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【Artist Info】Sleep Token -謎めく古代の使徒-

はじめに

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今回は海外アーティスト情報として
世界を話題沸騰中のSleep Tokenの紹介です。

来歴から音楽性について、詳しく解説します。


アーティスト情報

結成: 2016年
出身: 🇬🇧 London
レーベル: Spinefarm / Basick / RCA

ジャンル:
オルタナティブメタル / ポスト・ハードコア
プログレッシブ・メタル / インディーポップ / Djent

公式サイト: http://sleep-token.com/


メンバー

Vessel (Vo.)


古代を想起させる仮面にフードを纏い、
全身黒塗りという謎に包まれた意匠のヴォーカル。

他では見ないR&B風のローレンジを軸に
澄んだファルセットやスクリームも使いこなす。
見た目とは裏腹にステージング力は圧巻。

II (Dr.)

※引用:Instagram (TAPlink)

こちらも覆面黒塗りのドラムス。
エンドース契約は多数。
パフォーマンス力は圧巻で、彼にフィーチャーされる記事や動画が多数散見されるほど。
個別のDrum Recも公式から上がっており、
メンバーの中では声含めメディア露出が多い。

III (Ba.)

※引用:Instagram (TAPlink)

覆面黒塗りパンチパーマのベース。
変拍子や刻み含め、テクニカルなプレイで
彼ら独自のサウンドに深みをもたらす。

IV (Gt.)

※引用:Instagram (TAPlink)

覆面黒塗りのギター。他メンバーより若干派手。
使用機材はJackson's CustomのGretsch Baritoneや8弦シリーズなどを愛用。
圧倒的な技量でヘヴィメタルを軸とした難解なサウンドを支える、Sleep Tokenの大黒柱。

<共通して・・・>
メンバーは全員匿名かつビジュアル非公表です。
マスクは目出し帽や仮面、フレディ風、フードを被せたりとそれなりにバリエーションが見られます。
肌は黒塗りなものの古代モチーフな衣装やライダース、半裸など個性が垣間見えます。

現在分かるのはUK出身ということだけですね。


来歴

2016年から活動を開始し、1stシングル
Thread the Needle」にてデビューし、
続けてEP 「ONE」をリリース。

2017年にはUSヒップホップのOutkastの楽曲
「Hey Ya」のカバーもリリースします。
同年にはBasick Recordsと契約し、2ndシングルとなる「TWO」をすかさずリリース。
国内ツアーやCamden Rocksに出演し、着々とリスナーを増やしていきます。

テクニカルなヘヴィメタルにインディーポップやR&Bを混ぜ込んだ独自の音楽性は早くも脚光を浴び、St Pancras Old Churchでのライブは販売から30秒でチケットがSOLD OUTするほどに。

2019年にはSpinefarm Recordsと契約し、
1stアルバム「Sundowning」をリリース。
国内ツアーも即完が続き、IssuesやPOLYPHIAといったビッグネームとの共演も実現します。

シーンがパンデミックに襲われながらも、2ndアルバムの「This Place Will Become Your Tomb」に加え、シングル「Alkaline」も発表。
前者はイギリスとスコットランドのトップチャートにランクインし数字の実績も積み上げます。

2022年には3rdシングル「Chokehold」に加え、
翌年には3rdアルバムとなる超大作「Take Me Back to Eden」をリリース。
アルバムはヘヴィジャンルにおけるBest UK Artistを獲得し、"2023年で最も再生されたメタル盤" という偉業を成し遂げます。

NorthlaneやBRING ME THE HORIZONとのツアーも敢行し、ウェンブリーも10秒で即完という、最前線にまで躍り出ることになりました。


音楽性

彼らのサウンドを定義する言葉を探すとなかなかに難しく、"メタルと古代の意志を継ぐアンセム"のような壮大かつ抽象的なものになります。

VesselのR&B、インディーポップを感じさせるミドルレンジをベースに、澄んだクリーンとファルセットが包み込みます。打ち込みはホーリーで叙情的で、ピアノの旋律も幻想的で心地良いです。

そしてそれらをダイナミックに昇華させるヘヴィメタルの構成が見事。ドロップチューンのテクニカルなリフは勿論、Djent由来の変拍子や刻みを融合させた難解な音を違和感無く混ぜ込んでいます。

打ち込みメインや無音を活かした楽曲も多々あるのですが、上記の複雑なサウンドを纏めあげつつしっかりメロディックなポップスを生み出しています。

僕の記事の数多のバンド紹介で繰り返しのように出てくる「ポスト・ハードコア」「オルタナティブメタル」という便利な言葉がありますが、Sleep Tokenはそれらに属しながらもひと味ふた味違った味があるんですよね。
ビジュアルとアートワーク含め、古代モチーフなコンセプトが非常に深みと壮大さをもたらします。

HR/HMアディクトでなくともすんなりと入ってくる音楽性だと思いますし、一見よくあるイロモノバンドに見えてテクニカルさが段違いなのです。

・・・とそれなりに抽象的な言葉で語ってしまいましたが、個別で作品の紹介をする予定です。
アルバムコンセプトや歌詞も奥深いので、本記事だけで纏めると膨大になってしまいそうです。


おわりに

今回はSleep Tokenの紹介でした。

完全匿名という珍しい形態ながら、間違いなく現在のヘヴィジャンルの最前線にいるバンドです。

僕は毎アーティスト、毎作品に対して安直に「神だ!新時代だ!」みたいな評価をしたくないのですが、Sleep Tokenは初見で度肝抜かれましたね。
サジェストでSundowningが流れて来た時に駅でSpotifyを3度見ぐらいした記憶があります。

2016年に来日の声が掛かってたみたいなのでいつか単独かフェスで見られたら良いな...と思いつつ扱いが難しそうなバンドでもありますよね。
NEXかKnot辺りでしれっと来て欲しいです。
それかDownload、Loud Parkの復活を求む...

楽曲リクエストもお待ちしております。

それではまた!👋

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