【NEWS】 ノミネート作品のご紹介※後編※

こんにちは♪
東京国際プロジェクションマッピングアワード事務局です。
前回の投稿に引き続き、上映後半の作品情報をお届けします!
前半の5チームのご紹介はコチラをご覧くださいね。

⑥ 大妻女子大学 ハズバンズ / 共栄共存

02_ハズバンズ_作品画像

この作品では、生きとし生けるものとして共生し繋がっていくことによってのみ、人間は幸せを見出だせるのではないかということを表現しています。生きものの生とはどのようなものなのでしょうか。人間には理性という持ち物があり、より幸せに生きていくことができるはずなのに、今の世界はかならずしもまっすぐその方向を向いているとは思えません。その結果、人間は欲望によって自然を汚し、地球は壊れつつあるように見えます。

 本作品では、言葉や自由な手を用いたコミュニケーションを駆使する人間に比べて、一見、不自由にも見える生きものたちが、逆に、今の人間では失われてしまった能力を発揮して繋がりあい、人間が壊してしまった環境に一度は自らも破壊されながら再生していく様を、闇と光の対比によって表現しています。その際のキーワードは生物発光です。純粋に利己的かつ利他的な生きものたちによって地球環境が再生されていく様子を、次第にシンクロナイズされていく生物発光によって表現し、その宝石のように輝く色とりどりの共振する発光があたりの光を増殖させ、明るさを増して闇に打ち勝っていくさまを、「再生」「生命力」として描いています。

 なお、再生を際立たせるためには一瞬の闇も不可欠で、夜間の投影というプロジェクションマッピング環境の中で、一瞬、ビッグサイト自身が消滅してしまったかのような工夫も取り入れています。地球、この素晴らしい世界は人間だけが作ったものではなく、まして人間だけのためにあるのでもありません。互いに等しく敬いあってより良い世界を構築していけるような思いを持とうよ、とすべての生きものが自ら繋がっていく様を見せて後押ししてくれた、と見てくださった皆様が感じてくださるような作品に仕上げました。

⑦ 日本工学院八王子専門学校  ひかえめに大和撫子 / ハレ

01_ひかえめに大和撫子_作品画像

今回私達が制作した作品は、華やかな日本のお祭りをイメージしている。お祭りには伝えてきた人がいて、人々の神様への想いがあり、一年の巡りの繋がりがある。映像の中には縁起が良いとされる龍を登場させることできらびやかで迫力のある映像を見せている。また、日本のお祭りの概念としてお祭りの日を「ハレ」、日常を「ケ」と呼ぶ。「ハレ」の日であるお祭りを華やかに執り行うことで「ケ」の日常を浄化する意味がある。この作品を上映することによって日常を浄化し、早く人々の「ケ」が戻ってきますようにという願いの込められた作品になっている。

⑧ 東京造形大学 MDlab. / 恋文

03_MDlab._作品画像_01

明日どうなるかなんて誰にも分からない。だけど想像せずにはいられない。これから誰と出会ってどう繋がっていくのか。私の明日、私たちの未来。ちょっぴり怖いし不安。だけどやっぱりワクワクする、ドキドキする。例えば「恋」。好きな人とつながりたい。ずっと一緒にいたい。この想いを伝えたくて思わず走り出してしまいそう。うまくいく…?失いたくない。大丈夫…?わからない。それでも、こんな時だからこそ悔いのないように全部伝えたい。あの時代のあの時のわたしの方法であなたに。

この作品は、見てくださっているあなたの心の中に残る素敵な「恋」を思い出しながら楽しんでいただきたいと考えた。そこで映像には実写とCG、音楽には心拍音を加えることで、見ていただいている皆さんに自己投影していただけるような構成にした。
実写シーンでは学生特有の授業中に小さなメモを回して会話をする懐かしい文化を用いた。そしてCGのシーンでは私たち先祖はどんな風に想いを伝えて来たのかを歴史をさかのぼりながら表現した。この作品のキーモチーフである糸電話は現代の私たちにも伝わる「繋がりを求める本能」を表現している。最後のシーンでは、あなたならではの未来を想像してみて欲しい。

突然広まった新型コロナウィルスにより予定していた楽しみが全部中止になった。そんな中私たちの楽しみは「つながること」であったと改めて感じた。今回の騒動でこれからどうなるのだろうと考えた時に、すでに繋がっている結び付きがどうなっていくのか、全く思いもよらない繋がりが不意に結びついたりするのか…。想像し始めたらなんだかドキドキして未来が少し楽しみになった。明日どうなるかなんて誰にも分からない。だから信じて生きていたい。Withコロナの時代を生きる同時代の方々への、私たちからのメッセージだ。

⑨ U25 Atto / Fraektal

09_ATTO_作品画像

フラクタルとは、図形のある一部が、自己相似的に図形全体と似た形を含むような図形のことを指します。その概念は、一見関連性がないように見える事象の間に、異なるつながりを確立することと捉えています。私たちの創造的な旅路(アプローチ)は、原子レベルのミクロ世界から始まり、等身大の人間のスケールへと繋がっていくでしょう。

⑩ U25 Harada:lab / Mirror

10_haradalab_作品画像

現実のものと鏡面に写っているもの、両者はほぼ同じであるが、厳密には完全に一致しているわけではない。それは鏡が光を反射するとき、一部の光を吸収してしまうためである。そんな鏡の性質に着目し、確かにつながっているはずの現実の世界が、反射を繰り返すたびにずれていき、ついにはその意味合いすら変化してしまう、そんな不思議な現象を、ビックサイトの2画面を現実と鏡面に見立てSFチックなビジュアルで表現します。


以上、後半に上映する5チームの作品紹介でした♪

早く映像で観たい!と思う作品ばかりが揃いました。
どのチームも制作ラストスパートの真っ只中です。 応援してくださいね!
チームのご紹介も公式サイトに掲載しています。こちらも要チェックです♪

上映会・最終審査のご案内です👇

【東京国際プロジェクションマッピングアワードVol.5】
アワード公式サイトで、オンラインライブ配信!
11/14(土) 開場17:30 18:00-20:30
視聴者参加型! 生中継!! 無料配信!!!

【公式SNSで最新情報を配信中♪】
■Twitter    https://twitter.com/PMAward_jp
■Instagram  https://www.instagram.com/pmaward.jp/
■Facebook  https://www.facebook.com/pmaward.jp/
■公式サイト  https://pmaward.jp/

#アート #デザイン #イベント #映像制作 #お台場 #プロジェクションマッピング #東京ビッグサイト #PMアワード #CG #大妻女子大学 #日本工学院八王子専門学校 #東京造形大学 #ケベック大学モントリオール校 #大同大学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?