私の対象
前回は『私の想い』をお読みいただきありがとうございました。あ〜まだ書き足りなーい!!!!!!!!とかあって、どんどん掘り下げて書いていくことにしました。
今回は私が伝えていきたい相手について。
もちろん男女関係なく全員に伝えられるなら最高だろうなぁと思っています。みんなが生きやすい環境を作るにはみんなが理解していることが大切なので。
いつかは全世代に伝えていけたらいいなとは思いますが、『女性の一生涯の健康』を目標にしたとき、まずは今私が主に伝えていきたい対象を書いていこうと思います。
①子供とその保護者
ざっくりすぎますが、「将来」を視野に入れた時、今の子供たちとその保護者に気付いてもらうことが最優先だと思っています。
子供は未成年のうちは基本的に保護者がついてまわります。どれだけ自分が選んだとしても親に反対されたら終わりなのです。
私は親子で共通の認識が必要だと思っています。
自分の親はどこまで知っているのか、
自分の子供はどこまで知っているのか、
互いに「知っている」が同じなら話もしやすくなると思います。同じセミナーを受けて、この内容なら親子で話せるかも!?のきっかけになると理想的だなとも思っています。
それでも親子では話せないこともあるでしょう。そういったときにどこに相談しに行けばいいのか、どうすればいいのかを案内しておく必要もあると思っています。
あとは同時に保護者の健康サポートですね。妊娠出産を終え、子育てを頑張り、自分の変化のときを迎えようとしているのですから。
何がおかしいのか、どうしたらいいのかを伝えていきたいなと思っています!
②社会人なりたて世代
これから社会人として、時間や制度を守りながら働いていく人として、月経にまつわる不調で無理をしないことの必要性を伝えたいです。
まだまだ女性特有の症状への理解は足りていないのが現状ですし、女性本人もそれで周りに迷惑をかけてはいけないと無理をしたり誤魔化したりしているのでは?と。
また新しい生活が始まるということは新しい人との関わりがあります。そして仕事を頑張る人、結婚、妊娠出産の道を選ぶ人もいるでしょう。
『その人のその時』が来るまでに準備をし、いざと言う時にちゃんと判断して選択出来るようになっていて欲しいと思っています。
会社の新入社員研修などでセミナーをすることが出来れば、新入社員じゃない立場の人にも直接じゃなくても理解が広がっていくのかなと思ってます。
これも会社の中の共通の認識という話になりますね!
③女性アスリート
アスリートとして成績のために無理な減量や過度な練習などをして身体を壊すのはちょっと違うのかなぁと思っています。
エネルギー不足による無月経もそうですし、また月経痛や過多月経、PMSなどでパフォーマンスが落ちてしまうことが多々あります。そもそも、月経中の運動は本当に嫌ですし気を遣うものです。まだ月経が安定しない世代では対処方法さえ未熟で悩んでしまうでしょう。
また思いがけない妊娠はアスリートとしての人生を狂わせてしまいます。そういった部分の意識を強く持てるように伝えていくこともしていきたいと思っています。
スポーツファーマシストとして、女性ホルモン製剤が使用可能であること、使用することのメリットなどを伝えていきたいと思っていますし、月経コントロールのサポート役が出来るのではないかと思うのです。
また指導者などが男性であることが多く、これもまたなかなか話せないなどもあると思います。アスリートの場合はパフォーマンスに直結するためなるべく早く解決する必要があります。
やはり選手と指導者などの周りの人たちとの共通の認識が必要になります。
(そういえば、ちょうどスポーツファーマシストになったタイミングで東大病院の女性アスリートのセミナーが始まったのですが、申し込み時の職種に薬剤師がなくて悲しみ笑)
気を楽に、日常を送るために、その時、その世代が知っておくと良いというようなお話をしていきたいなぁと思っています。
女性に限らずですが、一生涯の健康って、身体だけでなく心もですからね!不安や悩みが少しでも減らせればいいなと思います。
一人一人の意識が変わることで大きな波に変わると信じて、伝えていきたい。
これから私も母親として、そんな時期を迎えます。子供の意思を尊重しつつ、正しい知識をつけていって欲しいと思っています。
お読みいただき、ありがとうございました!