読んだ本の話
好きな本の作者さんが住野よるさんと中村航さんなのだが、よるさんの麦本三歩シリーズの新刊がでるとの事で忙しくて貯めていたよるさんの本読みきるか〜と思って今日「この気持ちもいつか忘れる」を読んだ。
感想としてはSFと青春の青臭さが混じったよい作品だなと思った。青春の青臭さは前作のくてくてでも描かれているがそれよりもドロドロしておらず、むしろ甘酸っぱいと表現した方が正しいのかもしれない。
人は大事な思いをいつか忘れてしまうものだと言われているようだった題名から言ってると言われればそうなのだが、題名では恋愛感情を忘れるという事で恋愛ものかなと思っていた。実際読んでみると恋愛だけでなく、人が心掴まれるものに対しての感情も含まれているのに気づいた。
オタクをしていると、熱は常にあるものではないなと感じる事が度々ある。今その気持ちが強くなくなったとしても好きだった事実は変わらないし、でもそのことに対して恐ろしく感じる自分もいる。
好きを永遠だと信じたいのだと思う。でも実際そんなことないし月日が経つにつれてどうしても廃れてしまう。
私のけいおんに対する思いみたいなもんかな〜と思って帰り道のんびり考えてみたりした。