ないものねだり

目に見えるもの、耳に入ってくる言葉、肌で感じる温度。こういった今存在していることが確かなものだけを信じて生きていけたらどれだけ楽だろうか。楽しかった思い出や犯してしまった過ちに縛られず未来に幻想も抱かずに、今この一瞬、今見ている世界を全力で生きていけたらどれだけ幸せだろうか。
こんなことを言いつつも縋りたくなってしまう。愛、友情、希望なんてものに。誰も存在することを証明してくれない、不確かで不安定なものに。

結局のところ自分が好きで好きで仕方ないんだろう。自分は今よりも幸せになれるなんてことを心のどこかで思っているからないものねだりをしてしまうんだろう。自分はそんなものに足る人間ではないはずなのに。なんなら今生きている瞬間すら身に余るほどに幸せであるはずなのに。


"幸せ"に関しては絶対的な尺度を持ちたいと思う。そうすればきっと今この一瞬を全力で楽しめるから。

ポエミーなものを書いている自分が気持ち悪く思えるのでこの辺で終わり。
これからはもっと謙虚に生きていきます。

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