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強迫性障害(?)になった話②

どうも、こんにちはこんばんは。ななてぃむです。
わざわざこの記事を見にきてくれてありがとうございます。

今回は、私の具体的な強迫性障害(不潔恐怖)のエピソードを書いていきたいと思います。


 前の記事にも書いたように、私は、少しでも汚れが気になったらそこを除菌スプレーで掃除しまくるという強迫行為をしていた。

 中学2年の頃、留守番をしていた時のことである。家の中にプリンターがのっている黒い台があったのだが、その上でくしゃみか何かをしてしまい、その飛沫で台を汚してしまったと思った。別に風邪をひいてたわけでもなかったし、今思えば全然大したことのない汚れだったが、その時は物凄く気になってしまい、汚れたと思われる箇所を濡らした雑巾で何百回もゴシゴシした。気が済むまで拭いて安心したのも束の間、ふと「そういえばこの雑巾自体がもともと結構汚いんじゃ・・・そんなんで拭いたのはヤバい!除菌スプレーを使って掃除しないと😨」と思った。だがその時にはもう家族が帰ってきてしまい、それ以上はできなかった。

 誰にも見られないよう、夜みんなが寝た後、私は足音をしのばせて除菌スプレーを手に取った。そして、台の上に何十回とスプレーを吹きかけた。ほぼ満タンだった除菌スプレーが半分ぐらいになっていたけど、そんなことは気にしていられなかった。「とにかくキレイにしないと!」その一心だった。

 翌朝、台のあたりを見たら液が床まで垂れていて、台もプリンターも床もビショビショになっていた。当然家族も異変に気づき、母にはめちゃくちゃ怒られて新しいスプレーを買いに行かされた。兄弟は何も言わなかったが確実に引かれていたと思う。

 ちなみに、強迫行為の対象は実際の汚れそのものだけとは限らなかった。中2の冬ごろの朝礼で、当時めっちゃ嫌っていた先生に自分の肩が少し触れてしまった(関係ない話だけど、3年生になってその先生が担任になり、実は生徒想いの良い先生だってことが分かって普通に好きになった)。たったそれだけなのに、私は心の中ですごく嫌がり、その時に着ていたセーターが汚れてしまったような気がした(先生ごめんなさい!)。それでも、セーターは洗濯するからまあいっか!と忘れることができた……はずだった。

 家に帰って、いつものように着替えをした。だが、セーターを脱いだとき、朝礼での出来事を思い出し、再び嫌悪感が押し寄せた。そういえばさっき、そのセーターを着た状態で部屋のドアに触れてしまった…ってことはドアも『汚れ』ちゃった!?…そう思うと居てもたってもいられなくなった。誰も見ていない隙にドアに除菌スプレーをかけた。今度は誰にもバレなかった。

 このように、嫌いな人に対しても、その人が不潔そうかどうかに関わらず、不潔恐怖による強迫行為をしてしまうのだった。もちろん不合理なのは分かっていたが、どうしてもそれをせずにはいられなかった。

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