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「PERFECT DAYS」を観ました。

人によって好みが大きく分かれそうだけど、私はこういう映画好きだなあ。私がいつも感動する映画は、必ずしもストーリーが壮大ではなく、この映画のように、何げない日常を静かに描いたものだったりすることが多い。

主人公の日常は、華やかさも特別さもなく、ただ淡々と流れていくものです。それでも、その中にどこか美しさを感じる自分がいました。それはきっと、日本人が枯れた葉や虫の音にも美しさを見出す「もののあわれ」と、どこか似ているのかもしれません。

この世界に永遠不変なものはなく、私自身も、私の周りの人たちも、100年後には誰もいない。だから、一人ひとりの人生は儚く美しい「作品」のようなもの。そう感じながら、この映画を見たとき、その美しさに感動して、お酒にふんわり酔ったような心地よい気分になりました。

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