トンネルの中に現れる謎の駅、美佐島

2024年11月、新潟旅行の途中、北越急行北北線(ほくほく線)に乗り、十日町駅から越後湯沢駅に向かいました。その途中で、ひとつの駅が私の注意を引きました。それが「美佐島駅」です。


最初に気になったのは「島」という漢字でした。そのとき、列車はトンネルの中を走っていて、スマホの地図を見ていましたが、「こんな場所に駅があるなんて」と、とても不思議に思いました。もしかして、山と山の間の谷にあるのでしょうか?


そう考えていると、列車がトンネルの中で停まりました。そこにはホームがあり、車内アナウンスで「美佐島駅に到着しました」と流れました。本当に特別な場所にある駅だと驚きました。しかし、誰も乗車する人はいませんでした。列車は数秒停車しただけで、すぐに再び動き始めました。

その後、少しインターネットで調べてみると、美佐島駅は1997年に開業した無人駅だということがわかりました。

美佐島駅には地上部分に駅舎がありながら、線路は地面から約10メートル下の場所にあります。列車が停車するホームには、安全のため防風扉が設置されており、列車が静止したときだけ扉が開いて乗客が乗降できる仕組みになっています。もし降りた場合は、2分以内にホームを離れなければ警報が鳴るそうです。

地上部分の駅舎には、畳敷きの簡単な待合室や長椅子、お茶、そしてノートがあると聞きました。

Googleマップで美佐島駅の地上部分を調べてみましたが、特別な観光地は見当たりませんでした。どうやら道路と交差する場所にあるようですが、Googleストリートビューでは少し寂しい雰囲気がありました。


どこか不思議で孤独な雰囲気の駅は、私にとても強い印象を残しました。実際にホームに降り立つことはありませんでしたが、それでも美佐島駅のことが頭から離れません。このトンネルの中に駅を設けた理由がとても気になります。ご存知の方がいれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。次回はぜひ、地上部分も訪れてみたいと思います。読んでくださってありがとうございました!


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