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LUX NIGHT KUMAMOTO-細川ガラシャと400年の時を超えて-

事務局の本間健太郎です。今回は、私が(個人的にですが)脚本とコンセプト、全体演出に関わった熊本・水前寺公園の「イマーシブ歴史ナイトウォーク LUX NIGHT KUMAMOTO」をご紹介させてください。

白A時代のマネージャーの影響で、ナイトウォークが大好きになり、今まで、Moment Factoryの各地のルミナをはじめ、国内各地のナイトウォーク、海外のシドニーやメルボルン、シンガポールのナイトウォークなどに行って研究をしてきました。
そして、いつかナイトウォークを自分でも作ってみたいと、竹あかりのCHIKAKENさんに話していたところ、CHIKAKENさんと熊本市からお声がかかり、脚本とコンセプト、全体演出監修をさせていただくことになりました。

ガラシャが洗礼を受けたシーンを表現しようと床面マッピングで聖堂を表現。
高速追尾センサーの性能がとてもよくて、ダッシュしても絵やパーティクルがついてくるので
子供達も走り回っていました。ライトアート会社のみなさんのセンスがすばらしかった!
外国人が来るようにプロモーションもして、バリアフリーに対応して音声ガイドだけでなく、各シーンの看板にも各国語翻訳が入っています。

水前寺成趣園は肥後細川藩初代・細川忠利公が作りました。その母である細川ガラシャの生涯をテーマに、彼女の生き様を体感できるエンタメ&アート空間を作ろうとコンセプトを作成。実は、20代のころ「細川ガラシャ」の大河ドラマをつくりたくて、ドラマの制作会社でプロットライターをしたり、映画会社で制作や脚本を手伝ってきたのですが、今になって夢を掛け合わせて実現しました。竹あかりはもちろんCHIKAKEN制作ですが、照明演出は九州の優秀なライトアート集団ランハンシャさんが担当。また音声ガイドはOn The Tripさんが作られました。

本能寺の変も音声と竹あかりで表現

最初は脚本だけの予定でしたが、CHIKAKEN&ランハンシャのみなさんに、世界各地で見てきたり、実験して温めてきたライト演出のアイデアを紹介したり、台本や音楽などの細かいニュアンスなどオンラインでお伝えしていきながらすすめました。脚本で思い描いていた世界観を形にしていくには、うまくそれを他のクリエーターと共有していかないといけないので、なるべく事例を映像などで見せながら伝えていきました。寝てる時に思いついたテーマ曲をアカペラで歌っておくったり(それは使われなかったけどw)

竹あかりと、シンガポールで見た雷アート、シドニーで見たチューブトンネルを掛け合わせたら雷を体感できるサインダーチューブが出来上がりました。クリエーターのみなさんのセンスの良さのおかげです!
関ヶ原の戦いは、各家の家紋で表現。竹あかりの相性も良い感じです。
ガラシャの句と共に広大な竹林の奥行きがいい感じになってます

おかげさまで、自治体や町の皆さんが一丸となってご協力くださって、あちこちにポスターが貼られたりマスコミやウェブサイトでも宣伝してくださり、連日多くのお客様が体験してくださってます。外国の方もたくさんで嬉しい!
近隣のお店も夜にもかかわらず出店を出し、大いそがしのようでした。
12月8日までやっていますので、ぜひ熊本を訪れる方はいらしてください!

Lux Night KUMAMOTO 2024
―細川ガラシャと400年の時を超えて― 

2024年11 月8日〜2024年12月8日  
18:00~21:00(入場20:30まで)
水前寺成趣園(熊本市中央区水前寺公園8-1)
問合せ先:熊本国際観光コンベンション協会 (096-359-1788)
1,800円(15歳以下無料)
チケットは公式HPから事前申込


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