発達障害児と付き合い方ヒントのひとつ
妻と子供がお金の数え方の勉強をしていた時のこと、
妻から「50円が2枚で60円、10円が4枚で30円。と答えるのだけれど、なんでわからないのかしら?」と聞かれました。
これを見て皆さんはどう思われますか?どう教えたらいいと思いますか?
ちなみに足し算・掛け算のひっ算はできます。
それでもなぜ答えられないのでしょうか?
実は、この時の場合は、前者と後者では問題が異なりました。
「50円が2枚で60円」
こちらは、数の概念の理解が弱いことが原因だと思われました。足し算と数の数え方ごっちゃになって謎の答えを導き出していました。(5が2枚だから、5の次は6、だから60円 )
ひっ算で
50
+50
-----
100
を解いてもらえば間違わずに答えにたどり着けました。
「10円が4枚で30円」
こちらも、同じく数の概念の理解が弱いので間違ったように思えますが、実は違います。前者を間違ったためにパニックになっていただけです。
落ち着いてから、解いてもらうことで正しい答えを導けました。
何が言いたかったかと言うと、後者です。
「パニックになっているとできることもできない。ちょっと落ち着いてもらえばできることも多い。 パニックでできないのか、能力不足でできないのか日々の観察から判断し対応することが大事。」
本当はできるのに、大人が「なんでできないの!」って怒って、ますますパニックにさせて、そのせいでできなくして、更に怒る。と言う負の連鎖起こりがちですよね。私もよくあります。
できなくて怒りがこみあげてきても、ちょっと待ってあげる。これが大事です。
パニックにならない訓練や方法を模索することも非常に大事ですね。
発達障害児でなくても同じですね。上司なら、部下がすぐにできなくても数時間から数か月待ってあげることも時には大事ですね。
※文書化して、自分に言い聞かせるために書きました。
※ちなみに算数以外では、妻の方が子供の理解が深いです。
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