【Instagram graph API】そのアクセストークン誰が発行してる?
こんにちは、フロントエンドエンジニアのカネコです。
Webサイトを作るとき、私たちはよくInstagramのようなソーシャルメディアの投稿や、Adobeフォントなど、外部からのリソースやサービスを取り入れます。これらはサイトを魅力的に見せる大切な要素です。でも、このプロセスで簡単に見落としてしまうのが、これらのトークンを誰が発行すべきか、ということ。つまり、正しい所有者がしっかりと管理することが、とても重要になります。
Instagram graph APIの場合
✖ Facebookページに個人アカウントを招待してもらい、そのアカウントでアクセストークンを発行
〇 クライアントに直接発行を依頼する or ログイン情報を受け取って代行
※クライアントからログイン情報を受け取り、代わりにアクセストークンを発行することも可能ですが、この方法はMeta社のポリシーに準拠していることを確認した上で実施してください。Meta Business Suite等のツールを利用し、セキュリティを確保しながら操作を行うことが重要です。
ウェブサイト上でインスタグラムの投稿が表示されなくなるという事象は、Facebook APIを使用している場合によく起こり得ます。これは主に、背後で使用されているアクセストークンが何らかの理由でリセットまたは無効化されたことが原因です。では、アクセストークンがリセットされるとはどのようなことか、そのメカニズムとは。
アクセストークンとは?
まず、アクセストークンとは、FacebookやInstagramのようなソーシャルメディアプラットフォームのデータにアクセスするために必要な「鍵」のようなものです。このトークンは、APIを介して特定のユーザーデータや公開情報に安全にアクセスする権限を提供します。例えば、ウェブサイト上にインスタグラムのフィードを表示する場合、適切なアクセストークンが必要になります。
アクセストークンがリセットされる原因
アクセストークンがリセットされる原因はいくつかありますが、主に以下のような状況が考えられます。
セキュリティポリシーの変更: FacebookやInstagramは定期的にセキュリティポリシーを更新し、これに伴いトークンの仕様が変更されることがあります。これにより、以前に発行されたトークンが無効になることがあります。
アカウントの変更: トークンは特定のユーザーアカウントやページに紐付けられています。ページの管理者が変更されたり、アカウントが削除されたりすると、それに紐付けられたトークンも無効になります。
トークンの有効期限: 一部のアクセストークンには有効期限が設定されており、期限が切れると自動的にリセットされます。
対処法
ウェブサイト上でインスタグラムの投稿が表示されなくなった場合、以下のステップで対処することが推奨されます。
トークンの状態を確認: Facebookの開発者ツールを使用して、現在のアクセストークンの状態を確認します。
新しいトークンの取得: 必要に応じて、新しいアクセストークンを発行します。この際、クライアント自身のアカウントを使用してトークンを取得することが重要です。
ウェブサイトの更新: 新しいトークンをウェブサイトの設定に適用し、インスタグラムのフィードが再度表示されることを確認します。
ウェブサイト上でインスタグラムの投稿が表示されなくなる現象は、アクセストークンがリセットされたことによって発生することが多いです。この問題に効果的に対処するには、アクセストークンの管理を適切に行い、必要に応じて新しいトークンを迅速に取得することが重要です。クライアント自身がアクセストークンの管理を行うことで、このような問題を未然に防ぐことができます。
Adobeフォントの場合
✖ 制作会社が自己のアカウントでフォントのライセンスを取得し、クライアントのサイトに適用。
〇 クライアントが自身でAdobeアカウントを設定し、直接フォントライセンスを取得してウェブサイトに適用。
Adobeフォントの使用にあたっては、クライアントが個別にAdobeアカウントを開設し、必要なフォントのライセンスコードを自ら発行することが推奨されます。
まとめ
所有権と管理: アクセストークンやフォントライセンスなど、プロジェクトに必要なすべての所有権は、クライアント自身によって管理されるべきです。
セキュリティポリシーの理解: 使用するプラットフォームのセキュリティポリシーとアクセストークンの取り扱い規則を正確に理解し、遵守することが重要です。これには、アクセストークンの有効期限や、アカウント管理者の変更がトークンに与える影響を含みます。
ウェブサイトを安全に、かつ効果的に運用するためには、適切なリソースの管理が欠かせません。クライアントが自らこれらの管理を行うことで、思わぬトラブルを防ぎ、サイトをスムーズに運営することができます。
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