BTC暴落前の予兆データ…もうひとつ見つけちゃった
まずは結論から。
もうひとつのデータとは「ハッシュリボン」です。
ある程度有名なので常に見ている人もいるかもしれませんが、このデータが暴落手前の状況を示しています。
数日後にBTC価格の暴落に繋がるものではありませんが、過去の傾向からはBTC価格の下落の予兆にもなるので、紹介します。
1.ハッシュリボンとは
ハッシュリボンとは、BTCハッシュレート(マイニング速度)の30日と60日移動平均で表され、ハッシュレートとBTC価格を組み合わせて考えられています。
ハッシュレートの仕組みを簡単に触れると、以下のようになっています。
BTCマイニングではマイナーがスピードを争っており、競争が激しくなればハッシュレートは上昇します。
ハッシュレートが上昇すると、マイニングの必要電気量が増えたり最新機種が必要になるなど多額のマイニングコストをかけることにつながります。
つまりハッシュレートの上昇は、マイナーにとってはあまり好ましくない状況になります。
さらにハッシュレートの上昇時にマイニング報酬であるBTC価格が安くなってしまうと、マイナーは採算が取れなくなってしまうため、マイニング撤退となる可能性も出てきます。
一方でマイニング参加者が少なくなるとハッシュレートが下がるので、マイニングの必要コストが少なくて済むようになります。
そうなると再度マイニング参加者が増え、ハッシュレートが上昇していきます。
ハッシュレートとマイナーにはこのような関係があり、このサイクルとBTC価格を組み合わせて考えたのがハッシュリボンということになります。
2. ハッシュリボンがデッドクロス寸前
次にハッシュリボンの現状を確認してみます。
実は、今のハッシュリボンはデッドクロス寸前になっています。
(黒線:BTC価格 緑線/紫線:ハッシュリボン)
デッドクロス時にBTC価格が急落しなかったのは過去2回だけで、コロナショック直後と2020年末の急騰中のデッドクロスです。
これらはどちらも今と状況もことなり例外と考えられるので、それを除くとデッドクロス時の価格下落はとても高確率で当てられています。
2018年末は値動き的に底を打ったようにも見える値動きをしながらも、ハッシュリボンのデッドクロスの後にBTC価格が急落し、底を打ちました。
この時はハッシュリボンがデッドクロスしてから15日後にBTC価格が下落を始めました。
さらに、2021年の急落時もデッドクロスから18日後に価格急落を始めました。
また2018年も2021年も緑線の30日移動平均が横ばいになった時に、価格は大底をつけています。
そして現在もデッドクロス寸前であるため、過去の傾向を考えるとデッドクロスをしたら2~3週後には注意が必要そうです。
3.【まとめ】以前のデータと組み合わせて考えると…
2018年と2021年では、ハッシュリボンがデッドクロスしてから2~3週間後にBTC急落時を迎えていることが分かりました。
この時の共通点としては、紫線の60日移動平均が下向きの傾向になっていることが挙げられます。
現状はまだ紫線の60日移動平均は上昇傾向にあります。
そのため移動平均がクロスしたからといって、本格的なBTC価格の急落までには少し時間がかかる可能性があります。
また以前のnoteで見た別のデータからはこのように考えられました。
以前のnoteはこちら
この時の分析と合わせ次のような点に注意しておくと、時間軸でのBTCの流れを捉えられるかもしれません。
ハッシュリボンの状況を観察しつつ、以前のデータと組み合わせて考えていくと年内の動きがある程度見えてくるかもしれません。
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