ですはろうぃん
どーも、得意な仮装は和田アキ子です。
というわけで、ハロウィンがこんなに盛り上がってきたのは、言うてここ20数年かと思う。
(おっさんとして)過去を振り返ると、最初におれの人生でハロウィンを押し出してきたのは、子供の頃のディズ◯ーランドだったと思う。
秋に近付くと「ディ◯ニーハロウィンはじまるよ!」的なCMが流れ、オレンジと紫の衣装に身を纏ったキャラたちがお手てを振ってこんにちはしているイメージである。
ただ当時は、園内のキャストやキャラクターがコスチュームとしてやっている感じで、お客さんの方が仮装して遊びに来るというのは限られていたはずだ。
周りを見渡すと、水木しげるが描いたような出っ歯でカメラをぶら下げたサラリーマンパパと戦隊ヒーローのTシャツを来た子供、お出かけで舞い上がってハイヒールを履いてきてしまったママがほとんどであり、仮装しているのは大変珍しい。
客側は、最低限かつ最高の仮装として、ハロウィン仕様のカチューシャを恥じらいながらつけて、スペースマウン◯ンで吹っ飛ばして失くすというのがセットであったと思う。
そして、最近巷で話題になりすぎて、ついに「来るな」メッセージをかましている渋谷も、昔は仮装してワーキャーしているパーリーピーポーたちもそこまでいなかったと思う。
ただ、そのハシリをおれは経験していたのである。
学生時代、友達に「今度、渋谷でハロウィンパーティーするから来てよー」と言われ、ハロウィンパーティー?なんやそれ、伝説のメタルバンドハロウィンをみんなで聴いて暴れるパーティーか?と思ったが、どうやらみんなで仮装してワイワイ飲むという趣旨らしい。
パワーメタルを夜通し聴いて暴れ狂う訳ではなかった。
センター街のど真ん中ではなく、お店を貸し切って知り合いだけで行うthe身内パーティーである。
「女の子もいっぱいくるよー」とのことだったので、よっしゃこっちもイケメン連れて伺わせていただくぜ!と参加を即決した。
当日どんな仮装をしたかは覚えていないが、ハロウィンガールたちがセクシーな格好で酒を飲んでいて、「"ハロ"ウィンやなくて、"エロ"ウィンやな!」と一緒に行ったイケメンたちと話していたような気がする。
私服の時とは全く違う可愛さが発現し、ハロウィンは女の子たちが主役と言っても過言ではない。
あの娘がこんなにまぁ開放的に…と普段と異なる姿に「毎日がハロウィンパーティーだったらいいのに」と思うくらい、楽しませていただいた。
しかし、好きな女の子にトリックオアトリートしたかったが、できなかったことが悔やまれる。
ロマンスの神様は酔っ払いに力を貸してはくれなかった。
ちなみに男が仮装したところで盛り上がるのはウケ狙い・笑い方向だけで、ばっちりカッコつけたところで、周囲からは冷ややかな目を向けられるだけなのでご注意いただきたい。
あと、個人的にフリーザやドラえもんの仮装はコスられすぎてサムいので、やらない、やらせないを徹底している。
参考になれば幸いだ。
また最近の「ハッピーハロウィン」という掛け声に違和感を覚える。
何がハッピーなのだろうか?
誕生日や新年なんかはお祝いや感謝的な感じでハッピーなことはわかる。
アメリカなんかじゃ、魔女だのゾンビだの化け物に仮装して、「トリックオアトリート!(お菓子くれねーと、全てを破壊し焼き尽くし暴虐の限りを尽くすぞ!脅しじゃねーぞ!)」と家々を回るイベントがあり、そんな脅迫めいたことをやっていてハッピーなんて…と思ってしまう。
※↑を書いた後にWikiを見たところ、昔からハッピーハロウィンは使われていたようです。古代ケルト人の皆さん、すいません。どーぞtrickしちゃってください。
というわけで、ハロウィンはハッピーなものであるようなので、渋谷に集まるのも節度を持って、適切かつ適当な場所で、ルールを守って楽しんでいただきたいと思う。
おれはドラえもんを探して、もしもボックスで「毎日がハロウィンパーティー」をお願いしてきます。
楽しみにしててください。
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