近親姦の被害者、性的搾取された子ども、売春婦、ドラッグ中毒者、売人、ギャング、ホームレス、連続殺人犯、精神障害者……。
一人一人の生い立ちから聴き始める顔出しインタビュー動画集「Soft White Underbelly(ソフト・ホワイト・アンダーベリー)」は、主流メディアが伝えないアメリカの現代社会の闇をありのままに見せている。
LAにあるアメリカ最大級のスラム街「Skid Row(スキッド・ロウ)」では犯罪が日常にありふれているのに、ニュースにさえならない見放された地区。
そんな場所にあるスタジオから、たった一人で動画撮影し毎日配信し続けているのが、アップルなど超一流企業の広告を撮影してきた世界的に有名なカメラマンのMark Laita(マーク・レイタ、以下マーク)。
自己紹介動画では以下のように話す。
Soft White Underbelly(以下SWU)を一言で表すと「アメリカ社会の脆弱な部分」。
「アンダーベリー」は直訳すると下腹部になるが、第二次世界大戦で英国指導者チャーチルがアメリカに対し「ドイツを攻めるなら『ヨーロッパのソフト・アンダーベリー』であるイタリアを攻めろ」と助言したことに由来する。
転じて、「アンダーベリー」は比喩として「攻撃されやすい無防備な場所」「社会の底辺」などという意味で現代では使われることが多い言葉だ。
マークは、アメリカを念頭に置いているが、実は日本でも同じような社会問題が起きている。
小児性異常者、強姦魔、売春婦、売春斡旋者、連続殺人犯、麻薬中毒者、売人、ギャング、警察官、KKK(白人至上主義者)、子どもも大人もみんな顔を出して各々の経験を話す。
事実は小説より奇なり。どんな映画よりも過激な人生。犯罪は日常茶飯事。犯罪が日常な場所の出来事はニュースにさえならない。この矛盾。
実際、広告主がつかない動画が大半で、動画が消去されることも多く、YouTubeに掲載されていない動画も含めSWUの公式サイトで全ての動画を視聴することができる。
動画の一部を紹介:
∞歳の息子を犯した母を犯した∞
強姦魔の幼少期