生体検査はタピオカストロー
大学病院の女医さんはエコーを念入りに見ていた。
そして脇の下のリンパも見ていた。
結論。
脇の下のリンパと右乳房の生体検査をすることになった。
リンパ液は麻酔ができない。
液体を吸い取るので、麻酔をすると麻酔液も吸ってしまうからだそうだ。
す~~~~~んごい細い注射針でチクっとし、目的のリンパへ。
す~~~~~んごい痛い
す~~~~~んごいエコー見ながらズブっとさして
ちゅ~~~~っと採った。
そして次に本丸だ。
右乳房のしこりだ。
ここは麻酔が使えたので、がっつり部分麻酔をしてもらった。
断る理由がどこにあろうか!
麻酔!お願いしやっす!!!!
血液検査の時もそうだが、私は幹部を直視できない。
なので、先生の声かけと共に心構えをする。
「ちょっとチクっとしますよ~」
そんなちょっとのチクっとはガンガンしてください。
結構がっつりチクっとした後は、もう麻酔が効いていて何をされてもいたくなかった。
そして「針を刺しますね~」といって針を刺された…
次の瞬間
バチン!!!!!
なんじゃい!?( ゚Д゚)
何かが破壊されるような音がした。
先生が言う
先生「ごめんね、ちょっとビックリするよね。もうちょっとだからね!」
その瞬間、ちょっと起き上がって先生の手にしているものを見てしまった。
タピオカミルクティーのストローくらいの太さの針を先生が持っている…
え?????
マジ?それ刺すの…??????
先生「あ~…この子と目が合っちゃったか…怖くならないように、目を合わさないようにしてたんだけどなぁ~…」
そこにはタピオカミルクティーのストロー針を手に、ちょっとハニカミむ
優しい女神がアタフタとしていた。