どこから来るか分かるけど、どこへ行くのか分からないモノ
2024.03.08
夜勤明け。
会社ビルをでると、最近見たばかりの光景があった。
こんなにも吹雪いていたら寒いわけだ。
傘を持っていなかったので、フードを深くかぶり家路を急ぐ。
そんな雪の早朝。
私は嫌いではありません。
………
……
…
2024.03.10
どこから来てる……?
ここからは別のお話。
この日PNRAとじいこは共に夜勤(同じ職場)で、仕事が明けていつものように帰っていた。
家の最寄りコンビニで寄り道し、買い物を済ませて店を出てすぐのことだった。
じいこ「なんか……いい匂いしねえ?」
した。
確かに香る、香ばしい匂い。
えも言われぬ匂いではあったが、すぐ何の匂いか当たりがついた。
明太子フランスの匂いがする。
焼き立ての。
少しガーリックも効かせたような香ばしさ。
じいこ「このへんにパン屋なんてあったか……?」PNRA「……」
PNRA「いや……」
PNRA「探しに行こう。 この香りの出所を」
じいこ「は?」
PNRA「必要なんだ。 人生にはこのような冒険が」
そういうことになった。
やることは単純。
クンクン鼻を鳴らして街を巡る。
そしてあわよくば明太子フランスが名物のパン屋を探し当てる。
極寒の中、冷気を鼻いっぱいに吸い込み、匂いを探す。
鼻がかじかみ最早なにがなんだか分からない。
果たしてそんなヨッシーストーリーのメロン探しのようなことが人類に可能なのかどうか。
分からないまま鼻を鳴らして街を練り歩く。
そして、見つけた。
PNRA&じいこ「公園だーーー!!」
明太子フランス?
しらん。
公園で遊ぶほうが大事だ!
………
……
…
公園でめいっぱい遊び、気分良く帰った。
いいじゃないか。公園で中年双子が遊んだって。
冒険心を忘れてはならない。
忘れた瞬間から俺達は中年双子から老年双子になる。
であれば冒険でもなんでもやってやろう。
『その日』が来るのが一日でも遅くなるためなら。
ちなみに明太子フランスと思われた匂いは、スタート地点のコンビニのフライヤーの匂いでした。
おわり。
おまけ
※同じ写真ではありません※
アハ体験か???
いくらなんでも固すぎる。
老年双子はもう既に目の前に迫っているのかもしれない……