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#107 男性は住まいを人生計画と絡め、女性は生活と絡めて考える傾向にあるのではないか?と感じた話
住まいを提供する業界の使命とは?
リフォーム業界もお客様にもっと学ぶ場を提供する方が良いのではないかと思っています
「プロにお任せ」の時代は終わり、プロ並みに情報を持ち、拘りを持ったお客様が溢れている昨今ではありますが、今だ持ってプロにお任せとか素人にはわからないからといった会話が飛び交っているのがこの住宅業界
住宅といっても新築と中古では考え方がかなり変わるはずですが、そこの線引きも理解をするのはなかなか
難しい点だと思います
もっと分かり易い言葉や事例で理解をしてもらうことを考えたり、それこそ体験を提供するのが今後必要だし、もっと求められるようになるのではないか?
そんな風に思います
「プレリノベーション体験」のWEB広告を通じて
知った一つの事実とは
昨年度、補助金申請をしてチャレンジした「プレリノベーション体験」という商品企画は期待をはるかに下回る結果となりました😿
簡単に言えば、売れなかったということです
千里の道も一歩からですね・・・
でも、反響はそれなりにありました
私は50代、60代の女性が反応をしてくれるのでは?と思っていたのですが、結果としては男性からの反応のほうが
多かったのです
50代、60代の男性諸君にとって、
定年を目前にして子供達の教育費も
目途が少し目途が立ってくるこの時期、次に気になるのは
マイホームのメンテナンス、リノベーションということではないかと気づかされました
男の責任ってやつですよね、(皆真面目・・・)
具体的な理想の暮らし云々もそうだけど、一体どんなことが、どのくらいの予算で出来るのか?
老後の暮らしも含めて考えた時にどのくらいの予算を組むのが正解なのか?と悩むのは実は男性の方が多いのかもしれません
この年代の女性の特徴としては、
今まで出来なかったことをやりたい!とか枠を取っ払ってチャレンジしたいという思いの先にこそ、
今までとは違う住空間を手に入れたいが続くように見えます
使い易くて好きなものに囲まれた暮らしがしたいと良く耳にしますが
その奥には自分の思いを分かって欲しいという感情が強くある様にに感じます
でも、私の考えた「プレリノベーション体験」は、プロの伴走で実際に体験する事によって、学ぶ、考える、情報を集めるなどなど本番に活かせるという形の商品だったので
実は男性向きだったのかも・・・?
これを知ることが出来たのは
大きな収穫でした、データーは正直ですね
何も準備しないで家作りやリノベーション計画に
突入するということは、練習しないで試合に出るようなもの
負けて当然、思うようになどなるはずが無い
このセリフは、大分のベツダイという会社のCEO林哲平氏が
ラジオで仰っていたセリフです
東京では、LIFELABELという住宅事業のプロデュースをされています
とても興味深く観察中です
私は、試合ではなく試験という言葉を使って説明していました(笑)
実に同じことを言っている!と思いました
他にも高知の住宅デザイナーの前田氏も同じよう事を言われていたな・・・
昔は「餅は餅屋」とか、「プロにお任せ」とぃう説得をしていたのがこの業界だったけど今は、お客様の要望を聞き取ってプロらしく修正したり、提案を付け加えたりが主流でそれが上手なのが良いアドバイザーだと変化したみたい、
主役は誰かを考えれば当然のことですね
お互いがお互いのいう事を鵜呑みにするのは、もはや時代遅れというか、
伝えたり、聞き取ったり、感じたり
ちょっとした駆け引きもそこにはある、これが情報の民主化結果?
理想の暮らしとは一体何なのか?
身の丈にあった暮らしとは?
自分らしい暮らし方とは?
などと、家をテーマにすると
自分と向き合う課題が山のように出てくる、そりゃそうだ、暮らすわけだからね(笑)
そこでの時間は人生に影響を及ぼすはずですからね
朝起きた瞬間から眠りにつくまでの間
どんな時間を送るのか?送りたいのか?
住まいを考える時には嫌でも考えてしまうはずで、ちょっと美味しいもの食べに行こうとか試しにこのコスメ買ってみようというのとは結構違うように思いますが、どうでしょうか?
しかも、決定打として自分だけでは完結出来ない!
これはなかなか大変なこと
本来、協力者であり、理解者であるべき業者のはずなのに利害関係が対立してしまうこともある
買う方とっては大きな買い物だが
売る方にとってはそこまで利益が残るものではなく、効率よく、手間をかけたくないは他の業界と同じ・・・
ビジネスである以上はボランティアはあり得ない
でも、幸せな住まいを提供したい!
というのは絶対に基本中基本としてある、だからしんどいのです
そんなビジネスを生きる糧にしている業者が何を考え、思い、悩んでいるのか?
相手のことも知るべきではないか?と思いませんか?
リフォーム、リノベーション計画での
業者選びの基準は、
結婚相手を選ぶ基準と同じとは
よく言ったものですね、これはかなり深い意味をもつのです
結局、準備というのは最終的に自分の為だと理解してかかること
家つくりは長い目で見る事も大事だけど、目の前の問題を解決して行くことだって大切で、
どちらも欠かすことは出来ないと思う
今日のご飯が美味しいことと
10年先のご飯が美味しいことはどっちも大事だと思いませんか?(ちょっと突然何を言うのか?)
今日のご飯が美味しければ先のことは心配しないでよーし!
とは行かないし、10年先の為に質素に我慢するのも意味なーい!
ということはない
夫婦で得意な方が得意な分野を担当すればいい
「プレリノベーション体験」というのは女性目線よりも
男性目線に当てはまる商品だったのかな?なんて思うけど
男性とか女性とか後悔の内容が何か?というのは
結局のところ、個別に全部違うし、正解もない
結局、全ては自分の為に事前に準備をするのだ
究極のところ、貴方の後悔に寄り添ってくれる人は居ない
責任は自分自身で取るしかない
完璧なリノベーションなんてない、
後悔は絶対にあると思う
でも、どれだけ自分事として取り組めたのか?
ということが爽やかな後悔になるのか?
悔いばかりが残る思い出になってしまうのかの分かれ道になるように思う
頑張ったけどなかなか大変な経験だったなぁと
笑顔で思えること、一緒に頑張った業者とその後もいい関係が続くこと、この2点がやっぱり絶対に大事だと私は思います
業者側の準備はもちろん大切!
ちゃんと語れ、説明しろ、嘘はいうな!
家売る人のドラマって結構あったなと思いませんか?
「正直不動産」の山下君、「家売るオンナ」の北川恵子さん
両者に共通しているのは馬鹿正直で嘘が言えないという事
そして、知識が豊富でお客様に寄り添う姿勢
あまりにも正直だからこそ、最終的にはお客様に愛されてしまう・・・、素敵ですよね
背景には嘘が多い住宅販売の業界を揶揄する側面があるんでしょうね
リフォーム、リノベーションについても
before&afterから始まって、最近では「魔法のリノベ」とかありましたよね
主に共通するのは、
あっと言わせるようなアイデアではないかと思います
リフォームやリノベーションだからこそ
アイデアが活きるという面は確かにあります
出来ないと思っていたことをアイデアで叶えたりプロらしい色やデザインで目を引いたりして見せ場をつくるのはメディアとしては大切
普通に暮らす一般的な庶民の場合、(表現が難しい・・・)
住まいはシンプル、暮らしには工夫がいっぱいというのが良いのですね
デザインは、その時の流行りがありますから動かせる家具とかファブリック、雑貨などでセンス良く
個性を出すほうが長く楽しめるのではないかと思います
性能は、安全、安心、健康を守るものに関しては
適度に必要な分を取り入れる事は大切だと思っています
快適、便利については、過剰になりすぎず、シンプルであることがやっぱり
使いやすいということになるのかな?と感じます
リフォームもリノベーションも基本的に住まい自体が年をとっている限りは、新品と同じ様にはならないということをしっかり理解しておくことは重要
業者側がしっかり学び、強い思いを持つことは理想のお客様と出会う為に何より大切
長くなりましたが、今日はこの辺で
お付き合いありがとうございました!