あの頃、なにもなくても、幸せだった
今日は、最近見て感動した映画のご紹介です。
歌手、松山千春の自伝を映画化した「旅立ち~足寄より~」(2009年)がYouTubeにUPされていました。
この映画は成功物語というよりは、運命、そして出会いと別れ、生と死が感動的にえがかれ、そして魂から紡ぎ出される言葉の大切さにあらためて気づかされました。
この映画は脚本的な着色が殆どなく、事実が映画化されています。
松山千春の生家の、この家のつくりや雰囲気が
私が生まれた栃木の実家と、とてもよく似ています・・・
私の実家も壁は板一枚で、すきま風も入るし、雨漏りはするし、冬は寒かったのを覚えています。
両親は小さな農家を営んでおりましたが、貧しくて、食べることだけが精一杯でした。
田舎なので、レストランやカフェもありませんでした。
小さな食堂とラーメン屋と寿司屋があるだけで、私たち家族6人にとって外食はとても贅沢で、年に一度くらいしか連れていってもらえませんでした。
でも、何もなくても・・・幸せでした
生きているだけで・・・幸せでした
あの頃の生活が今でも懐かしく思いだされます。
父親は毎日、朝から晩まで働き、真面目で頑固で神経質なところがありましたが、優しい父でした。
今年の春、栃木に住んでいる妹から連絡があり
父が危篤状態だからすぐに帰ってきてほしいと言われ、いそいで準備して夜中に神戸の家を出ました。
神戸から栃木まで、高速で10時間ほどかかりました。
車を運転しているときに、父の声が聞こえたように感じがしましたが、運転に集中していましたので、その声に意識を向けませんでした。
私が栃木へ到着したときには、すでに父は旅立っていました。
父と生きているうちに会うことができなかったのは心残りです。
魂は永遠であり、またいつか会えるということを知ってはいても、この世での別れはとても悲しく切ないものです。
親孝行をほとんど出来なかったことを今でも後悔しています。
父が生きているうちに
「ありがとう」
の言葉を伝えたかった・・・
そんなことを思い出しながら、松山千春の映画を見ていたら、涙が溢れてきて、ティッシュが一箱、空になりました。
松山千春を知らない方も、ファンではない方も、ぜひご覧になってほしいおススメの映画です。
「旅立ち~足寄より~」(2009年)
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皆様に沢山の幸せが訪れますように。
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