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大学退学記

こんにちは po👻 です。
今回は私が大学退学に至るまでを振り返っていきます。退学に至った原因などを自分なりに考えてみましたが、直近の出来事なのでまだ冷静に俯瞰することはできないかもしれません。これは自分の中の整理でもありますが、これがだれかの何かになれば良いなと思います

プロフィール

まずは自己紹介から。年齢は22歳で、大学4年生の代です。田舎で生まれ、地元の小中高に通い、1浪して地元国立大学の理系学部に入学しました。

退学の決め手

今学期スタート時点ですでに2留が確定していた状況だったのですが、さらにもう半期の留年が確定し、もう卒業できる気がしないので大学を辞めようと思いました。

留年の原因は何か?

留年の1番の原因は「怠惰」です。バイト等で忙しかったとか、遊びまくったとかでは一切ないです。全く言い訳の余地がない完璧な怠惰っぷりだったと思います。
しかし、怠惰の一言で片づけるのはあまりに雑なので怠惰を形作った要因も考えました。以下に示す3つが私の怠惰のレシピです。

1 友人がいない

まず、私は同学科に友人がいませんでした。授業をサボっても気に掛けてくれる人はいませんし、おすすめ授業や過去問などの情報は一切回ってきませんでした。いわゆるボッチです。「友達いる×怠惰」の場合は、友達からの情報や、友達に置いていかれる焦り等で堕落するにもハードルがあると思います。しかし、「ボッチ×怠惰」の場合は外的要因がないので落ちいっても引っかかるところがなく自由落下です。

2 学習習慣がない

次に、私には勉強習慣が全くありませんでした。理系では単位取得のためにある程度の勉強時間が求められますが、入学試験を突破した大半の学生には受験勉強の過程でそれをこなす能力が備わっています。しかし私は1浪しているので単純に受験期が人の二倍あり、合格に必要な勉強時間が一定だとすれば、1日で人の半分しか勉強してないわけです。思えば、2年間あった受験期に10時間以上勉強した日は片手で数えられるくらいしかなかったと思います。さらに浪人期の平均学習時間は1日3時間くらいで、秋冬は全く勉強しない日が半分くらいありました。とにかく高校から今までたいして勉強を頑張らないまま来たので、大学の求める量の勉強がやろうと思ってもできませんでした。

3サボり癖

 3つ目の要因は予備校時代に「サボり&引きこもり」を覚えたことです。高校までは学校をサボることは全くありませんでした。しかし、浪人してから予備校の授業をバッサバサと切るようになりました。(その授業に行かなくなることを「切る」という)入学した次の週で地理を切るところから始まり、前期の終わりには数学Ⅲと物理と英語(担任)の3コマしか行ってませんでした。ただ、昼にあるHRと担任の授業は出席しないと親に連絡が入るのでそれだけ出席してました。授業に行かない間何をしているかというと勉強もせず寮の自室に引きこもってました。(家に居たら勉強しないからという理由で予備校の寮に入れられていた)
予備校で学んだこの「サボり&引きこもり」は大学時代も大活躍でした。

要因を振り返って

大学入学時に根暗でサボり癖があって学習習慣がなかったことは一旦仕方ないとしても、それに気づいてから未だに解決できていないことが真の問題だと思います。特に学習習慣とサボり癖は本当に深刻。

「卒業できる」から「卒業できない」へ

私が退学を悩むときに考えていたこととして、「能力的に大学を卒業できる/できない」と「大学に行きたい/行きたくない」の2つの軸があります。学費については、親が出してくれていたので「通える/通えない」の心配はなかったです。
まず、私は入学する前から今までずっと「大学には行きたくない」側でした。浪人期の途中からどこの大学にも行きたくないと思うようになりました。しかし、働きたくはないので仕方なく地元の大学へ入学。学科は親のおすすめで選ぶ始末。
ただ、大学に行きたくないとはいえ、入ったからには卒業するつもりは十分にありました。全く背伸びせず、受けたら受かるような大学に入ったため、能力的にも卒業は余裕だろうと考えていたのです。
しかし、学習習慣がなく、友達もいない私は1年前期から9単位しか取れずその社不性を遺憾なく発揮。それ以降も1桁しか単位が取れない学期が3年の後期まで続きました。1,2年の頃は、まだここから再起して頑張れば卒業できると思っていたのですが、3年にもなるとだんだん再起なんて出来ないし、今の自分には大学を卒業する能力が無いんだなと考えるようになりました。このまま卒業を目指すのか、本当に卒業できるのか、辞めるにしてもこの先どうすればいいか、ずっとぐるぐるしてました。そして、4年目になって、未だろくに授業にも行けない、勉強も頑張れない自分をみてようやく「ああ、だめだ」とあきらめがつきました。

あとがき

気を抜くと自己防衛のためか見栄えの良い要因が浮かんできました。自分の人生に学歴がいらないんじゃないかとか、あと3年も勉強するより早く仕事して自立したいとか。そういう風に、退学することに前向きの理由があるように心が思わせてきます。きっとそれも嘘じゃないけど今回は「退学を選んだのではなく、選ぶしかなかった」という観点に立ってなぜこうも追い詰められたのかを考えました。





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