顎変形症の治療を決意した理由

はじめまして。
顎変形症の治療のため、術前矯正中のぽんずです。

X(旧Twitter)にてゆるーく記録を残していますが
noteでは文字多めで記録を残していきたいと思います。

まず初回は、治療を決意するまでの歩みをご紹介します。

自己紹介

手術に最適と言われる年齢より少し上の世代の既婚、子あり、会社員。
やると決めたら行動せずにはいられない性格です。

現在、反対咬合の顎変形症と診断されています。

はじめての歯列矯正

親の意向で10〜14歳くらいまで歯列矯正をしていました。
夜寝るときに上の歯を前に広げるための装置を顔に付けて寝ていた記憶があります。
いろいろあって、たしかリテーナーの途中くらいで治療をやめてしまいました。

この頃は歯並びが悪い、しゃくれているという自覚はありませんでした。
親が言うにはすでに反対咬合だったそうです。

写真を撮るときによく「笑って」「顎を引いて」と言われていました。
今考えると反対咬合の特徴である不機嫌に見える、しゃくれが原因だったんだろうなと思います。

次第にコンプレックスに

高校生の頃から顎が気になり始めました。
ただ歯列矯正のおかげで前歯の反対咬合は治っていたので、大きな違和感は感じていませんでした。

その後、地元を出てからは特に、他人からどう見られるかを気にするようになりました。
次第にマスクで隠す日も増えました。

骨切りを知り、諦める

SNSで骨切りという手術を知りました。
いいなと思っていろいろ調べましたが、当時出てくるのは韓国ばかり。
(調べ方が下手だったのもある)

金額的にも気持ち的にも当時のわたしには行動する勇気がなく、諦めました。
「わたしはこの顔で生きていく」
「いつか子供ができたら同じ思いをしないようにしてあげるんだ」
そう決意して、それからは骨切りという単語を忘れてしまうくらい普通に生きていました。
もちろん顎が気になるときはたまにありましたが、それよりも今で言う「推し活」に夢中でした。

マスクが外せない

転機はコ◯ナ禍でした。
マスク生活を強いられる中で人と会うとこう思う機会が増えました。
「この人はどんな顔なんだろう」
「マスク外すとこんな顔なんだ」
他人の顔を評価していたわけではないです。
が、見えない部分を無意識に想像して、想像通りか否か勝手に考えてしまっていました。

それは当然、自分にも当てはまります。
「他人からどんな顔だと思われているんだろう」
「マスクを外したら不細工だと思われる」
気づいたらその考えから抜け出せなくなっていて、極力マスクを外さなくなりました。
今もマスクを外すのが怖いです。

振り返って思うこと

これまでの人生で、容姿について直接何か言われ嫌な思いをしたことはありません。
こんな顔でも好きでいてくれる人がいる。
仕事で認めてもらえる。
大人になっても遊べる友人がいる。
本当に周りに恵まれていると思います。

それから機能面でも不自由だと思ったことはありません。
前歯の反対咬合は治っていたので前歯で噛むことができていましたし、後戻りで多少の叢生ではありますが、歯磨きには苦労しませんでした。

ただ、本当のコンプレックスって誰にも打ち明けられないですね。
誰かに言うと次からその人が「顎を見るようになる」気がして、これまで誰にも「顎がコンプレックスだ」と言ったことはありませんでした。

顎変形症の治療を決意した理由

きっかけはまたSNSでした。
とある医師AのSNSで紹介されていた医師BのSNSをなんとなく見に行ったんです。
そしたらその方がたまたま両顎手術をやられている医師でした。

日本にこんなすごい人いるの!?
と昔の情報で止まっていたわたしは衝撃を受けました。
それから、両顎手術のことしか考えられなくなり、これはもうやるしかないなと思い至りました。

ただ、結婚して子供がいたので一人で決めるわけにもいかず、まずは夫に顎がコンプレックスであること、手術を受けたいことを打ち明けました。

自分にとってコンプレックスを打ち明けるのはすごい勇気がいることだったので、めちゃくちゃ緊張しました。
「今のままでいいじゃん」と言われるのも怖かったです。

ですが、夫の反応は「手術いいじゃん」でした。
あまりにもすんなり快諾されたので逆にびっくりしました。
夫の考えはこうでした。
「本人のコンプレックスについて他人がとやかく言うことじゃない。今のままでももちろんいいけど、本人が気になるなら止めるつもりはない」

はい、もう本当に頭が上がりません。
ありがとうございます。

あとは、術後の状態を考え、親の協力を得るため母にも相談しました。
生みの親なのでなんて言われるかやっぱり緊張しました。
が、母も「いいと思う。孫のことは任せて」でした。

「地元を離れたあたりから顎が出てるなと思うことはあった」と言っていました。
(この頃に本格的に後戻りしたのだと推測)

そしてようやく、手術をすることに決めました。

次回

この後は、カウンセリング候補の情報収集、各カウンセリングの内容の記事を順にアップしていきます。

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!