【Live Repo】FOX_FEST 2024
はじめに
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今回はFOX_FESTのライブレポートです。
最近忙しくて時間が空いてしまいました...
その分しっかりレポートしていきます!
開催について
まずは開催概要について。
正式発表は3/3でしたが、それよりも少し前にPolyphiaの単独公演リリースの際にFOX_FESTという名前がお漏らしされていました。
名称からして確実にNEX_FESTのアンサーに近いメンツで、BABYMETAL主宰という予想がされていましたが概ね予想通りでしたね。
終わって見るとBABYMETALにしか出来ない凄まじいメタルフェスでしたが、開催前に気になっていた点をいくつか挙げていきましょう。
・アナウンス不足
ヘッドライナー発表以降、公式からのアナウンスが遅すぎましたね。メンツが確定なのか、どういう会場マップなのかなど分からなかったです。
フェスと銘打っているので10組くらい出るのかな〜と予想している人が多かったです。
BABYMETALがずっと海外にいる影響もあるとは思いますが、もう少し情報を出しても良かったと思いますね。
・チケット販売
さいたまスーパーアリーナなのでスタンディングとシートが別れており、よくあるGOLDチケット購入者が前のブロックという形態でした。
GOLDはファンクラブのTHE ONE会員のみという仕様だったので万人が買える訳では無いです。
これ自体は何も問題無いのですが、スタンディングを勿体ぶり過ぎた商法が微妙でしたね。
最速先行〜一般前まで異様な倍率だったのでスタンディング落選が多々発生しました。
第2希望を選ぶとシートになってしまうので中々チケットが取れない騒ぎをいくつも散見しましたね。
このように高倍率・速攻SOLDを匂わせていたのに直前で一般販売が出たり、プレイガイドごとに消えたり復活したり繰り返しで混乱しましたね。
しかも何がヤバいって当日割とスカスカでした。
初めから普通に売っていれば変な気を遣わずに参戦出来たのにな・・・と思いました。
・レクリエーション
会場内は撮影禁止だったので来日系イベントにしては珍しく記録に残せないものでした。
その他、何か展示物やフード、ブースがあると思いきや物販だけで、フラッグを除くとフェスっぽい写真を撮る場所が皆無でしたね。
せっかくスーパーアリーナを使っているのでもう少し何かあっても良かったかもしれません。
・物販
ひと言でいうと数少なさ過ぎました。
メンツが珍しい+お布施の民が多いので物販混雑は予想出来ましたが、わずか1~2時間で全Tシャツ完売という異例の事態でした。
厳密に言うとSサイズだけ残っていたのですが、
女性もオーバーサイズを着る昨今でL・XLを多く用意しないのは理解不能でしたね。
バンTはLですら小さい時もありますし。
しかも店頭看板の在庫状況と連動していないものがあり、在庫有り表記なのに並んでも何も無いことが普通にありました。
これは運営頑張って欲しかったです。
とまあ色々書いてしまいましたがステージングクオリティは申し分の無いフェスでした。
アーティストレビュー
赤子金属 (O.A)
タイムテーブルと共に発表された謎のユニット。
赤子金属=ベイビーメタル=BABYMETAL!?
という変換がすぐ出来るのでしばし話題でした。
公式グッズで赤子金属という表記もされてますし、
BABYMETAL本人なのでは無いかという噂が。
始まってみると・・・
普通にBABYMETAL本人でした (笑)
とはいえ扇子で顔を隠しながらメギツネを披露。
メギツネはEDM/TranceさながらのMixで
パーティー仕様の盛り上げ方でした。
会場は声援に包まれボルテージが上がり、
狐の祭り=FOX FESTの開幕を告げました。
METALVERSE
(feat. ASTERISM)
BABYMETALの姉妹ユニットとして近年活動が始まったMETALVERSEがトッパーです。
メタルフェスらしく、インストメタルバンドのASTERISMを引き連れてのステージです。
ASTERISMは後に控えるPolyphiaとはまた違ったサウンドですが純度の高い鋼鉄音でその演奏力は圧巻。女性の凄まじいギターソロって胸が高まりますよね。ベースもドラムも勿論超級レベル。
METALVERSEは何気にお初でしたがBABYMETALの後輩だけあって歌唱力もダンスもハイレベルでしたね。しかも10代なんだとか。
(姉グループと同様に一応さくら学院ユニットなので素性は若干明らかになっていますね。)
SU-METALとはまた違った力強さと繊細さを感じさせる歌声でした。楽曲はジャズポップですね。
紅蓮華カバーもめちゃくちゃハマってました。
まだ楽曲も少なく匿名に近い活動なので、そろそろ彼女達も本格的に動き出すのでしょうかね。
KOBAMETAL氏がどういうマーケティングをしていくのか、今後も目が離せません。
Bilmuri
USから初来日のポップロックバンドBilmuri。
Attack!Attack!の4代目クリーンヴォーカルであるJohnny Francが率いるプロジェクトです。
A!A!由来の良い意味のおふざけ要素は健在で、
かなり自由に音楽をやっていますね。
ただ、聴いてみるとかなり王道ロックでした。
全くロックシーンを通っていない人が見たらエド・シーランだと思ってもおかしくない雰囲気です。
メロディラインはフックがあって聴きやすいですし、選り好みしないポップロックでした。
ユッコ・ミラーさんのサックスもジャズ風味を持たせる良いスパイスになっていましたね。
日本も気に入ってくれたようです。
Polyphia
続いてはUSのインストメタルバンドPolyphia。
その名の通りバンドサウンドのみです。
登場から神々しい雰囲気を醸し出していて、
インストを感じさせない強者感に息を飲みます。
プログレッシブ由来の細かい刻みを合わせた旋律に時折混じるブレイクダウン、ツインギターに引けを取らない音圧のベースはまさに圧巻。
サーフやWODも煽っていて、メタルバンドたる力強さもこれでもかと見せつけてくれます。
綺麗なサウンドなので座って聴けるノリかと思いましたが、想像していたよりもメタリックで度肝抜かれましたね。演奏力は下馬評通り変態です。
しっかりと単独もSOLDしていて、インスト/プログレの新たな風を日本に吹き込んでくれました。
Electric Callboy
今回の大目玉枠、ドイツの誇るトランスコア/パーティーメタルのElectric Callboyです。
僕も彼らを見ることがここ数ヶ月のモチベでした。
外国人のオーディエンス含め待機時間からボルテージがMAXになっており、登場から歓声の嵐。
その瞬間は日本であることを忘れましたね。
旧譜はやらないだろうな...と密かに思っていましたがやはりTekkno中心のフェスセットでした。
楽曲ごとの衣装替えも健在で、少し笑っちゃうようなシュールさと裏腹に超次元的なパフォーマンスでした。クリーン唯一無二ですし上手すぎます。
最高の褒め言葉として「口から音源」です。
"あの曲"を残して最後はWe Got the Moveでシメ。
正真正銘、最強のステージでした。
BABYMETAL
大トリは狐祭りの主宰者BABYMETAL。
勿論本フェスは半分以上がガチ勢なので、
開幕から異様な熱気と一体感に包まれます。
最近のセトリは固定になりつつあるのでしょうか、
NEX_FESTとほぼ同様のステージングでした。
そして予想はしていた完全体featuring一
Brand New DayとRATATATAで先程まで盛り上げていたゲストバンドを迎えて襲来します。
もう言わずとも圧巻でしたね。演奏力と歌唱力は勿論、シンクロ率まで言うことなし。
RATATATAは盛り上がり過ぎて「ダッダダララ!」というWe Got the Movesのコールがしばらく鳴り止まない始末。全世界初生公開ですしね。
最後は恒例のRoad of Resistance。
西の神の編成が変わっている影響か、少し前とは異なり半音下げのようなリードギターでした。
また味が変わった曲に聴こえるのが奥深いです。
アンコールは無くそのまま終焉しました。
世界に誇る純正メタルクイーンですね。
おわりに
今回はFOX_FESTのレポートでした。
これまで経験したことの無いようなメンツと形式で新鮮でした。ファン層も少し違いましたし。
各バンドのステージングは当たり前に異次元でしたね。全組強者感というか面構えが違いました。
BABYMETALは言わずともモンスターバンドの地位にいるのでは無いかと。この規模のメンツで2DAYS開催出来るのは流石の一言です。
余談ですが転換中のBGMがセンス良かったです。
ポップスからニューメタル、最近のポストコア、デスコアまで幅広く退屈にならなかったです。
改めてBABYMETALに感謝。
現在は名だたる巨大フェスを渡り歩いていて、
ジャカルタのNEX_FESTもヘッドライナーです。
今後の活躍も益々期待大です。
それではまた!👋