博士の異常な内情

どーも、学士です。

と言うわけで、1つの単語を思い出すとその妄想がとめどなく溢れてくるおれ。

日本人のほとんどが記憶している、口に出している建物で、おそらく最大級にそこに踏み入れたことがないのは、皇居と東京特許許可局である。
皇居の中にはもちろん入れないが庭園まではたまーに公開されていると聞いたので、そこを踏まえると東京特許許可局が1番である。

国会議事堂とも思ったが、そういや小学生の時に見学に行って、歴代首相湯呑みとかふざけたお土産があったことを思い出した。
土産屋があるほどなので、国政を司ると見せかけて、むしろ一般人ウェルカムなただの観光地に成り下がっている。
※今は知らない。

そんな東京特許許可局に思いを巡らしていく。
東京にある特許を許可する場所と言うのは読んで字の如く、意味そのままなのでどんな場所かは容易に想像がつく。

ではどんな人が行くとなると、それはもう発明家や博士だと信じたい。
Dr.中松やらDr.マーフィー、海苔巻博士やオッペンハイマーなどが数学の公式を頭に思い浮かべながら許可の列に並んでいるはずである。

許可局の担当者もどれだけいるかわからんが、この世の発明に明るい、これまた博士みたいな強者どもだと思われる。
許可したモノが、既に別で申請されていたとしたら一大事であり、博士特有の異常な粘着にあい、良くてストーキング、悪くて毒殺される恐怖を感じながら業務に当たらなければならない。

一般人と違い、相手は博士である。
博士の知能を持ってすればガリレオでもノースリーブでバンザイして諦めるほどの完全犯罪をちーんと立案することができる。

この世で敵に回してはいけないのは博士とかーちゃんである。

また、わざわざ東京と言っているくらいなので、日本の各地に特許許可局が設置されている。
大阪や名古屋、福岡といった大都市にはそのエリアにいるDr.マシリトや天馬博士、レクター博士達が並んでいるに違いない。

そんなこんなで、我々一般人には踏み入れてはならない聖域であり、魔境であるため、安易に近付いてはいけないのである。

と、ここまで書いておいて真実を述べさせていただくが、東京特許許可局というところは残念ながら、無い。
正しくは特許庁である。

「コイツ、アホか」と思っていた方や「たしかにー」と思っていた方、「特許ってなんだっぺ」とお思いの方などたくさんいらっしゃるかと思うが、"東京特許許可局"がファンタジーである事実は揺るがない。
もはや、ホグワーツ魔法魔術学校と同じカテゴリーであり、博士が列をなしているのももちろん幻想である。

"特許庁"では妄想が加速しない。
おそらく博士と別種のメガネ達が、無言でハンコをばんばばんと押しているファクトリーみたいなもんで、はいはいどーせ、お役所でしょというくらいの感想しか持ちえない。
金の匂いしかせず夢がない。

もちろん大事な仕事であることは重々わかっているつもりではあるが、常軌を逸した博士に一度は会ってみたく、妄想が広がってしまった。
おそらく睡眠不足なのである。

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