コンプレックスは才能に
いつも仕事中は「AMラジオ」を聴くことが多いのだけども、今日はいつもの「すっぴん」ではなく国会中継的な番組でどうも気を散らされるのでたまには、ということで「FMラジオ」を聴くことにした。
すると、お昼前のある番組で僕のフェイバリットアーティスト「iri」がゲストで登場。「FM」も聴いてみるものだな、なんて少しテンションが上がりつつ彼女の「声」を聴く。歌声はしょっちゅう聴いているが、普段の「声」は、ほとんど聴いたことがなかった。
その「声」は思っていた以上に低くズンと腰にきた。低い声(それが魅力)だというのは勿論知っていたが、それが想像以上だったのである。
コンプレックスが武器になる、という最たる例である「iri」の歌声。彼女は昔、自分の声がコンプレックスだったという。しかし、今はその「声」で人々を魅了している。
誰にでもコンプレックスというものはあるが、それはもしかしたら考えようによっては自分の才能の萌芽であったりするのかもしれない。
そう考えるのはなかなか難しいかもしれないが、そういう自分のコンプレックスに悩んだ時に、「iri」の歌声を聴き、彼女のルーツやその想い思いに身を委ねてみれば、もしかすればその落ち込んだ気持ちが少し軽くなったりもするのではないか、と思う。
少なくとも僕はそのような気持ちで、いつも「iri」の歌声を聴いている。