創作企画の沿革
SNSにおける創作企画(主にpixiv/twitter/手書きブログ)という総称の遊び方についての沿革を妄想する場所。最初はTwitter創作企画(世界観共有)を書いていたが、他にも平行してあるようなのでそこら辺も考察したい
Twitter企画の定義
Twitter上で1名もしくは複数人が世界観を提供し、第三者がキャラクターやストーリーを考え、その世界観に参加する共同型創作とします。
参加可能な範囲は問いません(公開型なのかフォロワー限定のみ等の違いは考慮しない)
Twitter企画一覧
非同期で気が向いたら追加中……
2006年
2006/3/21 Twitter誕生
2007年
2007/9/10 Pixiv誕生
2007/12/? 手書きブログ誕生
Twitterにハッシュタグが出来る
2008年
2008/1/24 pixivファンタジア誕生(以降ほぼ毎年続いている)
日本語版Twitterが出来る
2009年
2010年
RTが実装される
3月頃(具体的な日付は不明):shindanmakerが誕生
2011年
東日本大震災
2012年
2012/07/02 Coconala誕生 https://coconala.com/news/7
2013年
2013/2/23 ぷらいべったー誕生
2014年
2015年
Pixiv企画のピークのように見受けられる→pixivタグ調査
Twitter企画はまた現在のような形を成しておらず主催者アカウントのフォロワー数はほぼ1〜2桁
創作企画と言うより、創作キャラを○○しませんか?のようなあくまでの一次創作キャラに対してのパロや延長のような扱いが多い
目録も外部サイトへの誘導が多い(文字数の関係だと思われる)
個人アカウントから、企画公式アカウント(○○_TL)の形式も後半になるにつれて出てき始める
企画には公式ストーリーもほぼなく一回切りの遊び程度の軽さ
Twitterに投票機能が実装される。それに伴い投票を使ったキャラデザをする遊ぶが一時期流行る
2016年
(推測)Pixiv企画からTwitter企画に人が流れてきたのかも
Twitter企画の乱立、大型化が見受けられる。またトラブルも増えてきた模様*
国内でのTwitter利用がより広がる
Twitter企画で公式アカウントによる企画終了とアフターとする告知が目立つようになる(2015年の創作企画には見受けられなかった、公式主催の運営に対する義務が垣間見れる)
ツイッタ−創作企画拡散アカ@twi_kkkが出てくる……ありがてぇ……🙏
2017年
Twitterの文字数拡大
RT○○回、フォロワー○○人で正式開催という条件が付くようになる
2017/11/20: 創作・同人活動のための雑談お悩み掲示板cremu誕生 https://cremu.jp/
2017/11/27: マシュマロ誕生 https://marshmallow-qa.com/
2018年
2018/9/26 ポイピク誕生 https://poipiku.com/
世界観共有という概念はすでにこの時にあった模様
交流募集シートという便利な物がここら辺で出てきた気がする
CSにて動画形式でキャラに声が当たっているという形式を稀に見るになる
感覚値
フォロワー100人以下だと一般的な規模、大体はここら辺
100〜300人だと大規模
500人〜超大規模
2019年
2020年
2020/10/1 創作系SNSくるっぷ誕生 https://crepu.net/home
2021年
キャラシ練りタグという概念が出てきたのはこの頃
CSを出さなくても遊べる企画が出てくる
2021/3/15 SKIMA誕生
TRPG界隈と近くなったのか、HO配布, 秘匿HOのような単語が出てくるようになる
2022年
簡易/本CS審査制が徐々に増えてきたイメージがある
感覚値
フォロワー100人以下だと小規模
100〜300人だと中規模
500人〜大規模
1000人〜超大規模
世界観共有企画とは、文字通り世界観を共有している企画だが、その先に企画の運営はしない宣言(ほぼキャラシ企画と同等)、やストーリーや世界観に関しての開示があったり、CS審査があるなど多種多様な展開がある為、余りこの定義に関しては一貫した内容はなく認識もバラバラである
メディアに付与されるALT機能を使って目録に内容を伝えてくる企画が出てくる
企画の途中〜終了時にグッズ販売をする企画が出てくる。超大規模企画に多い。主にSuzuriやboothなどロゴや絵を上げると作れ工場からの配送が多い
世界観まとめ、ストーリーまとめを本にして配布する企画も稀に見かける
(特に超大型企画では)主催者の高負荷が原因と思われる精神的な混乱や負担が垣間見れる事が増えてくる。
元々主催者に様々なクレーム含めた質問を匿名・本垢問わず投げてくる参加者がいる事実は昔からあったようだが、捨てアカをわざわざ作り公式投稿に引用RTやリプライに繋げる形で弾糾しているのが見られる事がある
過去に色々な事情で終了した中〜大規模企画が、再開するケースが出てくる
前はある程度ジャンルがあったが、年末に掛けてかなり色んな世界観をベースとしたバラエティー豊かな企画が増える
2022年5月頃(?)自分好みの〇〇ッターを作って棲み分けできる匿名SNS Tters誕生 https://tters.jp/
2023年
22年末から年始にかけて人数固定シナリオ進行型一次創作企画という文言が多く見られるようになる
Twitter買収による仕様変更(バグ?)が多くあり(DMを送ったらアカウントロックされるなど)、主催者への質問でGoogle Formを使う新規企画が増える
企画主催者が参加者のトレパクを糾弾→それに対しての告発アカウントが出来るなどトレパクの取り扱いとその真偽で大騒ぎになる
Twitterがそろそろヤバいという雰囲気が流れ他のSNSが人気になってくる
Misskey
くるっぷなど
企画よりは世界観共有のみで壁打ち準備、診断メーカー用意程度であとは適当に遊んでくれ!という形が流行っている。2000弱フォロワー集めたりしているのでTwitter企画の期待値が変わってきているのかもしれない(イベントやストーリー前提としたTwitter企画主催者の失踪が主な原因かもしれない)
企画の数も種類も増えた為類似企画も多く出てくるのは当たり前となったが、主催者が他の企画を攻撃したケースがあった。しかしこれは一般的用語や発想の連続性に対しての理解のなさや(自分の創作を特別な物と考えてしまう)、想像の域を超えないが攻撃的な性格が起因していると考えられ、広く見て一般的に行われているものではないと感じた。
世界的に画像生成が出来るAIが大きく取り出されて、企画目録にAIで画像生成したものと思われしコンテンツがあると、参加してもよいのだろうか?という若干の疑心暗鬼に近い雰囲気が一部であったのも否めない。また目録内で使われていなくとも、AI生成の画像利用は禁止するなど明確なスタンスを出す企画も増えた。
また公式コンテンツをどこのフリー素材を使っているかを事前に通知して問題を避けようとするケースも増えた
参考リンク
pixivタグ検索数
企画予告/交流企画/申請企画/キャラシ企画
重複、間違って(もしくは意図的に)付いている場合もある。個別タグでの重複排除は行っていない
credit: UnsplashのDavid Pisnoyが撮影した写真