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最初に知りたい#10「プロジェクトチーム」

シリーズ10回目(最終回)のこの記事では、プロジェクトチームについて確認していきましょう

プロジェクトはチームで進めるものです

一人では出来ない事もチームで取組むことで達成できます
また、大きな成果を生み出すこともできます

ただ、人が集まれば自動的にチームができてプロジェクトが進むという訳ではありません
メンバーが思うように行動してくれない、ということもあるでしょう
また、出来上がったチームもずっと続くこともありません

プロジェクトチームには共通の目的があります
目的が無くなればチームは解散します
そして、チームメンバーは共有の目的に向かってお互いに協力しようという意思(貢献意欲)を持っている必要があります
チームメンバーの間の円滑なコミュニケーションも重要な要素の1つですね

これらは、プロジェクトチーム(組織)成立条件・存続前提です
チームは永続的な組織に対して仮組織と呼ばれることもあり、一般的な組織よりも、目的が限定的なのでかなり不安定な組織と言えるでしょう

プロジェクトマネジメントではチームを管理する必要があるのです

心理学者タックマンによるチーム開発ステージ(成立期、動乱期、安定期、遂行期、解散期)が有名ですが、チームは生き物のようにいつも同じ状態ではない、ということなんですね

チームリーダになったら、目的を達成するために意識してチーム開発(チームビルディング)をすることを心がけましょう

そして、多くのチームリーダとなった方がメンバーのことで悩むと思います
チームメンバーは機械のように指示に従ってその通り行動、結果を出すとは限りません
※機械の場合は期待通りに動かないのは指示が間違っていることの方が多いのですが、人間の場合はもう少し複雑なんですね

チームメンバーも利害関係者(ステークホルダー)の一部なので、どのようなアプローチが最適かを検討する必要もあります

また、チームの連帯感の強化のためにチームのルール(価値観の共有や意思決定の基準、チーム内で揉め事が起きた際の解決方針、など)を決めておくことがおススメです


今回の記事ではプロジェクト成功のためのチーム、最後は人ですよね・・・というお話でした

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10回に渡り続けてきましたプロジェクトマネジメント『最初に知りたい』シリーズ、最後までお読みいただきありがとうございました

あなたの関わるプロジェクトが一つでも多く成功しますように・・・

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