老害と⚪︎⚪︎嫌悪
どーも、あの時のアイツです。
というわけで、辺りを見渡せばじーさん、ばーさんがそこらじゅうにいる超高齢化社会の日本。
このところ60-70代であろうと若い。
子供の頃見ていた60-70代なんて、もうヨボヨボ具合が表に出まくっていて、どこからどう見てもおじいちゃん。
波平や友蔵のようなThis is ジジイばかりだったのだが、今や、40-50代を差し置いてアウトドアにショッピングにスポーツジムと、手数料高めにアクティブに勤しんでいる。
見た目も昔に比べて若々しく、パッと見で年齢不詳なこともザラ。
よく見るとマリアナ海溝より深いシワが見つかって、そこでようやく、もしかしたら60超えていらっしゃる?となる。
おそらく150まで現役でいらっしゃるであろうニューオールドタイプ。
いい爺さんもいれば悪いジジイもいて、我々、比較的若者にとってはその対応で日々の活力を奪われている。
その奪われっぷりったらなくて、Mk-Ⅱを同時に3体奪われたティターンズも真っ青。
奪われた活力はもう戻ってこないのであります。
さて、それだけ多種多様なじーさんばーさんがいると、周りの迷惑を考えない困った方々も現れる。
俗に言う老害、ROGAIである。
彼らは自分が正しい、自分は優先されるべき、自分の行動は他人に迷惑をかけてないと、新興宗教も真っ青なセルフ信仰っぷり。
そして、他人に迷惑かけていても気付かない、謝らない、責任転嫁する、軽犯罪を犯す、控えめに言って重度の心の不感症。
例えば電車の扉の前で半分くらい占拠して駅に着いてもどかないと言った、おれの周りがどけばいいだろが精神で生きてらっしゃる。
またタチが悪いのは、ベビーブームだかで数が多く、若い頃番長だの学生運動だのして血気盛んな輩が多い。
どう考えても若者に勝てる訳がないのに、やれるもんならやってみろと凄んでくる。
と言って若者が「コイツぶん殴ったらトドメ刺しちゃうよ」というのをわかって挑んでくる。
実に厄介。
実に恥ずかしい。
と、ここまで言ってなんなんだけど、最近自分が老害予備軍であることを本能で理解してしまっている。
チャリンコ飛ばして突っ込んでくる誰かのかーちゃんに、「あぶねーなぶつかったら警察呼んで刑事事件にしてやる!」
「若い奴が駅前でゲロ吐いて騒いでんじゃねーよ」
「おれより後にオーダーしたのになんでそっちが先に来るんだよ」
「足踏んだら謝れよ!腕毛生えたクソブスメガネ」と危険思想がとめどない。
人に対して寛大な心が次元の彼方に吹っ飛ばされていって、自分以外は敵という悲しい思考が脳を支配し始めた。
このままだと来るべき輝かしいシニアライフがドドメ色に染まる。
孫からはオジーチャマと呼ばれずクソじじーと呼ばれてしまう。
これは実にいかん。
実に由々しき事態。
そんなこんなで、清く正しく美しいオジーチャマを目指して周りの人達に優しく、気高く振る舞おうと思い、己を律していこうと思いきや、3分ほどで忘れる。
脳内のおれ会議で議題が変わった瞬間忘れる。
というか、次の議題が「今、信号無視して走って行ったチャリ、車にぶつからねーかな」だったりする。
汚く悪く醜いじじーにまっしぐら。
下卑た心は清まることを知らない。
でも、どこかで生まれ変わりたい。
いつか、天使みたいなじじーになりたい。
じじーlike a angel。
朽木糞牆。
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