【Live Repo】FRONTLINE FESTIVAL 2024
はじめに
いつもご覧いただきありがとうございます。
いいね・シェアとても励みになります。
今回はライブレポになります。
9月が色々とイベント重なり全然更新出来ておらずすみません。ここからはまたペース復活すると思いますのでぜひ引き続きご覧ください。
開催について
8/31 川崎CLUB CITTA'での開催。
Sable Hills主催のメタルイベントとなり、
昨年の初開催から2年連続になります。
日本を代表するメタルフェスにするべく、国内外きっての錚々たるラインナップが並んでいます。
本人談では"かつてのLOUD PARKの復活"とのことで、その名に恥じないメタルヘッドの眉唾物に。
Sable Hillsは楽曲を以前に紹介していますが、
後ほど詳細取り上げようかと思います。
知らない方はとにかく"ジャパンメタルの未来"と思っていただければ問題ありません!
アーティストレビュー
kokeshi
ブラックメタルとデスコアを掛け合わせ、日本独特のホラー要素を詰め込んだ異色の新生バンド。
(呼称はブラッケンド・ハードコアとのこと。)
この手のジャンルは技量が高いのは言うまでもないですが、にしてもどうやって表情管理してるんだ?と言わんばかりのテクニカルなスクリーム。
ブラック/デス方面で女性Vo.は珍しいですが、ホラー演出と合わせて魅せるステージングが見事。
着々と勢いも増しているので、デス・ブラッケン系統好きな方々はぜひご視聴ください。
Earthists.
こちらも勢いを増している若手代表。
スタンダードなメタルコアにキーボードを入れ込んだ、本来は相反しそうな重さと軽やかさを纏め合わせた音楽性が特徴。Vo.YUIさんがボカロ好きということもあり、最近はそれらサブカル的要素を随所に感じられる音作りや展開が見られます。
しっかり満員で熱気も凄まじく、最後はPrompts・C-GATE・GraupelのVo.陣を迎えたスクリーム饗宴回で締め括り。
FROYA
今回の招聘枠でトッパーのFLOYA。
ドイツ出身で、ALAZKAのギタリストとして知られるMarvin Bruckwilderが2022年に立ち上げたポスト・ハードコアバンドになります。
それなりに話題になったので音源は聴いていたものの、生演奏のクオリティ高過ぎて個人的に1番の感動と収穫でした。
ポスコアではあるもののドロップチューンは背面に見え隠れする程度で、ブレイクダウンも緩やかでメタルコア的なビートダウンはありません。
シンセライクな軽やかで繊細なリフが心地よく、
打ち込みもChillいオルタナティブで爽快。
機材は見れませんでしたがドラムギター2人でここまで仕上げてるの素晴らしいなと。
そしてクリーンは世界屈指の安定感と表現力で音源超えてるんじゃないか?というレベルでした。
単独公演も動員は良かった模様です。
楽曲に日本語が入るくらい親日家なのでまたの来日に期待です!3組目で早くも大優勝でした!
KRUELTY
続いては国産のいぶし銀枠からKRUELTY。
ハードコアパンクにメタリックなリフを組み込んだ野性味でFLOYAの余韻をすぐさま掻き乱します。
本人達もほぼメタルバンドだと言っているようにハードコアとメタルの共存が破壊力抜群。
反面ノリ方は別れていてサークルピットとハーコーは共存しないんだなと面白い発見が。
この日はGt.が最後なこともあり現体制最後のパフォーマンスでした。熱気を残し次のバンドへ。
DEXCORE
最近はV系メタルという枠にも収まらなくなってきたゴシック・メタルコアバンドの彼等。
本フェスの女性客はDEXCORE着用率が高く、
ヴィジュアルライクを経由して縁の遠い女性までメタルを届ける流れは令和も健在ですね、流石。
この日はマイクの接続不良があったようで架神さんが何回か調子狂わせていたのが悔しかったです。
そんな中も楽器隊のシンクロ率も凄まじく、架神さんのシームレスで力強い表現力は圧巻。
彼等を筆頭に日本ではゴシックメタルコアが再興しているような気がするので、今後の躍進にも期待大といったところです。
Bleeding Through
招聘枠②はカルフォルニア出身の老舗メタルコアバンドのBleeding Throughが来日。
ややメロデス・ハードコア成分も混ぜたメタルコアといった印象で、褒め言葉として荒削りな骨太コアスタイルが良かったです。
この世代は地獄感が満載で好きなんですよね、洗練せずとも素材の味でインパクトがありますし。
こちらも単独公演盛り上がってました!
Crystal Lake
続いては国宝メタルコアのCrystal Lake。
かれこれJohn体制含め関東の公演はほぼ見てますが、やっぱり登場から空気感が違いますね。
ステージングは特別なことはしていないですが、壮大で幻想的かつスピリチュアルな雰囲気に息を飲みます。新体制でも王者の貫禄が出ています。
セトリはフェス仕様で定番かつ安定のもの。
Johnのスキルも完成に近付いたような印象です。
国外のツアーやフェスも着々と増やしていますし、ジャパンメタルコアの金字塔になりつつあるのかと思います。ニューアルバム楽しみです。
Unearth
2年連続の大目玉であり、メロディックメタルコアのパイオニアかつレジェンドのUnearth。
説明不要のメタルコアカイザーです。
最近はDjentyな構成やDTM、ゴシックを混ぜたメタルコアがトレンドの一端ですが改めて源流を聴くと痺れますね。速さと硬さで勝負していてコレだよコレ!と言いたくなる大正義感。
技量は言うまでもなく、メタルってこうだったよなと感じる熱苦しさと爽快感が溜まりません。
ゼロ年代中心に直近の楽曲を組み込んだ構成でした。My Will Be Done!の野太い歓声は頭から離れませんね。あの頃を取り戻したヘッズ大歓喜。
まさにメタルコアジャスティスでした!!
Sable Hills
大トリは主宰者のSable Hills。
ジャパンメタルの未来です。
昨年のFRONTLINE含め各所で見ていますが確実に力を増していて川崎の舞台も似合う佇まい。
ヴォーカル2人の声の筋肉と繊細さに磨きがかかり、楽器隊のクオリティも相変わらず超級です。
Odysseyが出たばかりですがバランスの良いセトリで、Battle Cryでは我らのKenta Koieが襲来して文字通りスクリームバトルを繰り広げます。
最後は世界初公開のNo Turning Backで先程まで熱狂の渦を作り上げたTrevorが登場。レジェンドが日本のシーンをここまで盛り上げてくれるのは本当に感謝です。
今衰退しつつあるメロディックメタル(コア)を再興させるのは間違いなくこの人達だなと。
日の丸を背負う彼らに火を灯し続けましょう。
さいごに
今年も骨の髄まで盛り上がりました。
台風襲撃で開催が危ぶまれたものの、
無事快晴で本フェスを迎えることが出来ました。
"ラウパの復活"なんてのは夢話では無いです。
近年はバンド主催イベントが豪華過ぎますね。
それはシーンが盛り上がって来たことに加え、
先人が積み上げたものを若手が色んな形にして発信し続けた賜物であることは明白です。
これからもヘヴィミュージックシーンを皆で愛そうではありませんか。
それではまた!👋
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