鼻中隔矯正術 入院編⑤術後1〜2日目
術後はじめての睡眠
朝食を食べてから2時間ほど寝て
麻酔科の先生の回診で目が覚めた。
引き続き、耳鼻科の外来へ。
まだ点滴が刺さったままで、かなり気持ちも弱っていた為付き添ってもらって耳鼻科まで行った。
経過は順調との事。
ただ、まだまだ痛み止めがないと辛い。
まだボールは顔面に繰り返し当たり続けている。
それに、鼻の中にパンパンにガーゼが詰まってるから耳抜きが出来ない。
水を飲むのも一苦労。
「苦しいだろうから、日曜日に鼻の詰め物抜きましょうか」
と言う先生の言葉。
予定より1日早く鼻の詰め物を取って貰える事になった。あと3日の我慢だ。
まさに神様の言葉だった。
ヨタヨタしながら病室へ帰る。
この頃から、よくクシャミが出るようになったけれど、鼻が詰まっているから空気が耳へ抜けて「バァン」と鳴って怖かった。
頭も痛い、目も痛い、歯も痛いが継続中。
微熱も継続中、暑くなったり寒くなったり忙しい。
鼻血の量は寝る前よりも減っている。
寝ている間に垂れるような事はなかった。
昼食を待ち焦がれていると、廊下から声が聞こえる。
「〜さん、退院手続きはお部屋でするから待っててね」
これは…
祝 モンスターおじい退院!
今日から静かに眠れると安心した。
夕方に仕事帰りのパートナーが様子を見に寄ってくれた。少し眠れた為、正気を取り戻しつつあったので以前日帰りで同じ手術をしたパートナーに
「こんなに痛かったんやなぁ、家で放っててごめん」と謝った。すると彼は
「人は痛みを知って優しくなれますから…」
と、すごくゆっくり言って帰って行った。
寝不足と痛みで時間と日にちの感覚が曖昧になる。
熱っぽいので、買ってきた飲むゼリーを口にしたが
苦しくて吸えない。結局お皿に出してスプーンで食べた。
当然だが、嗅覚は皆無。
術後の夜位から同じ手術をした人の体験談を読み漁っていた。
味覚が無くなると書いていた人もいたが、私はむしろ美味しく食べられた。
ゼリーの味も、桃なのかマンゴーなのかさえも分からなかったけれど美味しかった。
術後2日目で、シャワー解禁。
頭は洗って良いけれど顔は濡らすなという指示。
入院後、初めて着替えて枕カバーを替える事が出来て気分が良かった。
浴室で鏡を見たら(病室には鏡は無い)
キャラメイクを鼻だけミスった人みたいになっていて笑えた。
ガーゼが入ってるから?
腫れてるから?
キャラメイクミスった人のままなのか?