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5.最終日とSisters of the Road Cafe - わかば

 髙田若葉です。

 遅れてしまいましたが、最終日についてのことを書きます。
朝から、泊まっている家の近くの幼稚園の子達が、「写真撮って!」と言ってきたので、写真を撮りました。めちゃくちゃ可愛くて、名前を聞かれたので答えたりしましたが、それ以外はほとんど理解できませんでした、悲しい…。

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 彼らとはお別れして「sisters of the road cafe」へ向かいました。
ホームレスの人のためのカフェだという情報と、とても安価な食事、そこで働くことで食事と交換できるチケットがもらえる、という曖昧な知識で行きました。

 まず、カフェの近くに行くと、だんだんテントが増えたり、ホームレスらしき人が増えてきます。入り口の前には沢山の人がいて、私は怖くなってしまいました。とりあえず、カフェの前には信号があるため、道路を挟んだ向かいの道に行きました。そこから、カフェのホームページを見て、内容を理解しようとしました(前もってしておきなさい)。そこで、おそらく、10~15分程スマホの画面を見て、店の様子を伺う、とても怪しい奴をやりました。

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 何がきっかけだったが覚えていませんが(おそらく店の前の人が少なくなったことに気がついたから)、店の入り口の前に行きました。まだおどおどしていると、ちょうど店員さんが出てきました。目を合わせて軽く挨拶、私がちょっと変な目をしていたのか、少し止まってくれたので、私から声をかけました。「この店のシステムについて知りたいけど、あんまり英語がわからないからパンフレットが欲しい。」こんなことを話した気がします。そして、事務室に連れて行って、パンフレットをくれた後、店の中にも案内してくれました。そして、「コーヒーメーカーの前へ行って」と言われたが、タダでコーヒーを貰ってどうしよう…(今回の調査の意味がない)という気持ちで店の中で佇むことしかできませんでした。お客さんは、ホームレスっぽい人も、明らかに違う人も、そのどっちとも取れないような人もいて、雑多な感じでした。写真撮って!と声をかけられ、かっこいいおじさんの写真を撮りました。あの人がホームレスかそうじゃないかは、正直わかりませんでした。

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 しばらく立っていると、またスタッフの方が声かけてくれ、紅茶をもらいました(タダで)。どうしよう、このまま帰っていいのかな、という気持ちで紅茶を飲んでいると、「初めて?」と女の人(以下Aさん)に話しかけられました。でも最初何を言っているのかわからなく、ごちゃごちゃ話をしました。Aさんも初めてであること、娘が日本にいて、2回ほど行ったことがあること(この話はおそらく、聞き間違えてる可能性もある)など教えてくれました。紅茶を飲み終わってどうしようか迷ってまた立っていると、Aさんが、「ここに立つのよ」と教えてくれました。あ!ご飯を注文するのか!と思ってウンウン言っていると、「チケットは?」と言われ、なんのことだ、と私はまた焦りました。どうやら、入り口の受付でチケットをもらい、それに書いてある時間になると注文できる仕組みだったようで、Aさんが案内して、通訳までしてくれました。Aさん、とても親切。そしてまた時間が来るまで立って待ちました。Aさんは呼ばれ、注文して席に行きましたが、私はまだなので店内を見ながら立っていました。


 この時、私はチケットの仕組みについて完璧に理解していなかったので、チケットがあれば注文できるものだと思い、適当にカウンターに行ってしまいました。「まだです。」と断られ、また待って、ついに呼ばれました。おそらく、同じ時間を書かれたチケットが、2, 3枚あり、呼ばれたらその人たちが行く、という仕組みでした。私が最初にいましたが、他の女性が先にカウンターに行くと、それを見ていた他のお客さんが怒りました。「彼女(私)が先だったろ!」と。私は正直何でもよかったですし、よくわかっていませんでしたが、数人で口論になり始めてしまい、アワアワしてしまいました。「お、オーケー…」としか言えませんでした。すると、呆れて笑っていた近くの夫婦(ホームレスでない)が「あなた旅行者でしょ?」と笑いながら話しかけてくれました。グーグル翻訳で日本語にしてくれて、「大学のプロジェクトで来た。」ということを奥さんの方に伝えていると、「食後に大麻と煙は何ですか?」と旦那さんの方に見せられ、奥さんが「学生さんだって!」という会話が面白かったです。他にも、ポートランドは変人だらけであること、老人は心を失う、ということを翻訳の画面で見せてもらい、笑いました。そうこうしているうちに口論も止まっていて、私の注文の番になりました。注文の仕方がわからなくて困っていると、奥さんが助けてくれ、注文をしてくれました。本当にみんな親切!!


 注文が終わり、座ると、コーヒーとかあそこで貰えるよ、とさっき一緒に並んでた女性が教えてくれました。待っていると料理が来ましたが、見た目は、まぁ…。食べてみると、まぁ…。Aさんが出て行く前に声をかけてくれました。「おいしい?」私は気を遣ってしまい、「イエス…グッド…!」みたいな感じで返しました。グッドではないのですが…。残すのはこの店のコンセプト的にどうなんだろうと思って周りを見ると、結構残している人がいたので、私は残しました。ごめんなさい。

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 店を出た後は、最終日だったので、美術館に行ったり、買い物をしたりました。シルバニアファミリーのゾウさんがあったので(日本にはないはず)、衝動的に買ってしまいましたが、買ってよかったのかは、微妙です。

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 途中で、長い布を纏ったおじいさんを見かけました。

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 夜はコーナーと青木さんとハンバーガーを食べました。途中から、昨年このプロジェクトに参加していた、ソーレンを呼んでくれました。会話が早くて全然聞き取れませんでしたが、説明してくれたりと、とても優しかったです。また、PNCAでのミーティングの時に、私が、インスタでコーナーの描いた漫画を読んで面白かったという話をしたら、なんとコーナーがその漫画が載った本をプレゼントしてくれました!素敵!!ありがとう!!!

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 家に帰ると、エミリーが泊まりに来て、みんなと話をして寝ました。エミリーは、この2日間くらい私たちと行動を共にしてくれました。本当にありがとう!

 ポートランドでの滞在はとても短く感じられましたが、やりたいことや調べたいことはできたかなと思います。そして、とても楽しかったです。ありがとうございました。


2019年9月17日

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