【バックギャモン】決死のギャモンセーブ~1で埋めるか進めるか
今回は技術論というわけではありません。自力でちゃんと計算するのは無理な内容ですが、私なりの結論は出していきたいと思います。
課題ポジション
私は黒、つまり相手側のムーブです。5ポイントマッチですでに4倍動いており、盤面でもスコアでも白は「決死のギャモンセーブ」を迫られています。このポジション、6も難しいのですが、今回の問題は相方である1の目で2/1とした方が良いかどうか、です。
試合は結果的に「2/1とやっていればセーブできていた」です。
これが最終局面です。
1の目で2/1としていた場合はこの1の目で上がることができているのでこれを入れていればセーブできていたのですが、これは本当に結果論なのか?という話になりました。
当然例会の中でちゃんと結論を出そうとしてできるレベルの話ではないですし、解析結果を見ても、
こんな感じなので、もはや指運。
これを技術的に解決できないか、と思っても無理。できたとしてもおそらく難解すぎて実戦で使えるレベルにはならなさそう。
こういう時は単純に考えるのが良いと思います。
こういう局面について、私は一定の結論を出すことにしました。
「決死のギャモンセーブは、入れることを優先せよ」です。
入れるためには前に進めるしかない、よって基本的には入れるために前に進めることを優先するべきと考えます。
いい形を作ることは、「次がラストチャンス」というときに考えればいいと思っています。
こういう状態になって、次の出目を見て考える、くらいでいいかと思います。それまではインナーに入れる、近づける、そういう進め方をしていけばいいでしょう。
なお課題ポジションで、2の目で3/1とやるのは「なし」と考えていいでしょう。さすがに2ピップだったら前に進めたほうがいいです。また最終局面においても、「さいごにしろ」の原則に従えば2/1とやっていないこの形で問題ありません。1を振るかどうかだけの話、ということでこれに関しては結果論と言ってもいいでしょう。
・入れる道中でも、「さいごにしろ」の考え方は使えるかと思います。日本ギャモナー共通の合言葉のようなものなのでぜひマスターしましょう。