ついに日本上陸!日本3連戦初戦を制するのは誰か。 - 2024年GTワールドチャレンジ・アジア第5・6戦富士

日本にアジア最高峰のGTレースが上陸。ここから2ヶ月間にわたって日本でGTWCアジアが開催される。その最初の大会が富士で行われた。

前戦からのエントラント変更は以下の通り。

エレガント
廖力嘉を擁して参戦。

AASファントム
バスティアン・ブースに代わって前戦フォーミュラE参戦のため欠場したジョエル・エリクソンが復帰。

ポルシェセンター岡崎
上村優太に代わってSUPER GTに参戦している藤波清斗が参戦。

クライマックス
ラルフ・アロンに代わってWECやIGTCに参戦しているジューレス・ゴウノンが参戦。

クラフト-バンブー
マキシミリアン・ゴッツに代わってIGTCやS耐に参戦しているジェイデン・オヘダが参戦。

ヴォルガス
キム・ジェヒュンが復帰。

LMコルサ
小河諒に代わって中西圭が参戦。

ガレージ75
マッシミリアノ・ウィセルに代わってクリスティアン・コロンボが参戦。

KRC
ジョウノウ・レスタに代わってマクシメ・オーステンが参戦。

B-Quikは今回参戦しない。

舞台は富士スピードウェイ。昨年はレース1がBingo9号車が唯一のシェヴロレイ勢として優勝。レース2がレース後のペナルティで大混乱も88号車JMRが優勝という展開であった。

レース1。ポールポジションにいたのはJMR888号車だったが、スタート前にトラブルが発生してリタイヤ。アジア・レーシング36号車がトップからスタートする。その後ろからオリジン87号車が迫る。ピットタイミングでは、どちらもアマチュアからプロ/シルバーへと変更となるため、早めに入ろうとするが、36号車は87号車より1周遅れてピットに入ってしまう。この1周の差が大きかった。87号車は見事逆転。その後、後方での接触でFCYが出るも、最終的には10秒近い差をつけて今季初優勝。36号車はトラブルが発生し、リスタートで後方に下がってしまい、2位にはVSR6号車、3位にはVSR63号車が入った。

レース1結果
1.レオ・イェ・ホンリー/ユアン・ボー(オリジン-ポルシェ)
2.ビアン・ハオ/E.リベラティ(VSR-ランボルギニ)
3.ジュー・ビフアン/M.マペッリ(VSR-ランボルギニ)
4.V.イントラプアバサック/J.エリクソン(アジア・レーシング-ポルシェ)
5.アンソニー・リュー・シェイ/A.ピカリエッロ(アブソリュート-ポルシェ)
6.E.ピエリス/T.サティエンティラクル(アブソリュート-ポルシェ)
7.近藤翼/内山清士(ポルシェセンター岡崎-ポルシェ)
8.フアン・ルオハン/M.ヴィンケルホック(チーム・アブソリュート-アウディ)
9.カオ・クイ/M.エンゲル(クラフト-バンブー-マツェーデース)
10.藤井誠暢/星野敏(D'Station-アストンマーティン)

レース2。今回は無事にJMR888号車がトップでスタート。しかしすぐにクライマックス22号車がオーバーテイクしてトップに浮上。その直後、後方でD'Station777号車が接触されてコースオフ。セーフティカーが出動。リスタートがかかると、上位勢は激しい争いに。ピットウィンドウがオープンとなったが、そのまま22号車がトップをキープした。しかし、その直後に41号車がスピンアウト。2度目のSCとなった。霧が濃くなり視界が悪くなるなか、クラフト-バンブー30号車がトップに出る。しかし、その後に後方にいたアブソリュート1号車が凄まじい追い上げを見せる。結局30号車も抜き去りトップに出ると、その後のFCYもなんのことやらというように今季初優勝。クラフト-バンブー30号車が2位、アジア・レーシング36号車がリスタート後に追い上げを見せて3位フィニッシュ。

レース2結果
1.アンソニー・リュー・シェイ/A.ピカリエッロ(アブソリュート-ポルシェ)
2.カオ・クイ/M.エンゲル(クラフト-バンブー-マツェーデース)
3.程叢夫/方駿宇(アジア・レーシング-アウディ)
4.P.A.B.イブラヒム/L.シュトルツ(JMR-マツェーデース)
5.ワン・ゾンウェイ/J.ゴウノン(アブソリュート-ポルシェ)
6.リアン・ジャトン/ルオ・カイルオ(ハーモニー-フェラリ)
7.ルー・ウェイ/P.ピレ(オリジン-ポルシェ)
8.ジュー・ビフアン/M.マペッリ(VSR-ランボルギニ)
9.ビアン・ハオ/E.リベラティ(VSR-ランボルギニ)
10.スン・ジンズー/J.エヴァンズ(ファントム・グローバル-ポルシェ)

次戦は日本2戦目の鈴鹿。昨年はAAS911号車、クラフト-バンブー37号車がそれぞれ優勝を飾った。チャンピオン争いの流れを変えることができるか。

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