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一人で逞しく更に楽しみながら生きる為の住空間について考えています。

先日、単身キャリア女性のリノベーションについてさらっと
書いてみたのですが、もっと色々な視点で分析したら
面白い記事になると思い、続けてこのテーマを追い続けて
みようかと思います。


何故かというと私自身が住宅リフォームの仕事を長年しており、
まだこの先も続けていこうと思っていることや、自分自身が
単身キャリア女性であり、子育てを終えたシングルマザーとして
これからの人生を住まいとともにどう生きていくか暮らしていくか
とてもリアルに考えている最中だからです。

未婚であれ、離婚であれ単身で生きる可能性の高い社会だから考えておく必要と行動が必要

年を取ってからの一人暮らしの可能性

これだけ社会が高齢化し、しかも核家族化が進んでいれば
子育て、介護の問題もますます深刻化していくことは
明らかです。


子供の世話を頼む相手がいないことからワンオペ育児という
問題で時間のないお母さんたちが悲鳴を上げていますが
「ちょっとお願い」といえる家族がいれば解決することかも
しれませんよね。


介護だって誰かひとりに集中してしまうとか老々介護といった
問題が当たり前で苦しい思いをしている人がいます。


結婚したら家を出るのが当たり前であり、同居は少ない・・・
それは、やがて自分の子供もそれぞれに家を出るということを意味します。
家族制度に縛られず、自由に人生を選択できるのはとてもいいことだけど
社会の制度が追い付いていないのでたちまち家庭内人手不足が
起きてきます。最初に起きるのはもちろん子育て問題です。


ワンオペ育児で大変だったお母さんは、やがて介護、老々介護を経て
一人暮らしになっていく可能性がとても高いということになります。


結婚や出産の選択をしないでキャリアを積むことを優先したり、
離婚して子育てを終えれば自動的に一人暮らしになることを
予想して暮らしてきた単身者に比べると、急に一人になることの
不安感が強いかもしれません。或いは、この時を待ってました!
ということで自由を満喫できるタイプの方もいるかもしれません(笑)

人生の後半と住まいの関係性

子育て期間は、18年前後で大体終わりということに
なるけれど、そこから先の時間は果てしなく長い・・・
どんな時間にしていくのか?は自分次第だ。


或いは、単身キャリア女性として頑張ってきたとしても
人生には必ずピーク時がありやがて下り坂がやってくる。
若い人に少しずつ譲り、引き継ぎ、生活の中で仕事の割合を
小さくしていくことが必要になる。


若い人と比べられ、評価されることが辛く感じたり、
思うように身体がついていかない、仕事の効率が落ちていくことに
苛立つことだってある・・・、でもそこを超えるとセカンドライフのことが
気になってくる。その時に自分の城があるということはとても
大切な支えとなるのではないかと思うのです。


その城、貴方だけの住空間の大切さにどの時点で気づくか?
意識して準備を始めるか?
それは、かなり重要なことなのです。

こんなことに意識を向けて住まいのことを考えてみては?

未婚、または離婚
理由、事情は色々あれど、もはや問題はそんなことでは
ありません。


貴方の頑張りや積み重ねたキャリアがこれからの
暮らしを支え続けるのです。人一倍の努力があればこそ
自分の城をもつことが出来るわけですから、誇っていいことです。


もしも、購入を考えるとしたらロケーションはどこが良いのか?
資金はどうするのか?物件の価値はどう見極めるのか?などなど・・・


既に、住まいがありセカンドライフというライフステージを見据えての
リフォームやリノベを考えることも大切なことです。


どんな形で住まいを考えるにしろ、ここは押さえた方ががいいと思える
ポイントを今からいくつか挙げてみました。


①家事労働に無駄がない、散らからない家
動線に無駄がなく、モノの量と収納のバランスが良い

②家事労働を楽しめる家
以前よりも時間があるので家事も効率だけでなく楽しむことを考えたい

③仕事がはかどる家
家で仕事をするのも当たり前の今、ワークスペースは必須

④趣味が楽しめる家
昔やりかけて続けられなかったことや新しいチャレンジを
暮らしに取り入れる。

⑤人が呼びやすい家
これは重要度が高い項目!孤独にならない為には人を呼べる家にしたい。
敷居を低く、ちょっとくらいは乱れていても気にしないくらいで丁度いい!
完璧を目指さないことが大切

⑥外出、買い物の利便性とロケーションのバランスの良い家
自然に親しみたいといっても利便性は大切、かといって都会のマンション
暮らしでは・・・、といったことでバランスは大切
今日が一番若い日ということも忘れないで

⑦家族との交流に問題がないかどうか?
いざとなれば、家族に頼らなければならない場面は絶対にある。
家族や親戚との交流のことも考えておこう、行き来出来るか?
その必要はあるか?頼れる肉親や親戚がいないときはどうするか?

⑧一人時間に孤独を感じない工夫がある家
一人時間の過ごし方、これが大切になると思います。
どんなことがしたいのか?ちょっと休憩がすぐに出来るか?
無理なく、適度に楽しくが良いのかも

⑨病院が近くにあるか?
これも大切なポイント、病気しない人ってほとんどいないと思います。

⑩断捨離と生前整理
一人暮らしでモノが多すぎると結局負担になるので、適量に減らす努力は
必要です。体力と気力があるうちに進めておきたいことですね。

その他、ペットと暮らしたい人はどうするのか?など

一人になってからが真価を問われるのかも?

仕事に追われ、子育てに追われ、旦那の悪口を言ってる間は
わからないことが沢山あるのがセカンドライフ以降の人生


ここが痛い、あそこが痛い
目が見えにくくなった、物忘れがひどい・・・
加齢を感じて辛い


坂道はのぼる時より下る時が大変だったりする。
急に下りればこけたり、怪我したりするから
ちょっと力をいれて踏ん張る必要がある。


踏ん張れる筋力が必要だし、体力も必要だ。
ゆっくり楽しみながら下りればいい、なにも急ぐ必要はない


ここからが人としての真価が問われるように感じています。
涼しい顔して頑張りましょう!


 




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