#68 変わる未来を楽しみながら受け入れる為に
長い休暇もあとわずかです。
結局、いつもと同じように過ごしてしまった・・・
でも、友達に会っていっぱいしゃべったし、
お昼寝をして、動画をゆっくり見れた。
後回しにしてしまって気にしている仕事も
この時間に進めることが出来ました。
なかなか良いお休みだったと思っています(感謝)
今までこうやって来たということを手放す勇気
住宅リフォームという仕事柄
色々な人の色々な生活を見る。
家にはその人の「やり方」が
ずっしりと詰まっている。
実は、リフォームというのは、
その「やり方」にメスを入れることでも
あります。
ほとんどの方が今までにこだわって
戸惑ってしまうことがあります。
新しいやり方を取り入れるという事は
自分自身が変化をするということ。
「もし、出来なかったらどうしよう・・・」
「自分に合わなかったらどうしよう・・・」
そんな不安な気持ちが色々湧き上がってくる
のはごく自然なことですね。
では、このままで良いのか?
というテーマ、つまり、変えるか変えないのか?
という事に沢山ぶち当たるのがリフォーム
なのです。
便利になったら嬉しいな、綺麗になったら嬉しいなの
裏側にあるのは不安や恐怖なのでは?
私はプロのアドバイザーとして
その方の暮らし方を観察し、
お話を分析しながらクルクルと思考を
巡らせています。
その方の本当に心地よい暮らし、
安全で安心な暮らし方、そしてご予算などの
様々な条件を考えながら着地点は
何処なのか・・・?ということを
考え続けます。
リフォームというのは、新築とは違い
既にそこに暮らしがあるという事が
なかなか難しい壁になります。
特に高齢者、高齢者予備軍は
これからのライフステージに向かって
変化を受け入れる必要があるし、
リフォームという機会に家をそのステージに
合わせて安全を確保することが大切です。
その時にきちんと判断出来るか?
ということなんです。
もちろん出来る人は沢山いるし、
きちんと情報を自分で集めて勉強し、
自分の暮らしに当てはめて考えてから
プロに相談するという方だっています。
でも、多くはいざ自分に当てはめてみたら
怖い、不安だ、お金もかかりそう・・・
などと言っていつまで足踏み状態になりがち
憧れの生活と実際に実現したい!出来る!
というのはまた別物なんですね。
悩んでいる時間は勿体ない、
日頃からの意識の仕方、訓練を心がけよう!
全てのことは変わって行くのだという事実。
そしてそのスピードは恐ろしいほどに早く
なって来ています。
スマホという小さなコンピューターは
既に拒否出来ないくらいに「当たり前」の昨今。
国民、市民としての権利を得る為だけでも
スマホの操作が要求されます。
わからない、出来ないは通用しなくなりました。
「俺はスマホは持たない!」といったところで
もう誰も相手にしてくれなくなりました。
考えてみると、戦後何もない日本であった時は
人は変化を喜んで受け入れ、もっと便利に
もっと世界と対等に戦える国になるべく
必死に学び、取組みその成果に一喜一憂していた。
でも、ジャパンアズナンバーワンの時代を経験し
もうこれでいいのだと胡坐をかいてしまったと
言えるのではないかと思います。
もっと興味を持って、もっと学びたい気持ちを
思い出し、どんどん変化することを楽しむ
そんな気持ちを持ち続けることが今私達には
大切なことなのかな?と感じるのです。
年をとってしまったということではなく
受け入れて、対応する姿勢であれば
これからの暮らしに対してどんな投資をするのか?
そんな風に選び、決めることが出来るのでは
ないかと思います。
手元の予算だけの問題ではないことは
住宅、暮らしというものの性質上
理解しておく必要があります。
これは未来への投資になるのです。
今日、買い物に行って買った卵の価格や
100円ショップで手に入れた便利グッズとは
基本的なカテゴリーが違うという事です。
分けて、整理して考えておく。
そして、その時が来たら投資する。
その投資はココから先の10年、20年の生活に
大きく関わってくるということを知っておいて欲しい!
と思うし、私自身そうやって未来を考えようと
思うのです。
変わる未来、その先には必ず死が待っている
ならば貴方はどうしたい?
人間は100年生きるかもしれません。
でも、100年元気いっぱいにしっかり
人生を謳歌出来るわけではありませんね
残念ですが・・・
今という時間の重みを感じるのは
セカンドライフ以降であるのが普通だとしたら
未来がいつまで続くのか?という不安は
とても身近なものであると思います。
今、幸せだから変わりたくないという
気持ちは理解出来ますが、それは続かないのでは
ないでしょうか?
幸せでいたいと思えば、年齢が高くなれば
なるほど努めて前を向き、世の中の変化を
楽しみ、自分の取るべき判断をいつも意識して
おかねばならないのではないか?
そうでなければ、きっと貴方の子供や若者から
「老害」という言葉をつぶやかれることに
なるかもしれません。
少なくとも若い世代の人の足を
引っ張りたくないとなれば
どんな視点や姿勢でセカンドライフ以降の
人生を歩むかがとても大切。
難しいことだと思いますけどね・・・
頑張りましょ!!
実は、ガスコンロをIHヒータに変えようか?
どうしようか?さんざん悩んでいる70代の
奥様とお話しながら頭の中で巡った思い
を書いているうちにこんな発信になりました。
巡る思考、恐るべし・・・(笑)