こそは見えなかったけどこんなに愛おしいものがあるんか。
なんか青春感じたライブだった。
臨時で急遽とは思えないクオリティ。
片マン、sumikaチームやっぱりやっぱり恐るべし。
幸せな時間を本当にありがとうございました。

おがりんずっとずっと待ってるよ!!

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