あなたの病苦をあなたの意志で私にくれるなら、私は全ての苦しみをあなたから取り去ります！ブルーノ・グルーニングとは誰だったのか（3）
現在、ブルーノグルーニングについて知ることはとても重要だと思います。
病気を予防したり治すためのワクチンや治療薬以外のもう一つの最も重要な方法を示しているからです。
ブルーノグルーニングの救済はそれだけではありません。
経済的な問題、人間関係など人生で起こるあらゆる問題を癒し秩序を取り戻すことができます。
いま人類にとって本当に必要なものは、ブルーノグルーニングが示したような”道”ではないでしょうか。
ここに書きましたブルーノグルーニングに関する内容は、噂や誇張された物語ではなく実際に起きたことなのです。
【森の中での出来事】
ブルーノは幼いときから森の中にいるのが好きでした。
なぜそれほど森が好きであったかという質問に、ブルーノが答えています。
森の中では、神と親しく交わることができるからです。
草の茂み、樹木、動物、石のひとつひとつに、神が住んでいます。
時間という概念を超越して、ここに立ちつくして瞑想していました。
私の内的生命が、無限に広がっていく経験をしました。
森の中を、ずっと奥深くまで歩いていきました。
ここでは人間には出会いませんでしたが、それにひきかえ、あらゆる種類のたくさんの動物に出会いました。
初めのうちは、動物も私と同様に、びっくりして怖がっていました。
ここでいわゆる「善」と「悪」の違いがわかってきました。
時間が経つにつれて、この違いがはっきりしてきました。
大地は神聖であり、自然界、動物、自分自身そして人間は全て
この大地に住む神聖な生命であるということです。
森のなかで、足を引きずっている犬の後を付いていきました。
犬と一緒に遊び、撫でてやりました。
毎日そうしているうちに、犬はびっこを引かなくなりました。
病気で横たわっていた動物も、いつのまにか起きあがって
私の後に動物が列をなして森のなかを歩きました。
森の中で黙想しているときに、人間も私の友達ではないか、という考えが浮かんできました。
なぜ、人間を避けて森へ逃げなければならないのか。
動物は、人間の中にある悪を恐れている。
しかし私は自分自身に恐れを感じていない。
悪よりも強いからだ。
そして、私はまだ幼いけれど、他の人間すべてよりも、もっと強いと感じていました。
【特別な力】
雑誌「ノイエ・ブラッド」の対談で、ブルーノは次のように述べています。
子供のときから、私は悪を避けていました。
悪にはとにかく我慢ができませんでした。
私はすべての悪から自分を守りました。
頑固な自分の意思を貫いたので、変人呼ばわりされました。
当時、不思議なことに、よく病人に引きつけられました。
私が訪問すると、病人は元気になりました。
病人の友人や医者のいる前で、医者の診断に反して”あの患者は元気になる。でも、他の患者は助からない”と言ったりしました。
なぜ、そのようなことがわかるのかと質問されましたが、本能的にそのような気がしただけだと言えるだけでした。
自分の持つ特別な治癒力を自覚するようになった経過について、ブルーノは次のように述べています。
まだ少年時代、家にいた頃、私は動物や人間の心を和らげ、病気を治す特別な力が自分にあることに気づきました。
幼かった当時から、私が病人の近くにいるだけで病気が軽くなりました。
私がいるだけで気分がよくなり、何か特別な力を感じ取ったようでした。
大人や子供も、私が手を置いたり、撫でたりするだけで、または私が言葉をかけるだけで、とても心が安らいだようでした。
人間や動物の心を和らげ、病気を治すことのできる、私に与えられた特別な才能が顕著に現れたのは、まだ幼い頃でした。
大昔には、このような能力を持つ人間が何人かいたようです。
この種の人間が自分の持つ能力を使うと、通常の医学では治療できない精神的または肉体的障害が完全に治癒されたり、あるいは症状が大変軽くなります。
【無暴力】
ブルーノの兄が子供の頃を思い出して次のように語っています。
日曜日に私の両親が協会に行き、朝食の準備をしておくようにと頼まれました。
私（兄）は遊びに夢中になり、何の準備もしませんでした。
ところが両親が帰ってきたら、ブルーノが既にコーヒーを沸かし、朝食の準備も完全にできていました。
美味しいコーヒーだとブルーノは褒められ、私は怠け者だと叱られました。
私はブルーノに嫉妬し、急に腹がたって、熱いコーヒーが入ったポットを手に取り、ブルーノの頭に熱いコーヒーをかけました。
みんな驚き慌てました。
しかしブルーノは泣くことも騒ぐこともせず、落ち着いたままでした。
とても不思議だったのは、顔や体にやけどを一切負わなかったことです。
それ以来、兄弟はブルーノをイジメないようになりました。
また、ブルーノは、決して喧嘩をすることはありませんでした。
近所の子供たちが外で喧嘩をしていました。
ブルーノはいつものように、ただ横で見ているだけでした。
喧嘩に加わらないブルーノを見て、近所の子供が怒りだし、ブルーノの顔を叩きました。
彼が暴力を振わない、一匹狼であったことが気に食わなかったからです。
いつものようにブルーノは何の反応も示しませんでした。
ただ静かに立っているだけでした。
そのあと、ブルーノを叩いた近所の子供は家に帰りました。
その子が家に着いたとき、手が勝手に動きだして、自分の顔を叩きはじめました。
自分の顔を叩く手が止まりませんでした。
一緒に帰った他の子供たちも集まってきて、その様子を驚いて見ているだけでした。
それを見ていた子供たちが「ブルーノ、助けてくれ。」と叫びはじめました。
するとブルーノがやって来ました。
子供たちは静かになり、そして顔を叩く手が止まりました。
この出来事以来、ブルーノをからかう人はいなくなり、近所の子供たちはブルーノを避けるようになりました。
【他人にいかなる害も与えてはならない】
ブルーノは次のような経験を自ら報告しています。
同級生があるときお金に困っていました。
助けてあげたかったのですが、私にはお金が全くありませんでした。
そこで、その生徒が必要なお金を、母親の財布からだまって抜き取り、彼に渡しました。
私はそのことを知り、両親の呵責に苛まれました。
そして母親に3倍のお金を返そうと決心しました。
ちょっとした手伝いをして、3倍のお金を返済するまで、稼いだお金を少しずつ、内緒で母親の財布に入れました。
盗むことは、とにかくいけないことです。
私にとって、これは大切な経験でした。
他人には、いかなる害も与えてはいけません。
ただ助けることだけです。
もし他人に害を与えてしまった場合は、その2倍、3倍の償いをしなくてはなりません。
【驚くべき能力 預言】
ブルーノには、治癒力以外にも様々な驚異的能力がありました。
その一つは未来を預言するという、普通の人間にはない能力です。
ブルーノの父親は次のように語っています。
ブルーノは幼いときから特別な出来事を預言できました。
1914年3月29日、ブルーノが8歳のとき”もうすぐ戦争が始まる”と言いだしました。
ブルーノが戦争のことを言いだしたので、私は怒り、おまえに戦争の何がわかるのだと言いながら平手打ちしました。
しかし、ブルーノはこの預言を固く信じていたようでした。
その出来事から4ヶ月後、7月28日に第一次世界大戦が始まりました。
また、ブルーノはその戦争が1918年に終わるということも預言していました。
ブルーノは、同じ年頃の子供たちには、全く考えも及ばない事に関して、既に考えていたようです。
通常、人が一生かかってもわからないような認識を得たのでしょう。
【父を守ったブルーノのお守り】
第一次世界大戦がはじまり、1914年8月1日、ブルーノの父に召集命令が届きました。
父はダンチックへ行くことが既に決められていました。
父は7人の子供たちと別れを告げ、母には慰めの言葉をかけました。
ブルーノが父に、何も書かれていない小さな紙切れを渡しました。
ブルーノは父に言いました。
この紙切れは神様だよ。いつも身に着けておいてね
こうして父は小さな紙切れに守られて出発しました。
ダンチックで多くの兵士が亡くなりましたが、父は無傷で戦争から帰ってきました。
また、兄弟は戦争中の出来事を次のように語っています。
戦争による食糧難において、家族は食べ物がなくて困っていました。
ブルーノは兄弟のなかでも体格的にも一番貧弱で年齢も下でしたが、ブルーノは自転車ででかけ、農家からもらった袋入りのじゃがいもを毎日持って帰りました。
ブルーノは食料を工面するのに、自分ではそれをあまり食べませんでした。
ブルーノは母や兄弟たちが満腹になって、まだ残っていたらそれを食べるだけでした。
そのため、時には、全く何も残らないこともありました。
それでも、ブルーノの貧弱な体格にもかかわらず、驚異的な体力をもっていました。
【心を読み取る】
ブルーノは6年間、小学校に通いましたが、生徒としての成績は、特に良くも悪くもなく平均的な学力でしたが、ブルーノの家族と同様に、学校の先生もブルーノを奇妙な子だと感じていました。
先生が黒板の前に立って何かを書こうとしたとき、後ろの席に座っていたブルーノが、先生が書こうとしていた文章の一節を言いました。
先生は驚いて振り向き、なぜブルーノにそれがわかったのか、訳がわかりませんでした。
先生が再び黒板に向かうと、同じことが繰り返されました。
ブルーノは子供のときから、人の心を読み取ることのできる能力を持っていたようです。
【遠隔治癒】
私は人に備わっている受信装置を見つけ出し、その人の体を修理することができます。
これは電波を受診するラジオのように当然なことです。
私は病人と直接の繋がりをなしに、つまりどこに病人がいるかを知ることなしに、治癒の波を送ります。
これは私の遠隔治癒で証明されています。
誰もがこの治癒の波の受信装置を持っていますが、人はただ、自分が何を受信したいのかを知らなければなりません。
また私は、言葉、両手、または私が差し出した物を通して病気を取り去りました。
同時に多数の病人を助けることもでき、こうした治癒は、私にとっていとも簡単なことに気づきました。
しかし、人々は当然、唖然とし、そこで起こった事を理解することが出来ませんでした。
それらを理性で理解することはできません。
説明することはできなくとも、治癒は起こります。
【私は全てを知っています】
ルーノは本を読むことも、新聞や雑誌を読むこともありませんでした。
当時、ブルーノに尋ねたことがありました。
「あちこちの新聞に載っていることを、どこから仕入れているんだい？」
するとブルーノは答えました。
「私は全てを知っている」
そしてその通りでした。
私があることを個人的に済ませ、戻ってきた時、私はブルーノに何も話す必要がなく、ブルーノはそれについて、すでに知っていることを前もって私に言いました。
私がブルーノの所に居候していた頃は、そうした事全てにおいて驚きの毎日でした。
しかし、ブルーノが言ったことは、全てが余すことなく事実に即していたことを個々の出来事のなかで何度も確信しました。
【精神が物質を支配する】
1932年5月、私（ホイスラー）はブルーノと飲食店に入りました。
店はかなり混んでいました。
カウンターの上にはラジオがあり、そのラジオの音量はとても大きく、私たちは大きな声で話さなければなりませんでした。
これには私たちだけでなく、他の幾人かの客も気に障っていました。
ブルーノは私に言いました。
ラジオの周波数が狂い、それを店主は無視することができなくなるだろう。そして、店主はラジオのチャンネルを調整してもクリアな音に戻すことができないだろう
この時、ブルーノは時計を指さし、そして、それが起こる時刻を私に言いました。
その後、何が起こったでしょうか。
まさに予告した時刻になったとき、とても強い歪がラジオに起きました。
店主はラジオに歩み寄り、チャンネルを動かしましたがクリアな音には戻りませんでした。
諦めた店主はラジオの音量をとても小さくしました。
私たちがその店から出るとき、私はブルーノにラジオについて話しかけました。
なぜなら、このラジオは、ブルーノの助け無しでは決して二度ともとに戻らないことを私には全くもって明白なことだったからです。
店主と他のお客さんが話をしていました。
このラジオはまだ新しくとても良い製品で、音もはっきりしていて、一度も故障したことがなかったと。
ブルーノは再び、ラジオがもとに戻る時刻を私に言いました。
その時刻になった丁度そのとき、ラジオは再びクリアな音に戻りました。
店主とお客さんはラジオを見上げて何度も首をかしげ、肩をすくめました。
ブルーノは人を助ける以外のこうしたことにはまったく興味を持っていませんでしたが、時々、人間が本来持っている能力を私に示してくれました。
【あなたが私の助けを求めないかぎり、私自身は無力なのです】
あなたが助けを求めない限り、それが誰であろうと、何処であろうと、私自身は無力なのです。
また私は救済を押し付けることもできません。
1955年にブルーノは離婚しました。
妻はブルーノを、自分だけのものにしたかったようですが、それは出来ませんでした。
「私はすべての人間のために来ました！」
とブルーノは言いました。
【私は約束します。私は死ぬのではありません。人が私を呼ぶのであれば、私はやって来て助け続けます。】
私には病気が見えました。
時にはこんなこともありました。
病人と出会い、その人は気づかずに、病気の体に関して話す言葉などを通して、自ら病気を取り込んでいました。
病気を捨てた多くの人が治癒の流れを受け取りました。
昔は治癒を与える人が存在していました。
ただ彼らは、私の考えでは、彼ら自身のエネルギーに限りがあり、治癒行為のなかで、彼ら自身のエネルギーを消耗しました。
誰もがこの世を去らなければなりません。
私もいずれこの世を去るでしょう。
私の肉体は地上に横たえられるでしょう。
しかし、私は死ぬのではありません。
人が私を呼ぶのであれば、私はやって来て助け続けます。
そしていつの日か、人間は自分で救済と治癒を獲得するでしょう。
どこかで誰かが、アインシュテレンすれば、その人はこのエネルギーを受け取るとこができます。
このエネルギーは波のように、体内を駆け巡ります。
どんな病も悪が原因です。
この悪は神のエネルギー、善の力によってのみ退けることができます。
良い信仰心のある思考は治癒に影響を与えます。
しかしそれを理性で説明することはできません。
悪は強く、人間は一人では弱すぎます。
助けを願うならば全能である神を信じましょう。
思考のなかで、あなたの体の中に忍び込んだ悪から離れなさい。
病から離れなさい。
その悪、その病を追い出して、もうそれを気にかけない事！
そして治療に全ての注意を注ぎなさい。
そして神のエネルギーをお願いして、自分の体に神経を集中させなさい。
そう。温かく感じたり、冷たく感じたり、手や足がムズムズするかも知れません。
あるいは痛みとして現れるかも知れません。
痛みが出ても何も悪いことは起きません。
あなたが感じる全ては、健康になるためのものなのです。
これにより、体の中で変化が始まります。
病は神から来るものではありません。
病は人間に属しているのではなく、よそ者です。
そして人が、神のエネルギーを通して健康になるのを信じるならば、この善のエネルギーは悪いもの、悪を体の外へと追い出し、その人は解放され健康になります。
時にそれは突然起こり、または、少しずつ時間をかけて行われることもあります。
どんな病気であろうと、それは全く問題ではありません。
健康な人は、毎日、神のエネルギーを受け取ることで、病気を寄せ付けません。
あなたの体内に、常にエネルギーを蓄えていなければなりません。
いかにしてあなたが神のエネルギーと出会うかは、あなたの人生にとっておそらく一番大切なことでしょう。
私はあなたのために繋がりを保持しましょう。
失ってしまった信仰心を再び進んで取り戻そうとしている人々だけを、私は助けることができます。
あなたが善に耳を傾ける限り、あなたが善を望み必要とし、それを肯定するならば、あなたは神との繋がりを保つことができ、そこで自分の体の中に真実を体験することができるでしょう。
本当に神のエネルギーに満ちて強くなり、更なるこの世での人生をひたすら肯定して過ごすようになるでしょう。
どの人間にも神の守護があります。
ただ人間はそのことを知らなければいけません。
ただ人間はこの神の守護を活用しなくてはいけません。
多くの人間は残念ながら神の守護に気づくこともなく活用もしません。
私は既にあなたに手を差しのべました。
私はあなたをあなたの手を取って導くだけではなく、心でも導きます。
人間が心で、、大きな神の愛に導かれるということが、すなわち最も重要なのです。
私は一人ひとりにこの私の手を、その人を本当に導くために差し伸べます！
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