ググるは文字どおり 死語となった
要約
Google検索が使えないものになって、数年間やきもきした。
AI検索が満足のいく検索結果を出すようになり、ググるは完璧に死語となった。
ChatGPTやPerplexityが代わりとなった。
雑文
「Google検索は役目を終えた」。
自分の言葉で書くと「Google検索は死んだ」となるので、少し言葉を柔らかくした。Google検索が使えなくなって久しい。体感だと使えなくなってから4-5年が過ぎた。
なぜ、使えなくなったのかのテクニカルな分析はAIに任せる(後述)。その前に体感を書けば、オールドメディアを重視したことと、スパム対策を諦めたこと。そして、個人サイトやブログを追い出したことだろう。
検索結果は、オールドメディアの記事と「いかがでしたか?」というひと昔前のAIに書かせたようなブログが並ぶようになった。
長い間やきもきしたものだ。論文検索など専門的な検索は各々で育ってきているが横断的な検索で使えるものが誕生しなかった。1年ほど前に友人に愚痴ったのを覚えている。
結果的にGoogle検索を葬ったのはAIだった。
「ChataGPT」を検索のように使うのも良いし、「Perplexity」を使うのも良い。Googleなどのオールド検索を使うこともなくなり、ググるは文字通り、死語となった。
なぜ Google検索は使えなくなったのか?(ChatGPTによる回答)
最近の検索結果が期待に応えられない背景には、複数の要因が絡んでいます。ここでは、時系列と背景を整理して説明します。
1. 検索エンジンの進化とアルゴリズムの変化
2010年代後半: 機械学習・AI導入の進化
Googleは検索エンジンの精度を高めるため、機械学習を活用する「RankBrain」や自然言語処理モデル「BERT」などを導入しました。これにより、文脈を理解して関連性の高い情報を提示する能力が向上しましたが、その反面、SEO(検索エンジン最適化)対策が進化し、特定のキーワードに強いサイトが上位を占める傾向が強まりました。
2020年代: ユーザー体験の重視
Googleは検索体験を向上させるために「Helpful Content Update」(役立つコンテンツの強化)を実施しました。この結果、公式サイトや大手メディア、オーソリティ性の高いサイトが優遇されるようになり、個人ブログやニッチな情報源が埋もれる傾向が強まりました。
2. オールドメディアとAI生成コンテンツの台頭
大手メディアの優遇
オールドメディア(新聞社や出版社など)は、信頼性や法的リスクを重視するGoogleの方針によって優先されがちです。また、ニュースやトピックにおいては、公式情報や権威ある機関が提供するコンテンツが上位を占めやすいです。
AI生成コンテンツの氾濫
最近では、AIを活用した記事生成が容易になり、多くの企業がキーワード対策用にAIで大量のコンテンツを作成しています。これらのコンテンツは、情報としての深みが欠けることが多いですが、SEO対策に長けているため上位に表示されやすくなっています。
3. 個人ブログやニッチ情報の減少
個人ブログや小規模な情報源は、運営コストや収益性の問題、さらに大手サイトに対抗するのが難しくなったことで減少しています。
また、Googleのポリシー変更によって、キーワードに直接関連しないが価値のある情報(例: 専門家の見解やフォーラムの議論)が検索結果に出にくくなっています。
4. 広告の増加と検索画面の複雑化
検索結果の上部に広告(Google Ads)が多く表示されるため、自然検索結果にたどり着くまでにスクロールが必要な場合が増えました。
また、「People Also Ask(他の人はこちらも検索)」やリッチスニペット(短い回答を画面上部に表示)など、Google独自の機能が優先されるため、ユーザーが自分で情報を選ぶ余地が減っています。
あなたができる対策
検索キーワードを工夫
具体的なキーワードを使う(例: 「詳細」「レビュー」「体験談」などを加える)。
クエスチョン形式(例: 「~とは」「~する方法」など)を試す。
検索エンジンを変更
DuckDuckGoやBingなど、Google以外の検索エンジンを試してみる。
専門的な情報源を直接探す
RedditやQuoraのようなフォーラム、もしくは専門ブログを利用。
SNSで話題になっている記事を探す。
AIの力を活用
ChatGPTのようなAIに質問をして、一次情報へのリンクを提案してもらうのも一つの手です。
Perplexityによる回答
Google検索結果の質の低下は、近年の検索エンジン最適化(SEO)の変化とAI技術の進歩によって引き起こされた複合的な問題です。この状況に至った背景を時系列で説明します。
SEOの変遷
初期のSEO(2000年代初頭)
検索エンジンの進化(2010年代)
YMYL(Your Money Your Life)とE-E-A-T導入(2010年代後半)
AI技術の台頭
ChatGPTの登場(2022年末)
AIによる大量のコンテンツ生成が可能に1
Googleの対応(2023年)
2024年の状況
現在の問題点
AI生成コンテンツの氾濫
低品質で独自性のない記事が大量に生成される2
中古ドメインの悪用
信頼性の高いドメインを利用したSEOハッキング3
検索アルゴリズムの限界
AIコンテンツと人間が作成したコンテンツの区別が困難2
オールドメディアの優位性
既存の権威と信頼性により、質の低い記事でも上位表示される傾向
この状況下で、Google検索結果には、オールドメディアの記事やAI生成コンテンツが多く表示されるようになりました。Googleは品質の高いコンテンツを提供することを目指していますが、AI技術の急速な進歩と既存のSEO手法の限界により、理想的な検索結果を提供することが困難になっています2。今後、Googleはこの問題に対処するため、さらなるアルゴリズムの改善や、人間による編集・監修の重要性を強調する可能性があります2。ユーザーにとって真に有益な情報を提供するウェブサイトが評価される傾向は続くと予想されます。