【卒業生インタビューvol.4】管理栄養士Webライター 安藤光平さん
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前回に引き続き、今回はワークキャリア金谷36期(2021年9月)の卒業生で、金谷に移住して栄養系Webライターとして活動されている安藤光平さん(@andou0827)にお話をうかがいました!
安藤さんのプロフィール
✅岡山県出身の26歳
✅新卒から3年半、管理栄養士として病院勤務
✅「自分の意思で人生を歩みたい」という想いを持つ
→今後のキャリアを真剣に考えようとワークキャリアを受講
✅現在は栄養系Webライターとして活動中!
人に言われるがままの人生に熱意を持てず悩んでいた
――ワークキャリアを受講するまでの経緯を教えていただけますか?
大学を卒業後、管理栄養士として3年半ほど病院で働いていました。実は、ワークキャリアを受講する前日まで働いていて。最後の出勤が終わったその日には、前泊するために金谷に向かっていました。
――私が知っている中では最速ですね……いきなり驚きの情報でした。笑
そもそも、ワークキャリア自体は3年前くらいから知っていたんですよ。新卒で働き始めた半年後には仕事を辞めたいと思うようになってしまって。辞めたら何をしようかと悩んでいたときに、資格などを検索していて見つけました。「田舎フリーランス養成講座」だった頃ですね。
それからも、時々検索して様子を見ていて。「名前が変わってかっこよくなったなぁ」とか思ってました。笑
――随分前から知ってくださっていたんですね。新卒1年目で辞めたいと思ってしまったのはどうしてだったんですか?
一番大きいのは、管理栄養士という仕事自体を自分が選んだものじゃなかったからですね。そもそも栄養系の大学に行ったのも親のすすめでしたし、病院勤めを選んだのは大学の先生から言われたからでした。
仕事選びの他にも、今までの人生で自分で選んだことってほとんどないなぁと思ってます。常に周りの目を気にしてしまっていたし、自分で決めたことに責任を持つのがしんどくて。ずっと逃げてきてしまってました。
――そうだったんですね。そんな安藤さんが「ワークキャリアを受講しよう」と決心した理由は?
「キャリアの相談ができる」というのが、一番大きかったです。人に言われるがままに生きてきた自分を変えたいと思いつつ、どうやって将来のことを考えたらいいかも分かりませんでした。
ワークキャリアならメンターさんが一緒に、今後のキャリアを考えてくれたり、キャリアに関する考え方自体を教えてくれたりする、というのに惹かれて受講を決めました。
しんどかったライティングも、卒業する頃には慣れ始めていた
受講する前はサイト制作をやろうと思っていました。事前課題で出ていた、初心者向けのコード練習サイトが面白くて。ただ、受講してメンターさんと相談していく内に、ひとまずライティングから始めようと思うようになりました。
そもそも、管理栄養士としての病院勤務しか社会経験がなかったので、他の企業さんに送るメールの書き方とか、いわゆるビジネスマナーみたいなものも全然知らなかったんですね。
ライティングなら文章の書き方はもちろん、ビジネスコミュニケーション力を鍛えるのにも良い、と教えてもらって、ひとまずやってみようと思いました。
――ライティングを学び始めてどうでしたか?
正直めちゃくちゃしんどかったです。文章を書くこと自体に慣れてなかったですし。
締め切りがある仕事をするのも初めてで、全部自分に責任がある仕事も初めて。そんな初めてだらけの状況の中、案件を獲得するために提案もしなきゃいけなくて……毎日就活をし続けているような感覚でした。
2週目の金曜日にメンターさんと面談したとき、「ライティングどう?」と聞かれて「しんどいっす」としか答えられなかったです。
――それだけ辛かったライティングを続けようと思ったきっかけはありますか?
しんどいしか言えなかった面談のとき、メンターさんに「ひとまず土日は休もう」って言ってもらって、めちゃくちゃ寝たんです。やらなきゃいけないのは分かってたんですけど……
そしたら、月曜日はすごく体も心も軽くて。慣れない環境で、初めてだらけのライティングを続けて、思った以上に負担になっていたみたいです。休むって大事なんだなぁと改めて実感しました。
同期のみんなが頑張っている姿を見て奮い立ったのもありますね。僕よりたくさん提案をして記事を書いている人もいて。そんな同期の姿に元気づけられたのは大きかったです。
あと、単純に慣れてきていたのもありました。文字を打つのも、読みやすい文章を考えて書くのも、2週間続けている内に、気付いたら慣れてたみたいです。
「人が望む人生じゃなくていい」という気づき
――ワークキャリアを受講して「一番大きな収穫だったな」と思うのはどんなことですか?
周りの人と同じような人生を生きなくていいんだ、と思えたことですかね。
さっきも言った通り、大学も就職も親や先生のすすめ通りに生きてきて、これからはずっとこの病院で管理栄養士を続けて、そのうち結婚して子供ができて……みたいな、テンプレートな生き方が全てじゃないんだなって、初めて思えたんです。
それが悪いってわけじゃないんですけど、僕はどうにもしっくりこなくて。違う生き方を見つけられたら嬉しいなぁ、なんて思ってたんですね。
そしたら、開催初日の自己紹介で、あるメンターさんが「世界一周して~」ってさらっと言うんですよ。今まで生きててそんな人に出会ったことがなかったので、内心テンパってました。笑
他にも「ヒッチハイクで日本一周した」とか「900km歩いてフランスからスペインまで移動した」とか言う人もいて、衝撃の連続でした。
まるもの住人の方たちも、いわゆる「テンプレートな人生」を歩んでいる人が1人もいなくて。色々な生き方をしている人たちと出会って、直にその生き方に触れられたのが、ワークキャリアを受講して得た一番の財産だと思います。
ライティングの先に見ているのは「音楽と動物に関わる人生」
――受講中にキャリアマップを作成したと思いますが、安藤さんはこの先どのような人生を歩んでいく予定なんですか?
ひとまず、始めたばかりのライティングをしっかり頑張ろうと思います。受講中には2万円くらいしか受注できなかったんですが、卒業後も提案を頑張ってみて、11月は予測で9万円くらいの仕事を獲得できました。
ここから少しずつ仕事を増やして、単価も上げて、半年後には月20万円くらいで安定させるのが目標です。
――お仕事は順調なんですね。収入が安定したあとは、どうしていきたいんですか?
その次は、自分で積極的に選んだ仕事を増やしていきたいです。今は正直、やれるならなんでもやります!くらいで仕事をいただいていますが、少しずつやってみたいと思った仕事を増やしていきたいと思ってます。
これまで自分で選んでこなかった人生だったので、それを少しずつ変えていきたいですね。
そして、将来的になんですが、音楽と動物に関わる仕事がしたいと思っています。
ワークキャリアに参加するまでは、自分が好きなこと、やりたいこともよく分からなかったんですよね。自分では何も決めずに生きてきたせいかもしれません。
キャリアマップを考える中で、メンターさんや同期の友達と話していて、急に出てきたんですよ。そういえば、動物も音楽も好きだったな、って。
今はまだ夢物語ですが、動物園のショー×生演奏のBGMのイベントなんかをプロデュースして、演奏は自分で弾き語り、とかできたら、最高ですね。
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人に決めてもらっていた人生から、自分の夢を追いかける日々へと、新たな生活に大きな一歩を踏み出した安藤さんのインタビューでした!
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(取材・文 ひらはらまさひろ)