そしきのはなし

エンジニア組織のはなしをかいていく。

元々、営業からエンジニアに職種を変えたときに、どうバリュー()を出すかで考えたりしました。あと、エンジニアの新卒/中途採用人事をやったりしてきました。

そういう過去から、わりと組織ネタは好きなので書いてみるわけです。


ただ、なんかスゴイ知識を書くぜ!っていうわけではないです。

自分のスタンスをどんどんアウトプットして、自分も整理、人にもこういうことを大事に考える人か、というのがわかりやすいようにしたいと思ったんですね。


組織ゴトの意思決定って、恣意的だったりするし、過去の経験に基づいて進められることも多くて。だからこそ、その人が持つ背景や考え方は大事だと思っていて。

特に、絶対的なアンチパターンはあっても、絶対的な成功する組織のパターンはアンマリないと思ってて。どちらかというと内的/外的環境をどう活かすかが大きいので、恣意的であっていいし、逆に人の考えを知ることっていいよね、って思ってるわけです。

もっと言うと、最近特にエンジニアは、誰とどう働くか、というのがハンパでなく重要度高いので、こういう発信があると、お前誰やねん!が減るので、いいですよね たぶん。


という言い訳を立てるだけ立てて、はじめていく。

さっそく、今回1つだけアウトプット。


エンジニア組織の改善の回し方(でっかい枠組み)

大きめの話なんだけど、最初なんでまずは抽象的なネタをひとつ。

エンジニア組織、とひとことで言っても、ぼくが言っているのは、プロジェクトの開発を続けながら仲間を増やし開発力が上がっていく、というイメージの組織のことを言ってます。

さっそく、ひとつの図をかいてみた

なお、手書きなのは、こないだハワイに行ってしまったせいだ。ハワイに行ってしまって、服などに興味ないぼくは、Microsoft Storeへ吸い込まれ、Microsoft Officeが入っていない(=安い、日本には売ってない)Surface Goを発見してしまったからである。

大きな円をかいた。

円を描いてぐるぐるすると、なんかいかにもそれっぽい図に見えるではないか

そういうハックである。

解説すると、まず開発する組織なので、一番重要なのは間違いなく、『開発』と書かれたセクションである。

ここを最大化するために、それではどうしていったら持続可能な、かつより強く速くものづくりをしていけるのか、と考えていく。


普通に考えたときに、黄線の順に考えるとわかりやすくて。

開発をして、何かにチャレンジした事例であったり、いいプロダクトができたりすると、それは外に発信できる【ネタ】になるので、

発信すると『広報』、つまりブランディングにつながっていく。

それを見た人たちが気になったり、プロダクトや技術を通して交流が増えたときに、次のセクションの『採用』に繋がってくる

採用をすると、技術的だったり事業ドメイン的だったり、あるいは開発プロセス的に、その人をオンボーディングしていく必要があり、これは『育成』のセクションになる

そして育成をしっかり進めていくと、やっと一周して、『開発』の強力な推進力を得ていくのである

エンジニア組織がスムースに拡大していく背景には、このループは欠かせないながれと思ってます

これに何か名前をつけたい、、、どんどん各所を回すたびに強くなっていくから、エンジニアチームパワーアップ螺旋、というクソださい名前しかおもいつかないからもはや

で、ここまでの流れを把握したら、次に、どう運営していくかを書いてみる。

普通に黄線の流れのとおり、「次のセクションのためにがんばる」というのは発想の仕方に誤りがあったりする。

というのは、「開発を頑張って、技術を導入したりしたら、広報できるやろ!」といったものである

これは誤りではないのだが、戦略にはならない発想だよねと

というのも、目の前のものを頑張れば次のセクションにつながる、という考え方だと、次を考えていないことになるのでね

というわけで、次のセクションを発想したうえで、前のチャネルのことを考えるようにと描いたのが、青線である。

(さっきと同じ図。スクロールして戻るの面倒なのでね)

これを見ると、青線は黄線の逆になっている。

開発』にこんな課題があるから、『育成』の時はこういう風に気を付けてみよう、そしたらそもそも、こういう『採用』をするべきなんじゃないか、そしたら『広報』のときの打ち出し方はこうだよね、そうすると、こんな風な開発スタイルであるべきだよね、

と、そうやって逆回転させていくと、あるべき、あるべき、でトップダウンになってくる。

自分の過去の経験を振り返ってみても、多くの漫然とした成長課題を感じるときというのは、手元のボトルネックがあり、それにより、先手が打てず、順の回転しかできていないときが多いとおもう。

なので、余裕あるうちから、逆、逆、と整えていかないといけないね

というおはなし。


というかんじで、各論含めちょこちょこ発信していきたいとおもう。

次はもっと細かい粒度のはなしを書きたいな

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Takuto Sato (pochi)
🥺🥺🥺