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【Live Repo】Holding Absence 東京
はじめに
いつもご覧いただきありがとうございます!
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今日は久しぶりの来日ライブレポです。
またもや間が空いてしまいましたが、
1月にHolding Absenceを観てきましたのでレポートを書いていこうと思います。
全バンド書いていくので中々のボリュームです。
適宜目次からお読みください!
開催について
🌐🚨PALE GALAXY 対バン解禁🚨🌐
— Paledusk (@Paledusk_jpn) September 13, 2024
PD pre."PALE GALAXY vol.1"
東京、大阪両公演に
Holding Absence @HoldingAbsence 🇬🇧
TIVE @tivehc 🇯🇵
の出演が決定!
東京 1.17 代官山UNIT
大阪 1.18 大阪 YOGIBO METTA VALLEY
⬇️只今より第三次先行抽選開始⬇️https://t.co/AFdJ0k3t4j pic.twitter.com/2PjZFTXTi7
夏頃に告知がされたHolding Absence来日。
Paledusk主催のPALEGALAXYというイベントで、ツーマン的な形式で東京大阪公演が実現。
そして少し後に追加公演的な立ち位置で、
別のO.Aを引っ提げてワンマンが発表されました。
📍1/17(金) PALEGALAXY @代官山UNIT
w/ Tive・Paledusk・Holding Absence
📍1/18(土) PALEGALAXY @大阪 Meta Valley
w/ Tive・Paledusk・Holding Absence
📍1/19(日) Holding Absence @渋谷Cyclone
w/ MIGHTY HOPE・FALLING ASLEEP
バンドの規模から考えると割と小箱です。
僕は全通の予定でしたが泣く泣く大阪を譲り、
東京2公演に参戦して来ました。
(実際に全通してたら身体終わってましたね...笑)
主催は最近ヘヴィジャンルのイベンターとして信頼と実績を固めたYkneonさんです。
誘致するバンドも系統が少し似ていますね。
アーティストについて
レビューの前に簡単にHolding Absenceについてご紹介しておきましょう。
出身: Welse🏴 , Cardiff
結成: 2015年
ジャンル: ポストハードコア/ポストロック
オルタナティブロック
レーベル: SharpTone Records
メンバー:
(Vo.) Lucas Woodland
(Gt.) Scott Carey
(Ba.) Benjamin Elliott
ツアー直前にDr.が辞めるという事態があり、
今回はサポートメンバーが帯同しています。
そして現体制は地味にオリジナルメンバーが居ないという、若手なりに苦労が垣間見えます。
音楽性はSharpTone所属ということもあり、
ポスト・ハードコアと定義付けられることもしばしばですが、ギラギラしたリフやブレイクダウンはなく、速さもミドルテンポという実質的な王道ロックのようなものです。UKロックの遺伝子にエモやスクリーモのスパイスを乗せ、打ち込みを多様したトレンドのある音作りですね。
アーティストレビュー
国内アクト
Tive
大阪出身のハードコアバンドです。
結成5年のニューカマーで、PaleduskのKaito君や筆者の僕と世代が近いので親近感が湧きます。
Turn StyleやCode Orange、Palmなどハードコアに多大な影響を受けている様で、懐かしのハードコア・ハードコアパンクを全面に出したスタイルです。荒削りでオールドスクールな音に独特な日本語を乗せ、それが味になっています。
曲間にAI音声の短歌を混ぜていて、近未来的なのにゼロ年代が蘇ってくるような気分でした。
ハードコアシーンで躍進し始めているので、気になる方は聴いて・観に行ってください!
MIGHTY HOPE
東京発のポップ・パンクバンド。
結成5年目とこちらも新生バンドです。
Neck Deep、State Champs、Stand Atlanticに影響を受けている通りポップパンク要素を主軸にジャパンロックを掛け合わせた様な音楽性。
"自然"をコンセプトにしており、軽快で爽やかで、音に乗って春の芽吹きを感じさせるようなサウンドです。どこか懐かしさもあって良いです。
2つの意味で"エモい"ので好きですね。
パンクだけでなくハードコア、メタルのシーンでも活躍しているので今後の活躍にも期待です。
FALLING ASLEEP
長野出身のポスト・ハードコアバンドです。
これまたジャンルの形容が難しく、DTMを用いたモダンサウンドとドロップチューンを軸に、R&B、スクリーム、オートチューンと飛び道具満載のボーダーレスな音楽性です。叙情的なリフとブレイクダウンも多様しながらメロディックで、近年トレンドの日本式ポスコアですね。
若手世代では展開力とバランス感は抜きん出ていると思います。着実にフォロワーも増やしているので今後の活躍にも期待大です。
Paledusk
もはや説明不要でしょう。
ジャパン・モダンヘヴィネスの特異点とも呼べる主宰のPaleduskです。
HAのVo.Lucasが2年前のEUツアーで興味を持って複数回観に来てくれていたようで、対バン経験は無いもののそこから繋がっていたようです。
昨年にAlpha Wolfを招聘し数々の来日帯同をこなしましたが、今回からPALEGALAXYという名目で海外バンドとのツーマンを恒例化するようです。皆さん見たいバンドがいたら声を上げましょう!
主宰なのでトリを飾るロングセットです。
大多数の人はHolding Absence目当てだろうなと思いましたが意外とそんなことはなく、PaleduskメインでここからHAにハマった人も多そうでした。
セトリも割と攻めていて、久々にLIGHTSシメが聴けましたね。終盤はまさかのMasatoも登場。
1. AREA PD
2. SLAY!!
3. HAPPY TALK
4. 9 SMILES
5. PALEHELL
6. BLACK ICE
7. TRANQUILO!
8. SUPER PALE HORSE
9. BBB
10. NO!
11. WIND BACK
12. I'm ready to die for my friends
13. RUMBLE (ft.Masato from Coldrain)
14. Q2
15.LIGHTS
どんどんバンド規模もデカくなっていて、
もう小箱では見られなさそうな勢いです。
3月にはLorna Shoreの帯同も控えていて、
このまま3CやSiMに続いて海外とのパイプも増やしていった矢先にはどうなものを見れるのか。
本当に楽しみでしかありませんね。
Holding Absence
お待たせしました。今回の招聘バンドです。
セルフタイトル以降大好きなので感無量の嵐です。
余談ですがこの10日前に4Dという若手バンドのフォーマンに行った際にThe Plot In YouのVo.LanonとHAのLucasがお忍びで観に来ていて、本公演前に見れてしまいました笑
初来日ということもあり長めに日本にいるようですね。(Lanonは恐らくPromptsとのRecです。)
今回僕は2公演行きましたが若干仕様が違ったので、代官山と渋谷で分けて書きますね。
代官山
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初日ということでセトリもバレていない中、
期待感を胸に待機していました。
シンプルなSEと共に登場すると、
1発目は人気曲でもあるLike a Shadow!
イントロが無いので始まりの1フレーズで会場を歓声の渦に巻き込みました。
そこからはGravity、False Downと定番曲を挟みボルテージを着々と上げていきます。
MCでは、「少し前から日本にいるけど街が綺麗で食べ物も美味しい。人も親切だしバンドカルチャーも素晴らしかった。呼んでくれたPaleduskには感謝しかないよ!」と日本が気に入ってくれた様子で嬉しかったです。
そこからはAlpha Wolf不在の中でもAching Longingを披露し今日イチのヘヴィネスが襲来。
終盤のAfterlifeでは大シンガロングが巻き起こるなど、やはりこの曲の持つ力は偉大だなと。
シメはバラードのWiltで涙が出そうでした。
渋谷
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一昨日ぶりですが全く余韻が抜けることはなく、
早くまた見たいなという気持ちのみ。
パンパンのCycloneは屋根下になりかねないので早めに到着しましたが、SOLD OUT公演なので予想通りギッチギチに詰められてO.Aがスタート。
来日公演に限らず日程の近いライブは基本的にセトリは変わらないのが相場なので、箱の熱量や音響などの面で違った楽しみを噛み締めようという思い。
そんな中で暗転とともに流れたSEは
2ndアルバム「The Greatest Mistake Of My Life」の開幕となるAwakeでした。これがどういう意味かと言うと...予想通り次の曲はCelebration Song!
冒頭から変えてくると思わずド級の笑みが。
そこからは代官山と変わらず、Wiltでシメ。
ただ、ワンマンなのでアンコールはあるだろうなと思い鳴り止まない拍手とワンモアコールを送り、
それに応えたメンバーが再び出てくることに。
MCでは代官山の時よりもより深い表現で日本への感謝、バンドカルチャーへのリスペクト、ここ数日の旅路を振り返っていました。
MCが終わるとLike a Shadowへ。
始まりと終わりに持ってくるのでまた表情が違い、楽曲の持つ切なさと公演が終わる寂しさも相まってLucasもオーディエンスも感情が爆発。
またしても最高の一夜になりました。
SE. Awake (渋谷)
1. Celebration Song (渋谷)
Like a Shadow (代官山)
2. Gravity
3. False Down
4. Scissors
5. Birdcage
6. Aching Longing
7. A Crooked Melody
8. Curse Me with Your Kiss
9. Afterlife
10. Wilt
En. Like a Shadow (渋谷)
Holding Absenceずくしの週末でした。
元々音源とライブ映像どちらも見ていてLucasの歌唱力は折り紙付きなことは明白でしたが、
生もレベルが高すぎて驚きました。
それでいてアグレッシブなパフォーマンスですし。
HR/HM群に属してはいますがテクニカルな演奏が売りな訳では無く、王道のロックでしたね。
ただDTMの使い方が非常に上手で、
幻想的な雰囲気があり終始"綺麗な音だな"と。
またどこかで必ず見たいです。
さいごに
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以上、東京公演のレポートでした。
今回、4Dと合わせて3回Lucasに会いましたが
他メンバーも全員お話することが出来ました。
相変わらずサインもいただいてしまい...!
日本が本当に気に入ってくれたようで気さくに話してくれましたし、レーベルメイトのKnosisが超カッコイイという話もしてくれてしっかり日本のシーンを見てくれてるんだなと嬉しくなりました。
InstagramのTeaserもほっこりしましたし。
また今度楽曲解説もする予定です。
それではまた!👋