夢
悪夢をよく見る。
落ちる夢、逃げる夢、溺れる夢、いろんな夢。
家出する夢
お母さんと何か言い合いをして、それで気持ちが昂って裸足のまま家を飛び出して、散々走ったくせに結局近所の公園に行き着いた。
確か15時くらいだから小学生が沢山いて、みんな楽しそうに遊んでた。
公園のベンチに座って楽しそうな子達を眺めてたら1人の少年がこっちにきて、話しかけてきた。
話した内容とか何も覚えてないけど、なぜか少年が妹と一緒に作ったクッキーをくれた。
泣いてしまった。
小さい子供の気まぐれの優しさが、今の私には十分だった。
ボロボロのクッキーがまるで自分のようだった。
溺れる夢
生理なのにプールに入った。
定期的に出てくる血がプールを赤色に染めていった。
罪悪感を感じて逃げるように別のプールへ向かった。
移動先のプールに入ると、思ったより深くて体がどんどん沈んでいった。
そういえば私、泳げないんだった。
そんなこと思いつつ呼吸がだんだん苦しくなる。
もうダメだと思ったところで水面が下がってくる。
私の膝くらいの高さになった。
さっきまではあんなに深かったのに。
また、プールが赤くなる。
別の泳いでる人に怒られて、警備員に通報されて、追いかけ回された。
もうどうでも良くなっちゃって、目を瞑ってめちゃくちゃに走る。
崖から飛び降りようとした、そこで目が覚めた。
落ちる夢
上二つとは違ってこれはストーリー性のない夢。
ただひたすらに落ちる夢。
オレンジ色のビルの最上階から私が足を踏み外して、落ちると思ったら目が覚める。
こんな夢を1ヶ月ほどずっと見ていた。
何の意味があったのかわからないけど、あのときの光景が今も私の脳内にバッチリ記憶されている。