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ESR HaloLock キックスタンドワイヤレス充電器でライトニング端子からの解放を

最新iPhoneはUSB-C端子に統一されたとはいえ、世の中にはまだライトニング端子の端末があります。我が家にも。

そんな中、友人が「ライトニング端子のiPhoneをUSB-C充電する一つの方法」を伝授してくれました。

そのための製品の一つが「ESR HaloLock キックスタンドワイヤレス充電器」です。

※正直に言えば、すでにUSB-C端子が搭載されているiPhone 15以降のモデルにはこの製品は不要ですね。手間と重量が増えて充電効率が落ちるだけです。あくまでもライトニング端子搭載iPhone用と考えてください。

製品の詳細

ESR HaloLock キックスタンドワイヤレス充電器のパッケージ
  • サイズ:60×60×7mm(実測)

  • 重量:43g(実測)

  • 出力:7.5W

  • 取り外し可能USB-Cコネクタ

  • キックスタンド付き

  • 対応機種:iPhone 12以降

※この製品がiPhone 12以降で対応となっているのはMagsafe対応がiPhone 12以降のため。

付属品はUSB-C to Cケーブルと変換アダプター

iPhone 12以前でもワイヤレス充電に対応していれば使える

MagSafeに対応していないモデルでも、ワイヤレス充電(Qi充電)に対応していればケース次第で使えます。

Qi(チー)とMagSafeの違い

結論から言えば、実質ほぼ同じ規格で互換性があるのが「Qi」と「MagSafe」ですね。

Qi充電とは、ワイヤレス充電のオープンな国際標準規格である「Qi」の認証制度を用いた充電方法で7.5W出力が基本です。

次世代「Qi2」も登場しており、マグネット固定や最大15Wでの急速充電が可能です。

MagSafeは、AppleがQi充電にマグネットを追加して充電効率を高めたAppleの独自規格で15Wでの充電に対応します。

結局MagSafeもQi充電と同じ原理を使った技術で実質同じものとも言え、QiでもQi2でもiPhoneを充電することは可能です。

以下のモデルがワイヤレス充電(Qi充電)対応モデルで、MagSafeには非対応なため7.5W充電がMAXです。

  • iPhone 8・8 Plus

  • iPhone X・XR・XS・XS Max

  • iPhone 11・11 Pro・11 Pro Max

  • iPhone SE 2・3

MagSafe非対応スマホを使いたい場合

今回はiPhone SE 2(iPhone 8・SE 3と同サイズ)のMagSafe対応ケースを使って利用しました。

■ PinLiSheng MagSafe対応 iPhoneケース

四方がしっかりガードされていて、背面は薄くてサラサラした結構クオリティの高いケースです。(重量約27g)

■ 好きなケースを使いたい場合

MagSafe非対応機種でケースも好きなものがある場合には、Qi充電に対応していればMagSafe用リングをケースに取り付けることでも対応可能です。

このようなMagSafe用リングを使うことでQi充電が可能になります。(※ケースの厚みなどの関係で出来ないこともある)

iPhone SE 2での使用感

疑似的にUSB-C充電が出来る

この製品を買ったのは友人が同じタイプのMagSafe充電器をiPhone12か13に付けていたのを見て、というか教えてもらったのがキッカケです。

なるほど、確かにこれならライトニングから解放されてUSB-C統一できちゃうね…と。

まさにその通りでありまして、USB-Cで統一できちゃうのは最高ですね。まぁ素直にiPhone 15以上を買えば良いんですが。

使い勝手は良い

全体がマットブラックに統一されて無骨なデザイン

厚さ7mmで重さも43g程度なのでそこまでの重量では無いものの、当然重くはなります。

今回のケース(27g)と合わせると合計70gとなり、iPhone SE 2(148g)と合わせて220gとなります。

MagSafe対応ケースとの組み合わせで磁力も十分強いので簡単に外れることはないです。

スタンドとしての機能もしっかりしていて、約45°の角度まで開き、どこでも固定されます。

普通にスマホスタンドにもなりますし、指にひっかけて使うのもあり。

個人的には、充電口が右側に、スタンドは真下に向いた状態でつけるのが使い勝手が良いと感じました。

注意点

発熱は結構ある

また、「iPhone SE 2」+「MagSafe対応ケース」+「本製品」の場合には、結構充電器自体が発熱します。

これはワイヤレス充電器なら普通のことのようですが、アルミ素材で放熱性が高くて余計に熱を感じるのかもしれません。

そして高温状態が続くと充電の出力も落ちていき、場合によっては以下のような注意が表示されました。(室温は25℃くらいだったけど)

この「熱」が原因でバッテリーへの影響があるか不安になるかもですが、iPhone側でセーブしてくれるので一応は良いか…

いろいろ調べるとワイヤレス充電でのバッテリーへのダメージはiPhoneの買い替えサイクルなどを考えると大きな影響ではないようです。

ただ、できるだけバッテリーを労わりたい方にはおすすめしづらい感はありますね。

充電速度は速くない

ESR HaloLockキックスタンドワイヤレス充電器の場合にはMagSafe対応で最大7.5W充電で高速充電とは言えません。

また、端末側で上限温度があって受け入れる電流の限界が決まっており充電速度に影響を与えます。

MagSafeに対応したiPhone 12以降は15Wでの充電に対応しますが、それ以前のモデルは7.5Wが最大のようです。

充電には18W出力(9V)以上の充電器が必要
この製品自体の最大W数は7.5Wなのですが、必要になる充電器は9V・18W出力(USB PDやQC対応)以上のものが必須です。よくある5V出力充電器(USB-A端子のもの)では動作しません。

Amazonで買うならAnkerやUGREENなどの有名なメーカー製の充電器を選ぶのが無難ですね。ちなみにダイソーなどでも20W充電器が買えますが9V出力があるものを選ぶのが重要です。

まとめ

今回はMagSafe対応ケースを利用してESR HaloLockキックスタンドワイヤレス充電器を試してみました。

結果としては普通に悪くない製品で、デザインやスタンドとしての使い勝手も良いです。

ライトニング端子を殲滅するためにワイヤレス化してUSB-C充電が可能になるのが今回のポイントです。

難点は最大7.5Wで充電速度は早くなく発熱が結構あり、それが充電速度にも影響を与える点です。

iPhone 8以降で有線で繋げば18Wでの高速充電が可能なことを考えると7.5Wは結構遅いです。

iPhone11までは最大7.5Wですが、iPhone 12~14降であれば正式にMagSafe対応なのでQi2対応(15W出力)の充電器を選ぶと良いと思います。

iPhone 15以降はこれらの充電器のメリットはほぼないです。直接USB-C端子で充電する方が明らかに良いので。

ワイヤレス充電自体は便利な機能なので、他のスタンドやマウントタイプの充電器を使うのも良いですね。

今後、スタンドタイプなどの据え置き型のワイヤレス充電器も探してみたいと思います。


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